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2009年12月15日

RC笠木

現在塗り替え工事中の賃貸マンションでは、外壁とともに笠木部分も塗装を行っている。




RC造(鉄筋コンクリート造)の建物では、外壁は塗装されているのだが、笠木部分が未塗装の状態になっている場合が多い。

なぜ笠木部分を残すのか?私にその理由は判らないのだが、基本的な考え方で言うと、RCの防水性能はコンクリートの密度によって保たれているのです。

そのコンクリートにも、クラック(ひび割れ)が発生することで、防水性能を阻害し、RC躯体の中をクラックによって侵入した雨水が伝って、雨漏りへと繋がることも多いというわけ。





現在施工中の現場では、雨漏りこそ起きていないものの、笠木部分に走ったクラックは、見た目に非常に危険を感じさせるものなので、なんとかしなければならない。

そこで、笠木部分には弾性塗膜を選択しているのです。




まず洗浄を終え、十分乾燥させた笠木は、コンクリート打ち放しの状態。

そこへ、クラック部分を覆うようにシーリング(コーキング)を打ち、強溶剤の浸透するシーラーという下塗りを全体に塗装。

笠木のコンクリート表層を固め、その上に弾性塗膜を砂骨ローラーで2回塗り。

そして仕上げの上塗りを2回塗りという仕様。





今回の塗装工事においては、外壁面の塗装は吹付け職人に任せているのですが、このような何工程もの処理が必要な部分や下処理などは、私の仕事としている。

なので笠木に関しては、ここまで実に6工程。

オーバースペックであるとは思いつつも、後々の安心を考えるとついつい・・・・・・(苦笑)

と、このようにRC笠木を仕上げていくのです。

     RC笠木



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