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2009年12月14日

雨仕舞を考えて

本日は朝から板金の補修工事。

こちらは2か月ほど前、親しい建築屋さんからご相談いただいた現場なのだが、建てた会社はすでに無くなっているという状況・・・・・。





そもそものご相談は、鼻隠しの塗装についてだったのだが、なんとも不思議な現場で、段違いとなっている屋根で、南向きの鼻隠しのみ板金を巻いていないのです。

普通・・・・・・というか、破風も含めて大屋根の南側以外、出来の良い悪いは別として、板金を巻いているにも関わらず、そこだけ巻かないという事自体が信じられないし、たとえ予算云々の問題があったなんて仮定をしたとしても、そこだけ巻かないことで減額できるのは、ごくごく僅かだし・・・・・・・・・・・。

という事で、意味がわからん!!

     雨仕舞を考えて





ご相談いただき、一緒に見に伺ったのだが、あまりの板金納まりの悪さに唖然とし、雨仕舞を心配しての提案から工事に至ったというわけなのです。

ただし、あまりに時間がなく、建築屋さんにも、もちろんお客様にも、大変お待たせしてしまうというご迷惑を掛けてしまったのだが・・・・・。




とりあえず、鼻隠しは板金巻き。

一部羽目は、ガルバ鋼角スパンを張り替え、水切りなどを新設・交換などなど、板金で雨仕舞を考えた納まりへと工事を進めたのです。

     雨仕舞を考えて




それにしても、本来であれば釘が隠れる角スパンなのに、釘は露出でいっぱい打ってあるし、水切りの順番は逆になっているし、下地の合板は隙間だらけであり、そのうえ通気シートの納めも中途半端。

そりゃあ、会社が無くなってしまうのも、判らないではない。

ほんとに困ったものである・・・・・。



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