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2015年02月10日

見積の現場にて

先日、お客様から見積りのご依頼があり、市内のお宅へお邪魔した。

こちらのお宅での見積依頼の内容は、外壁の塗り替え。

そして、その他部位の痛みについてのご相談とともに雨漏りについてのご相談もあったのです。






30年以上は十分に経過しているであろうこちらのお宅、今まで何回もの工事をしてきた経緯があるのだろうが、残念ながら、あまり良い工事の跡が見られない・・・・・。

もちろん、建物の経年劣化は否めないのだが、それとは別の問題もあちらこちらにあったのです。






そのひとつ、塗り替えの時の問題が、あきらかな清掃不足と塗回数の不足。

     見積の現場にて







清掃不足とまでもいかず、おそらく清掃をしていないのだろうと言うように、入隅部分などは、見るも無残に塗膜が剥がれているのです。

また唐草部分などは、錆止めも入っていないのがよくわかる。

そして錆止めの赤い色がスケスケになっている様子も含め、上塗りの塗回数が不足していることがあきらかなのです。

こんな状態で塗り替えと言っていた業者が居たことが、とても悲しいこと・・・・・。






そして瓦屋根に目を向けると、今度は詐欺のような工事にあっている典型例が。

     見積の現場にて

     見積の現場にて






この写真を見た多くの人が「あ~」と言うであろう、漆喰を山盛りにしている最悪の例であり、雨漏りを誘発してしまうことも多々有り、今回の雨漏りの原因でもあるのです。

また、瓦にシリコンを塗りたくっているのに、瓦の並びがまったく揃っていないのも、完全にNG。

そもそも瓦屋根の漆喰とは、このように山盛りにすることがNGなのは当たり前の事なのだが、それをやっていると言う事自体、これはもうサギに掛かってしまったと断言しても良いでしょう。

これに関してお客様は、正確な工事については判らなかったものの、「もしかして、サギにあっていたのでは・・・」と、うっすら思っていたらしい・・・・・。






それにしても見積にお邪魔して、ここまで今までの経過が悪いのはめったにない・・・・・、とまでは言えないのですが、今回のケースも、とても専門職が仕事をしたとは思えない。

まあ、雨漏りを誘発させてしまう時点で、まったくもって有り得ない話なのですが、それにしても本当に困ったものであり、お客様に真実、事実を伝えるこちらの気持ちにもなってくれよ!!と腹が立つ。

見積の現場にて、いろいろなものを目にする機会があるのですが、現場に入る人が職人を名乗るならならば、職人=プロとしての自覚を持って仕事をして欲しいと思うし、せめてやって良いこと悪いことの最低限の知識ぐらいは身につけてほしいものである!!



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