■ 記事掲載のお知らせ ■

 『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです

日経ホームビルダー2011.1号より連載開始
写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』
玉水先生とともに監修を行いました


2011.6号 記事紹介はこちらへ
2011.4号 記事紹介はこちらへ
2011.3号 記事紹介はこちらへ
2011.2号 記事紹介はこちらへ
2011.1号 記事紹介はこちらへ

塗装・防水・雨漏り修理/当社HPメニューはこちらから

はじめてご覧頂く方へ塗装について雨漏りについてシーリング(コーキング)について

実録!! 信頼とは何か?雨漏り調査・診断についてごあいさつお問い合わせ

  

2007年10月31日

偽装が続く・・・

このところ、食品の賞味期限・消費期限についての偽装が相次いでいたと思いきや、今度は住宅建材の性能を偽造していた事が発覚。
一体この日本という国は、どうなっているのだろうか?と疑いたくなってしまうようなニュースが続いています。




そもそも、偽装をしたから何が変るのかと言えば、単純に利益の確保につながると言うことしかないのだろうが、そういう意味では、真面目にやればやる程、利益は遠くなってしまうし、何らかの偽装(手抜きなども含め)を繰り替えし、消費者を騙し続けられれば、その分大きな利益となって残るという仕組みなのだろう・・・。

食品に関して言えば、それだけ食中毒などのリスクを高くしているという自覚が無いのだろう。

そして、建材や住まいに関してのことであれば、もし自分の家に欠陥建材が使われたことによって、簡単に延焼したら・・・、耐震強度の偽装により、小さな自分で倒壊してしまったら・・・、それが自分の住まいだったらということを、そんな簡単な事すら考えられないのでしょうね。





こう言うような事件が発覚しても、期間的(納期)な要望が大きかったとか、従業員のためとか、会社の存続のためとか、色んな言い訳もどんどん出てくるのでしょうが、最終的には経営側の責任という事は間違いないこと!

人のせいにして、結局は一部の人間だけが、自分の生活だけを守ろうとしているとしか思えないのです・・・。





そうして考えてみると、自らの手で・・・なんて仕事をしている私の会社のような規模ですと、偽装(手抜き)なんかしていたら、隠すような手段も無いし・・・第一に、そんなことをしたら、自分で自分が許せなくなってしまいますからね・・・。


とまあ、理屈こねるよりも、やるべきことを当たり前にやるだけということが、利益とは相反し易い事、案外大変であることは、自分が一番判っていることなんですが・・・・・・・・・・・。
  
タグ :住まい想う


Posted by くぼた at 23:40出来事

2007年10月30日

歩けない程の

今回の鉄骨塗り替え工事で、最も厄介な箇所がコレ

          




給水タンクの点検のためにつくられた筈のステージながら、錆の進行が酷く、本来ならば、そう簡単に穴が開くような代物ではない縞鋼鈑が、見るも無残な状態になっているのです。

たしかに築20年ほどであるし、周りに風雨を遮るものも無いのですが、鉄骨の骨組みとなる部分は案外しっかりしているし、塗り替えは今までに一度ぐらいは行っているみたいだし、海からは随分離れていて、塩害という事も無いだろうと思うのですが、その錆の真相は定かでは無い・・・・・。




この錆の状態と、その影響で凹凸が出来てしまったステージのお陰で、タンクの点検に訪れた業者が、怖くて仕方が無かったらしいのですが、たしかに私も足場があるから平気で点検をしていられますが、これが無かったら少し遠慮したい気も・・・(笑)

しかし、ここからが腕の見せ所。




どういうわけか昔から痛みがひどい現場との縁が多いことから、この手の改修工事は、まさに私のところの得意分野なのです。

そう言ってみれば、雨漏り修理に関しても、多くの業者が嫌がるような難しいものや、根本的な解決のために行う徹底的な改修工事など、現状を壊し、下地から造り直すと言う事なども、自分の中では当たり前に行ってきた事。

そういう現場の資料を見た人たちは、口を揃えて、「ここまでやるの??」と・・・、本当にみんな同じ事言うんですよね(笑)



さてこの後、どのように改修を進めるのか、お楽しみに(笑)
  


Posted by くぼた at 23:19塗り替え

2007年10月29日

二期工事

現在工事をしている現場は、実は昨年のお正月明けにお見積りをさせていただいたところ。

その時には、屋上防水が悪く雨漏りを起こしていたり、オーナーさんが中古として購入したばかりという事もあり、やらなければならない箇所は何箇所かあるものの、とりあえず出来る範囲ということから、まずは雨漏りを完全に無くすため、防水工事からスタートしたのです。




それから1年半位過ぎた頃、気になっていた屋上給水塔の鉄骨を塗り替えのご依頼。
オーナー様自身も、錆付いた鉄骨が随分気になっていたとのことでした。

まあ言うなれば二期工事というところでしょうか・・・・・。




今回の仕様は、鉄骨の塗り替えがメインなのですが、給水タンクの周りに位置するステージ部分の縞鋼鈑が、錆を通り越し、腐っているような状態なので、その鋼鈑を撤去し、エキスパンドメタルというメッシュのものに交換する、鉄骨補修・溶接工事も行うのです。


こうしてまた「いったい何屋さん?」と聞かれるような、根本的な補修工事が始まったのです。


        昨年1月に撮影

     

  


Posted by くぼた at 22:15塗り替え

2007年10月28日

出会いから想う

午後から時間が出来たので、妻と子供たちの希望で、アクト通りへ。
どちらかと言えば、人ごみは苦手であるし、何より足場の昇り降りよりも苦手なのが舗装路を歩くこと・・・、なのでなかなかね・・・。



イベントごとの多い通りであるアクト通り、本日は某会社のイベントと、まちはびっくり箱のイベントが同時に行われていたのです。

会場では、某会社のステージでひたすら大音響!よく考えれば、再開発地区とは言え、現在では近隣にはマンションを含め、住宅もそこそこあるのにも関わらず・・・。

だから苦手・・・と思っていたが、まちはびっくり箱のテントが集まる部分では、談笑という光景。
やはり企業の宣伝とは、趣旨が違う分、集まる人も違ってくるのであろう。





その中で、多くのブログ書きの方々とお会いし、また知り合う事が出来たのです。
また、多くの方をご紹介してくださる「なかのさん」にも感謝です。

そういう意味では、運が良いとしか言いようが無いのであろうが、ここ数年ネットを通じて、人との繋がりが急速な勢いで広がっていることを改めて実感。




全てにおいて良い意味でも悪い意味でも、今まで知らなかった事を知る機会にもなっているし、様々な経験をさせてもらうきっかけにもなっているのですが、近年は特に素晴らしい方々と出会うことが多くなり、まさにネットという世界での大きな収穫なのだろうと思うのです。

言ってみれば、NPO立ち上げのきっかけも
ネットが無ければあり得ないことだっただろうし、本当にネットの感謝感謝なのです。



しかし、その分私自身のレベルが試されるというか、このブログに書き続けていることや、HPに書き記している事に嘘があれば、いとも簡単に相手にはされなくなるであろうとも。
それだけに、メッキを施すのも非常に簡単な世界ですが、メッキはいとも簡単に剥れてしまうというのも、ネットの正直な部分なのだろうと思っています。



昔、「嘘・大袈裟・紛らわしい」なんて言葉のCMがありましたが、なにより自らの信念を持って、正直に続けていくだけしかないのだろうと・・・・・。  
タグ :想う


Posted by くぼた at 23:16想う

2007年10月27日

季節はずれの・・・

突然の台風発生は、季節はずれで予想外。

このところ、安心しきって翌日の天気予報や、週刊天気予報程度しか見ておらず、天気図などは完全にノーチェック・・・。



先日着工した現場が、4階建てマンションの屋上給水塔の塗り替え工事のため、地上高はおよそ最上部で20m。
雨上がりの強い風を警戒し、足場の飛散防止シートを柱にまとめておいたのが功を奏し、本日あわてることは無く、助かったのです。

ただし、季節はずれの台風は、安心しきっていた雨漏り現場に影響を及ぼすことから、こちらが困ったものなのです。

     







しかし、台風の速度が非常に速かったこと、勢力はあまり強くなかったこと、沿岸部から比較的離れていたことから、それだけは不幸中の幸いと言うことなのだろう。

おかげで(?)、思った程の豪雨や強風にはならず、今のところ緊急連絡はないのですが、明日からはご相談いただいている方々に、様子の確認をしなければいけないと思っているところ。

     



何といっても雨漏りをしている建物に住んでいる方にとってみれば、これほどのストレス、苦痛は無いのですから・・・・・。


※画像は気象庁HPからお借りしました  


Posted by くぼた at 21:33雨漏り

2007年10月26日

現場用

今月のはじめ、数年間活躍してくれていたデジカメが突然壊れ、電源が入らなくなってしまった・・・・・。

現場での記録にも、それなりの写りを求めると同時に、広角レンズ搭載というところに重点を置いているのも、建築現場ならでわの特徴。





最初は修理も考えたものの、もう数年間使い込み、ネットで修理の概算見積りを検索したところ、なんと2万円を軽くオーバー・・・、そこで最近のデジカメが随分安価になったこともあり、買い替えを選択したのです。

早速ネットで各メーカーを検索し、機種選考をしたものの、コレといったカメラが見つからない。

私が求めた性能は、

①広角レンズ搭載であり光学3倍ズームぐらいのレンズを搭載していること。
②色合いが自然なこと。
③メーカーの修理サポートが早いこと。
④マクロ機能を搭載し、かつ5センチ程度までは最低でも近づけること。


まさに無いものねだりであり、これに出来れば生活防水があると言う事無いのですが、さすがにそこまで言うと、カメラが無いので、販売されているカメラの中から、機能を見比べることに。






で、結局選考したのは、またもやニコン・・・、しかし、発売日が10月26日。
これも悩んだあげく、手元に届くまではデジタル一眼を使うことにし、とりあえず注文をしたのです。


しかし、実際現場写真を一眼で撮影すると、たしかにレンズ交換のことを考えても、とても自由がきくので良いのですが、首からぶら下げて足場の上をウロウロしていると、いつか足場にぶつけそうで危ないこと・・・・・・。

     



気をつけながら、待つこと3週間、ようやく手元に新しい現場のパートナーが届きました。
以前よりもコンパクトになり、今度はポケットにも入る大きさ。

     



これが本当のコンパクトデジカメなんだな~と言う実感が沸いたのですが、注文してから量販店で色々なコンパクトデジカメを触っていた際には、店員はのっぺりとした凹凸の無いデジカメばかりを薦めてきました。

某量販店の店員いわく「広角レンズも良いが普段はそんなに気にならない筈」、「凹凸が無い方がコンパクトで便利」、「流行だから」、という薦め方をしていたので「凹凸があるほうが持ち易い」と言うと、「まあそうなんですが・・・」と。

どのデジカメ選んだって、買うほうの勝手だよ(笑)と思った事も。





すっかり待ちくたびれた感はありますが、これでようやく機動性が増したので、これからはどんどん撮影しなくては・・・。
何といっても、デジカメだって大事な現場での道具なのですから。  
タグ :道具


Posted by くぼた at 23:41出来事

2007年10月25日

ありがとうの意味

本日夕方から、静岡大学大学院工学研究科事業開発マネジメント専攻主催のオープン講座を受講。

今回はじめての参加となったのですが、「感性を活かす」と言うテーマのもと、4回に分けて講演を行うとの事。
実は昨日まで知らなかったのですが、たまたま「なかの」さんのブログで見かけて、急きょ申し込みをしたのです。




本日の講師の方は、感性リサーチ代表 黒川伊保子氏だったのですが、何より言葉の感性を研究している方だけに、その言葉の使い方、話の進め方まで、引き込まれるものがありました。

前半では、ことばの意味や重さというような流れから、「ありがとう」の意味、奥深さをお話されたり、後半では感性に語りかける言葉の使い方など、およそ2時間近く、怒涛のごとくお話をされ、お聞きしたわけですが、本当にすっかり引き込まれてしまいました。




あらためて、自らに問いかける言葉、お客様との会話、そしてこの毎日書き綴るブログに書いている言葉、すべての言葉に、強さ、柔らかさなどが存在するという事に気がついたということだけでも、大変大きな収穫となったのです。



まずは「ありがとう」と言う言葉から、始めて見るのも良いかも知れない・・・。
黒川さん、ありがとうございました。  

Posted by くぼた at 22:07出来事

2007年10月24日

続く時は・・・

昨日の午後から、建物の屋上へ足場材料を荷揚げ。
今回の現場は、マンション屋上の給水塔の補修と塗り替え工事。



思えば、5・6月に施工した大型の建物でも、塔屋部分を建物屋上から足場を掛けて、塗り替えをしたし、8・9月の屋上看板塔の塗り替え工事の際も同様。

今年は屋上での作業に縁があるようで、同じような現場が続きます。




ただし、今回の現場は、西風どころか全方位からの風の影響を受け易い、三方原台地の真ん中に位置する4階建ての建物。
さらには、その上に建っている給水鉄塔なので、風が吹けば、影響は大。

それにしても、本当に同じような現場が続くものだと、妙に感心してしまうのでありました・・・。


            


Posted by くぼた at 23:16出来事

2007年10月23日

施工事例

私の会社の場合、宣伝媒体はHPのみ。
基本的には、インターネットを通じて検索していただき、そこからお見積り、発注とつづく訳ですが、このスタイル自体はもう何年間かは同じ。

事実、直接ご依頼を頂くお客様の、およそ8割が新規でのご依頼の方であり、のこり2割がリピーターの方や、ご紹介の方。
直接のものではない下請け工事も、インターネットを通じて知り合った会社が殆どなので、そういう意味でも、殆どがインターネットでのご縁と言う事になるのです。




そんな私の仕事というものは、このブログでいくら書き記しても理解を得られるのは現場での作業があってこそ。
そこへ持ってきて、HPの方は更新が滞り気味なんですが・・・・・・・・。




ただし、いくらブログに奇麗事を並べても、いくら素晴らしいキャッチコピーを考えたHPでも、仕事をするのは人間であり、その仕事の仕上がりや品質の良し悪しは、作業者の技術レベルの問題と、モラルの問題。

こういう意味でも、私の最大限の宣伝媒体は、施工をさせてもらった家と言うことになるのです。

         

            施工前                     施工後



また、施工直後は綺麗なのが当たり前、それが3年、5年と経過した際に、どれだけ品質を維持しているのか?というものも、重要なポイントとなるのです。

また新たな、この先数年間の楽しみが出来ました!(笑)  


Posted by くぼた at 22:27塗り替え

2007年10月22日

忍耐力

忍耐力、といっても私の話ではなく(笑)、塗料の話。

塗料には、仕上がり感や下地との相性以外に、塗装する部位によって、選択するものが変わるという特徴があります。
要するに、塗料の向き不向き。


ホームセンターの棚には、万能と表記されたものもあるようですが、そもそも万能というものは存在せず、本当に用途も多種多様なのが塗料の特徴でもあるので、その中から、向き不向きを調べ、塗料を選考するということは、簡単なようでいて、案外難しいものなのです。





本日は、選び方によって最も大きな耐久性の差を生じる部位、屋根について説明を・・・。

     




屋根というものはと、さんざんこのブログにも記し続けていますので、条件が過酷だということは、多くの皆さんの知るところ。
再度書き記すならば、壁の痛みを1とするならば、屋根面んも痛みは2.5となるという、実験結果もあるほどに、屋根の痛みは大きなもの。

そこで塗料の選択をするならば、単純に壁面よりも2.5倍の耐久性を持つものでないと、塗り替え時期が同じにならないという答えになるはず。

しかし、どうもおかしいのは、屋根という過酷な部位に対して、大手メーカーなどは、カタログ上は良い事を書き綴っているのだが、耐久性についてはあまり表記をされていないのです。
と言う事は、持たないことは認識済み??という事と疑いたくなるほど、あまりに退色が早すぎた塗料も、過去にありました・・・。





そう考えると、屋根用塗料の場合、最も似合う言葉は「耐久性」というよりも、「忍耐力」と言う方が良いのかも知れないということ。

下地調整(ケレン)に始まり、下塗(錆止め)、2回の上塗りと、それぞれに手抜きをする部分などありえない仕事なのです。

     
         ケレン直後の様子
             

     
         錆止めの塗装後
             

     
        上塗り完了後(2回塗装)



風化した状態から、錆止めを塗った状態になると、まず靴底が滑らなくなるという変化が訪れます。
その後上塗りを塗装し始めると、その艶にうっとり(笑)、さらに回を重ねることにより、その深みが増す事がよく判るのです。


回を重ねるといっても、上塗りを2回だけなんですが、それでもその肉のついたような感覚は、塗っている本人ならば、よ~く判るものなのです。
あとは、選考したこの塗料が、どれだけの忍耐力を持って、いつまで綺麗な艶を維持できるのか?またどれだけ色持ち(退色のしにくさ)をしてくれるか? が、非常に気になるところなのです・・・。  


Posted by くぼた at 22:52塗料

2007年10月21日

日曜日

世間一般に、日曜日と言えば休日。
しかし、建設業界にあって、天候による影響を最も受けやすい業種なのが、私が施工する塗装工事と防水工事。


まあ、雨漏りならば、雨上がりの濡れている時のほうが(雨漏りの様子が分かるような濡れ方ならば・・・)、かえって都合が良いので、それはそれでいいのですが・・・。





塗装工事と防水工事では、下地に含んでしまう水分、空気中の高い湿度にも左右されてしまう事があるため、良くて艶の斑、悪ければ早期退色から、剝離の可能性まで、おそろしい結果が待ち受けているのです。

私の場合、お客さまから直接ご依頼いただく工事が中心のため、後々の経過観察が容易にできるので、工事の際の下地の状態から、気象状況まですべて把握できるということになるのです。

と言う事は、万一工事の不具合が発生すれば、それがどのような原因なのかなど、推測がすやすくなるのです。

違う見方をすれば、自分の責任において工事をしているものが不具合を起こせば、保証するのは当たり前のことですが、何よりお客様にご迷惑をお掛けしてしまうので、その責任こそ重大なのです。





そんなこともあり、天候の様子によっては、お客様の都合をお聞きし、日曜日に工事に入ることも。

工事の進捗状況にもよるのですが、やはり空気の乾燥状態の良い時、下地の乾燥状態の良い時に、施工をしたいと言う気持ちもあり、そういう意味では、職人としての、仕上がりへのわがままなのかもしれません。





今回施工中のお宅では、すでに足場は解体済みなのですが、いよいよ月曜日に完全に工事完了予定となり、本日もわがままを言わせてもらい、最後の仕上げに向けて作業をさせてもらうことに。

良いお客様にも恵まれ、私自身が自信を持って 「しっかり長持ちしてくれる」 と言える施工ができたと思うのです。

それこそ、一職人としてのわがままなのかもしれませんが、日曜日という世間一般的な休日、なかなか完全に休みというようにはできませんね・・・。
  

Posted by くぼた at 23:59出来事

2007年10月20日

展示会へ

本日は、塗装用刷毛・ローラー・資材を一手に扱う最大手メーカーである大塚刷毛の営業所単位の展示会があり、訪問することに。

このようなメーカー系展示会というものは、そうそう浜松あたりでは開催しないのだが、新しい営業所の所長が頑張っているらしく、電動工具メーカーとのタイアップという方式で、開催していたのです。




実は今年春、このメーカーの一大イベントである「マルテー祭」という催しが、幕張メッセで行われていました。
その会場で多くの製品を見ていたので、地方都市の営業所単位では、展示するものも数は少ないし、内容も本当に小規模。

したがって、買うものが無ければ、あまり大きな意味は無いのだろうが、このような展示会は、大小に関わらず、出来る限り顔を出すようにしているのです。

私のような小さな会社は、情報が命であり、また現場の声を製品に反映してもらうため、新たな道具をを探すには、このような機会に、メーカーの人間、商社の人間と、多くの意見交換をすることが、最も収穫になるのです。

もちろん、空振りに終る事もありますが、それも良い収穫(笑)




今回も、まずは紙テープメーカーの顔なじみになってしまった営業マンと談笑(爆・・・)しながら、情報交換。

現場の声を反映してもらうため、製品についての要望などを伝え、笑いながら「何とかしないと、他のメーカーに移っちゃうよ~」などと冗談とも本気とも取れる話を・・・。

製品の性能については、特にテープ類などは、こんなもんだろうと考えて使う職人さんも多いようだが、もう一息こうなれば!なんて事があれば、さらに仕上がり品質を向上させるためにも、とりあえずは言ってみるものである。

そんなやり取りを繰り返していると、いつの間にか私のように、どこかで顔をあわせると「あっ!」とその場で言われるぐらい、覚えられてしまうのです(笑)


まあ、それだけメーカーにとってみれば、口うるさいお客と思われているのかも知れないのだが・・・・・・・。




その後営業所長と、しばし工具の質問などで、色々と話しをし、道具選択についてのアドバイスを貰う。

実はこのメーカー、総合商社としても機能しているため、扱いの製品類は、一昔の電話帳並みに分厚いカタログになるほど、数が多いのです。

その中から、自分の行うとする作業に関し、どの道具が最も適しているのか? 私の考える成果が現れるのか? などの質問をしたいという事もあるので、色々質問する事も多いのです。


それだけ、私の行う作業が、特殊な事も多いという事なのですが、やはり絶えず進化し続けたいですからね。




およそ1時間、しっかり油を売って、しっかり情報を仕入れ、頭の中には新たな現場でのシミュレーションが浮かんでいます。

何と言っても、情報はメシの種、あとはその情報を、どのように工夫して、技術、仕上がりに変えていくか?という事なのです。

それが塗装・防水・雨漏り修理の本当の意味である、「住宅を長持ちさせるための施工」なんだと思うから・・・。  
タグ :道具住まい


Posted by くぼた at 23:53塗装

2007年10月19日

雨漏りの難しさ

ここ数年、雨漏りのお問い合わせに、減少という言葉は無い・・・。



雨漏りに取組始めた頃には、情報と言うものが少なく、言葉は悪いが「泣き寝入り」をしていた多くの方々が、近年、「何とかしたい!」「何とかならないものか?」と調べる手段が普及したことが大きな原因ではないかと思う。

だが、そのこととは別に、バブル期の後遺症というようなずさんな工事が、顔を出し始めたという事も一つの要因だろうと思うし、さらのその後の不況なども、大いに影響をしているような気がするのである・・・。




今から10年ほど前、浜松市内で小さなビルの雨漏り修理したときのこと。

何の事はない、ハッキリ言って難しいことなのない雨漏り原因だったのですが、無関係の屋上防水が、それまでに5つの業者によって修理されていたのです。
この建物の場合、この防水は完全に無駄な工事だった訳ですが、それが理解できなかった業者なのか?それとも悪意があったのか?真偽の程は定かではありませんが、無駄なうえに、驚くほど見苦しい仕上がりの工事がなされていたのです。

お客様に聞くと、数社の建築関係者、知り合いなどにより、「これで雨漏りが治る」という言葉を聞かされて、これで治るという希望を託したとの事・・・・・・・。





また、数年前には、新築直後から雨漏りが起きたにも関わらず、「修理をする」ということを、いや、住まいを創るという責任を果たさなかったようなところもあったのです・・・・・・・・・・・・・・・・・・。





そんなさまざまな事例を目にしつづけ、多くの雨漏りにかかわり続けていますが、雨漏りに取り組み続ければ続けているほど、多くのご相談から多くの事例を、そして修理の現場から、さまざまな現場を見続けていると、その奥深さ、難しさを考えるようになるのです。

もちろん、雨漏りがわからないということでは無いのですが、自分で言うのもなんですが、その道、雨漏りを追及し続けているほど、極めるという事は、それだけ新たな奥深さを感じることになるのです。



過去、なかには「雨漏りなんて、そんなもの簡単」と、私の前で言い切った方もいました。

こういう方の、底の浅い考え方で、どれだけのお客様にご迷惑をかけるのか・・・。
もちろん、その後はその方に、雨漏りの現状、悲惨な事例、奥の深さをお話すると、それだけでもずいぶんと自分の言葉に後悔をされていましたが・・・。


雨漏りがより理解できて、より慎重に、浅はかな自己満足の世界では無く、本当に困っているお客様を助けられるという気持ちを、すべての雨漏り修理に携わる業者が持って取り組んだなら、新たな問題はなくなっていくはずだし、もっと言えば、新築からの雨漏りについても少なくなる筈だと思うのです。




そんな本当の難しさ、奥深さを、多くの人が理解してくれたならと、いつも想ってしまうのです・・・。

しまった、雨漏りについて語り始めると止まらない・・・・・・。
  


Posted by くぼた at 23:53想う

2007年10月18日

錆止めは?

錆止めというと、世間の大多数の方がイメージするのは「赤錆色」。
これは以前にもこのブログで書いたことがあるのですが、そもそも錆止めの役割とは、一体なんなのだろうかと考えると、その役割はいくつもあるのです。






私のところでは、赤錆色は指定が無い限りは使うことがありません。
理由に特別なことは無く、ただ単純に「いかにも」という色が嫌いなのですが、この嫌いな理由はいくつかあるのです。

まず一つに、あまりに「いかにも」と言う色だから(笑)
次にあげられるのが、錆止めのランクによると言うこと。

ランクとは、単純に言えば性能だったり、その性能に比例する価格と言う事になるのですが、安い錆止めには赤錆色しか無いのですが、中間から上の錆止めには、赤以外に、白やクリーム、グレーなどがあるのです。
もちろん、それ以外のものでは、鉛丹というオレンジ色の錆止めもあるのですが、現在は鉛が入る錆止めが敬遠されてきているので、ここ数年はまず目にする事が無くなってきました。






さてさて、まず錆止めの役割は錆を発生させにくくする下塗の役割を果します。
このために、上記のように錆止めを吟味し、どの錆止めがより高性能なのだろうか?と悩みながらチョイスしていく訳ですが、単純に高いから良いということにはならず、下地の種類によっても、使用する錆止めは変ってくるのです。

これは下地との相性ということになるのですが、下地以外にも、上塗り塗料との相性も重要。



さらに役割を示すと、ここからは付加価値ということになるのですが、最近何かと話題の、遮熱顔料が入る錆止めなどがあります。




遮熱機顔料を含む錆止めはとは、遮熱塗料の下塗に採用される錆止めであり、鋼鈑屋根などの日差しと外気温の影響を受け易い素材には、採用される事が多くなってきた錆止めです。

この錆止めは、材料に含まれる遮熱機能を持った白系の顔料が含まれることにより、紫外線を反射させやすくし、熱吸収、熱伝達を妨げる狙いがあるのですが、ただし、この白い色の錆止めは非常に透け易く、はっきり言って薄める割合が増えると、本当に見苦しくなるので、十分な注意が必要。
私は、タップリ、コッテリとした感じで錆止めを塗装することがスキなので、希釈は最低限しかしませんが、この面倒な作業を省こうと考えれば、遮熱の採用をしない現場には、あまり使いたがらない色なのでしょうね・・・。



このように付加価値も併せ持った錆止めですが、なによりも「錆を抑制したい」、というのが錆止め本来の目的である事は、言うまでも無いのですが・・・。


        


  


Posted by くぼた at 22:32塗料

2007年10月17日

年齢とともに・・・

私のお客様は、年齢も職業も本当にバラバラ。
中には私より若い方もいらっしゃいますし、親よりも上の世代の方々まで、本当に幅広い方とのご縁で、今日まで来ています。
本日はその中の1件、70歳までもう少しという方のところへお邪魔すると、年齢の話になったのでした・・・・・。





こちらの方は、農業をされているのですが、浜松では「いちご」を栽培されているのです。

     



ただ、少しだけ変っているのは、アメリカでの農業の経験を持ち、実際長い年月アメリカで過ごされた経験から、合理的考えるということが体に染み付いていて、農業を行ううえで、作業効率を非常によく考えられている。

さらには効率だけを追い求めるのではなく、「果肉のしっかりしたもの」「美味しいもの」「安全なもの」をつくることに対し、非常に積極的に取り組んでこられたのです。

そんなことから、何年か前からは、シーズン中の「いちご」づくりだけでなく、毎年1年を掛けて完熟堆肥を自分でつくり、苗を自分でつくり、夏の間は高地に苗を移して、冬の「いちご」づくりに備えるという、本当に様々な取り組みをされてきたのです。

ここまで来ると、もう旧態依然とか、常識と言う言葉はまったく通用しない方なので、話をしていても非常に面白く、参考になる事も非常に多いのです。

もちろんその方のつくる「いちご」は、浜松市内のデパートから売り場担当者が直接納入依頼に訪れたり、某ホテルの料理長から、来賓客が訪れた際には、やはり指定で仕入れに来るほど、味の判る人に人気の「いちご」なのであります。





しかし、そんな美味しい「いちご」をつくる様々な取り組みをされてきた一方、年齢的にも65歳を過ぎると、年齢とともに、体の自由が利かなくなってきているとの事で、今シーズンで、栽培を辞めてしまう検討をしているとの事。

美味しいものであり、引き合いも多い、そんな人気商品も、跡を継ぐ人材がいない事により、終わりと言う話があるのは、非常に残念なこと。

また、私の親しい洋菓子屋さんにも、こちらの「いちご」が使用されており、こちらの方でもやはり、良いものが手に入らなくなるという危機感があり、来年以降のことを真剣に悩んでいるのです。





私としては、美味しさのためには労力を惜しまず、ということが第一と考える「いちご」農家と、洋菓子屋さんの橋渡しが出来た数年前には、このような事はいずれは有るとは思いながらも、まだまだ想像だけのものだったのですが、年齢と言う話を聞くと、う~ん・・・と言うしかなく、困ったもの・・・。

良いものをという気持ちだけでは、なかなか難しい世の中なのか?と思っても、答えはみつかりません。
本当に真剣に取り組むと、どんな事も・・・・・と思うのだが、その知識、技術は、なかなか伝わっていかないものなんでしょうかね・・・。
  
タグ :お客様


Posted by くぼた at 23:50出来事

2007年10月16日

屋根の痛みは・・・

屋根の痛みと単純に言うが、大事だと思いながらも、見え難いという事もあり、意外とおろそかにしてるもの。

そんな屋根の痛みは、外壁に比べ非常に過酷な条件のなか、紫外線と風雨にさらされ続けているものなのです。



現在工事完了を目指すお宅は、ガルバリウム鋼鈑の屋根であったのですが、同様に外壁にもまったく同じ色のガルバ鋼を採用していました。
違うのは紫外線や風雨による影響と折り方だけ。

こんな条件で10年という歳月を経過すると、その痛みの違いは、まさに「こんなに違うの?」と驚くほどの違いでありました。




ではどの位、屋根面と外壁面での差が有るかと言うと、南向き垂直の壁面の痛みを1年で1痛むとすると、南向き傾斜30度の屋根の痛みは2.5、水平面の場合は3痛むと言われています。

なので当然のことながら、時間の経過と共に、屋根と外壁の痛みの違いが目立ってきているんです。


     
  


Posted by くぼた at 23:48塗装

2007年10月15日

目処がたつ

もう随分と遅れが出てしまった塗り替え現場に、ようやく足場解体の目処がたった・・・。




屋根や外壁の一部はガルバ鋼鈑のため、塗装にとっては水分が無くなれば、湿度が高すぎない限り問題は無いのですが、サイディングを貼ってある部分もあり、こちらは雨上がりでは吸水状態になってしまうため、当然のことですが、乾くまでは塗装できないので、そのロスタイムを考えると、なかなか作業も進み難いのです。


しかし、ようやく大屋根と、外壁が終了し、これで足場が外れてくれたほうが、作業がし易くなる部分へ突入。
それにしても、窓周りから養生が外れると、本当にホッとします・・・。


     





まだ完全に完了するには、もう一息作業があるのですが、今までは何時完了できるのであろうか?という、天気があまりに安定せず、さらには天敵である降雨までの時間が短すぎると言う、無視すれば作業は進むが、仕上がりの品質を考えれば、無理など出来る筈が無いという、その両方が頭の中に・・・。

適当にすれば、簡単なことですが、お客様を裏切るようなことは出来ませんからね!!


そんな頭の中で考える道筋に先が見えてくると、自然と嬉しくなるのが本音。
やはり一つ一つ、現場が仕上がり、お客様の喜ぶ顔が見えてくると、本当にこちらも嬉しいものなのです。





さて、次の現場の段取りも考えながら、ラストスパートをしなければ!!

  


Posted by くぼた at 22:21出来事

2007年10月14日

思い出・・・

今の仕事に就く前は、高校卒業後に就職した、写真関連の会社にいました。

その会社は、写真関連の仕事と共に、映像という分野での仕事があり、その流れからか、店舗ではソニーのAV機器全般も取り扱っていたものです。





その当時、店舗では当然のことながら、様々な最新AV機器を展示し、もちろん全て通電済み。
そしてお客様へのデモのため、BS放送(後にCS通信の頃まで仕事をしていましたが・・・)も大型テレビに流しっぱなし。
そうなると、ついつい自分の好みのチャンネルや放送を流していた訳ですが、その中にはモータースポーツなども多く、さらに当時は2輪のレースなんかが大好きで良く流していたものです。





思い出せば高校生の頃、20年ぶりに日本へ帰って来た鈴鹿での日本GPを見に行ったのもきっかけだったのかも知れませんが、趣味の写真の方でも、少しばかりレースを撮影したものです。

そのまま時が流れ就職したものですから、レース熱もそのまま、ロードレースにも見入り、日本GPにも行き、鈴鹿8耐にも・・・。

そんなレース観戦の中で、目に入ったのがノリックことGPライダー阿部典史選手
そうです、先日あまりに突然の交通事故という悲劇で、この世を去ったロードレーサー。
彼の走りは人々の目に焼きつき、一躍日本のトップレーサーになり、その後世界へ・・・。




それから随分の月日が流れ、最近では仕事中心の生活で、ロードレースを見る機会も殆どなくなっていた矢先、あの事故のニュースに非常に驚いたのです。

そんな彼と面識があった訳ではありませんが、あの当時を思い出すと、何か自分に出来る事は無いのかと思い、午前中で仕事を終え、午後からヤマハコミュニケーションプラザへ献花をしに行ってきたのです。

http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/release/2007/10-08/index.html




献花台の前に立つと、当時のレースの映像が流れ、懐かしさとなんとも言えない悲しさに包まれていました・・・。

     


思い出す自分の若い頃、当時の思い出・・・、目頭が熱くなった・・・。
  

Posted by くぼた at 23:59出来事

2007年10月13日

飛び込み営業の脅かし

本日、設計事務所から1本の電話。
何やらお客様のところで、とんでもないトラブルがあったらしく、随分困っているとの事。




聞けば、数年前に建築した住宅で、サイディング3×10板を張り、施主さんの要望により、目地を全てシーリング(コーキング)で埋めてしまい、その上からさらに目地テープを張りこんで下地調整完了、最後にリシン(砂状吹付け塗料)で仕上げた現場があるそうだが、数年の時間経過により、目地部分の収縮や建物の動きにより、塗装面にひび割れが出来てしまったとの事。

まあこれだけならば、比較的良く聞く話と言えばそれまでなんですが、そこへあるトラブルの火種がやってきたのだと言うのです。

その火種とは、飛び込み営業。





この飛び込み営業がお客様のお宅を訪問し、目地のひび割れを指摘、早く補修工事をしないと建物がダメになると脅かし、さらには構造材も外装材も判らない素人なのだろうが、外壁の3×10板を、コンパネだとお客様に説明し、新築工事がおかしかったととんでもない事を言ってのけたのである。

ここまで書けば、皆さんご理解いただけると思いますが、典型的な詐欺師のパターンです。




まず単純に、サイディングか3×10かの違いが判らないほど、リシンを厚く吹付けたとは、到底考えられませんし、それは小口見れば判る筈、さらに下水切りがあるようなので、それを確認すればわからない筈は無いだろう。
それすら見ても判断できないでいて、何が「早く工事をしないと大変な事になるだと!!」いい加減にしてくれ!!と思うのです。

設計事務所もいい迷惑であり、お客様はその言葉に驚き、設計者との信頼関係が崩壊しそうになったようで、時間を掛けて、その誤解を解かなければならなかったようです。





たしかに、予測が不十分であった目地部分の亀裂ではありますが、あの当時は流行であり、多くの現場で目地を無くすようにと同じような事をしていたような気がします。
このような方法、誰が最初に言ったのかは知りませんが、当時はそれで大丈夫だとメーカーでも思っていたのかもしれませんね・・・。




とりあえずはお客様の誤解はとけて、やれやれと言うところなのでしょうが、目地をどのようにして、無目地を再現するか、その方法のご相談。

しばし対処方法を考えなければなりませんが、それよりもやっぱりお客様を脅した飛び込み営業の手口、なんとも悪質です!!!
  


Posted by くぼた at 22:03出来事

2007年10月12日

偽装・偽装

本日帰宅をすると、新聞の夕刊に、赤福の消費期限偽装の文字。
ネットのニュースを見ても、同じくニュースになっていた・・・。




耐震偽装もそうだったのだが、その時だけ騒がれて、あとはいつの間にやらうやむやになっていくというパターンがあまりに多い最近の偽装事件。
今回の赤福にしろ、1月頃からは、何事もなかったように偽装を中止していたが、なぜか「ばれちゃった」ので、あわてて謝罪をして、事態の収拾を図ろうとしているだけのように思えてならないのである・・・。



建物にしろ、食にしろ、偽装をすること事態がその生産を受け持つ人間にとって、どれほどの犯罪行為かという認識すら持たないほど無責任になっているか?と思うと、なんだか・・・。

かくいう私の行っている塗装という仕事にしても、私が目撃したものの中には、HPで歯の浮くような良い台詞を並べあげ、実際にはあまりにひどい手抜き工事を行っていた例や、雨漏りのご相談で困っている話の中には、新築をした会社が、保証はおろか、雨漏りだと言っても取り合わないという、悪質な例もあり、結局は、その会社の経営者、作業をする本人次第、もっと言えば、そこに関わる人間のモラルの問題ということになるでしょう。



偽装をすれば儲かるというような、あまりに無節操な世の中であって欲しくは無いものですが、ここまで有名、大手というところの事件が次々とニュースとなって流れていると、見て、聞いている方は、またか・・・と感覚が麻痺してしまうのでは無いかという心配も・・・。

もちろん、正直な商売をしている人たちも沢山いるはずなのですが、これによって疑われてしまう無関係な人たちが可哀相。
そういえば、耐震偽装の際も、無関係な一級建築士の方々こそ、いい迷惑だった事を思い出しました・・・。

まったく偽装なんて・・・・・・・・、やっても良い事なんか一つも無いのにね・・・。  
タグ :住まい


Posted by くぼた at 20:11想う