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 『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです

日経ホームビルダー2011.1号より連載開始
写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』
玉水先生とともに監修を行いました


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実録!! 信頼とは何か?雨漏り調査・診断についてごあいさつお問い合わせ

  

2008年08月31日

ボルトキャップ

折板屋根塗装を完了してから、すでに2週間ほど経過してしまった。

この間、なんだかバタバタとしてしまったり、雨で遅れてしまったりで、すっかりボルトキャップをかぶせる作業だけが残ってしまっていた。




この続きは会社ブログへ移動しました
http://www.hamana-k.com/diary/2008/08/post-14.html
  


Posted by くぼた at 21:26塗り替え

2008年08月30日

評価

本日は朝イチで、新規お取引の打ち合わせ。





仕事の9割が、一般のお客様である私のところでは、はっきりって下請けには向いていないと思っている。

べつに、えらそうな意味では無いのだが、コストという面と品質とは相反するものであり、おのずとそれを追い求めたいと思うと、元請け・下請けの立場を超えて、助言をしてしまう。

そのことが、助言と理解されるか、偉そうな下請けの戯言ととられるかは、すべて相手任せ。





しかしながら、その相手任せの評価がどうあれ、お客様の建物を手がけるという責任を持つ以上、見て見ぬふりはできないのです。

そのことが受け入れられたかどうかはわからないのだが、私の方針や考え方を理解してくださり、取引のお話があるのだろうと思い、おうかがいさせていただいた。

すべては、お客様の住まい造りのお手伝いのために・・・・・。  


Posted by くぼた at 22:30出来事

2008年08月29日

災害

ここ数年の気象状況の変化は、明らかにおかしいとしか言いようが無い。

幸いには、浜松は集中豪雨の通り道とは、ほんの少しだけ外れていたために、雨量としてはわずかで済んでいるが、同じ静岡県でも伊豆などは、大雨となっている。

さらに隣の愛知県では、もはや豪雨の域というよりも災害となっており、浜松からほんの数十キロの距離で、大変なことになっている。





雨には敏感な職業であり、その分、関連したご相談も多いのだが、今回のような災害となってしまうと、人間の想定した範囲は超えてしまうため、お話をお聞きし、励ますのが精一杯。

いったい日本列島はどうなってしまったのだろう・・・・・・・・・。






しかし考えてみると、数年前から塗装や防水などの有機物の耐久性が、ずいぶんと短くなってきたように感じていたし、それこそ銅板などの緑青という化学反応にも変化が生じてきたりという事も感じていたので、それこそが一つのシグナルとなっていたのかも知れないと思うと、それこそどうしたら良いのだろうと考えてしまう。

雨漏りに修理という仕事で感じる変化、塗装や防水という仕事で感じること、そして自分が出来る事を考えていかなければならないのだと想う。

そして災害で被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。  
タグ :想う


Posted by くぼた at 22:23想う

2008年08月28日

取材

本日は午後から建築雑誌の取材を受けた。





過去数年の間に、数回の取材を受けたのだが、私のところへ来る取材目的と言えば、言うまでも無く「雨漏り」について。

「雨漏り」という分野の特殊性から、記事にする事も難しさもあり、取材を受けてもお蔵入りになった特集もあったのです。

さすがに、現実や事実とは言っても、読者層から反感を買っては本は売れないし、その事を踏まえて編集されるというのは通例であろう。





しかし、「雨漏り」ほど、現実的にエンドユーザーを苦しめるものは無いだろうし、同じくビルダーの側を苦しめているものは無いと思っている。

だからこそ、耳障りのいい言葉で片付けられない現実と向き合う必要があるのです。






そんな思いで毎回取材を受けているのだが、どうやら最近は雨漏りという現実に対し、目を背けることなく対処しようというビルダーも多くなっている様子。

そういう事ならば、少しでも私の経験が役立ってくれるのは、私にとって嬉しいこと。





そうこう話していたら、あっという間に3時間程経過していた(笑)

果たして、どのような記事としてまとめて頂けるのか、今から非常に楽しみです。  
タグ :想う雨漏り


Posted by くぼた at 21:12出来事

2008年08月27日

価値観の違い

ご依頼によって、本日数件の塗り替えお見積りに回る。





最初のお宅はハウスメーカーの建物であり、お客様自身は「特に何?」という事も無く、最初と同じイメージになれば良いというような感覚。

それに、すでにハウスメーカーのリフォーム部より、ものすご~く大雑把な見積書が出ているので、見積りに際し、どこまで下地の処理を行うのか?を確認することが一番大事なところ。

お宅へお伺いし、ご主人様に現状の認識をしていただくべく、痛んだ部分をお伝えし、同時にどのようにそれを補修すべきかもお話させてもらうと、まったく初めて聞いた話のようで、思わずハウスメーカーの塗り替え提案のいい加減さを疑ってしまう程。






次にお伺いさせて頂いたのは、建築士さんのご実家。

まだ築8年程度と言うことで、一般的には塗り替えを考える時期には至っていないことの方が多いと思うのだが、早めの工事が良いと言う事らしく、お見積りの依頼。

しかしこちらのお宅は、美観の問題は別にして、外壁サイディングの目地に充填されているシーリングの劣化が激しく、すでに切れているところ多数。

やはり工事は早めのほうが良いだろう・・・・・。






3件目のお宅は、そろそろとお考えの方の、築12年ほどのお宅。

訪販営業の攻勢がすさまじいらしく、それが嫌だと言うことが今回のお見積り依頼のきっかけ。

しかし、お客様自らが、疑問を疑問のままにしたくないという事で、何項目もの質問。





このような質問は、知識が不足していれば、意味不明な回答をしてしまったり、嘘で誤魔化してという事になってしまうと思うのだが、私は逆に、質問があればあった分だけ、楽しくなってくる。





それぞれのお客様で、価値観の違いによって、お見積りの提案仕様も変化するのですが、根っことなる当たり前の部分は共通。

根っこを踏まえて、価値観を取り入れ、お見積りをさせていただくのです・・・。

  


Posted by くぼた at 19:28出来事

2008年08月26日

笠木から

先日雨漏り修理をした現場で、再度雨漏り発生の連絡。

コスト面という一番大きな問題があり、提案させてもらった工事のうち、一部のみの工事を行ったのだが、「これでなんとか止まってくれれば・・・・・」という期待もむなしく、量が減ったにとどまってしまった。





お客様からすれば、「雨漏りは困るがコストかが掛かるのも困る」という、相反する希望があるのは、現実的な話。

もちろん、余分なコストを掛けさせないためにも、最適な方法を導くようにしているつもりだし、一時的なコストのみならず、先々まで考えてトータルでコストを抑えるための提案をしているのです。

あとはお客様の判断次第という事があるのだが・・・・・・・・・。





しかし、直っていない以上、雨漏りを止めるための、次のステップに移ることが先決。

まずは、散水によって、お客様の目で実際に残っている進入経路を認識して頂き、現実的なお話をさせてもらうべく、散水調査を開始。

今回の場合、この散水箇所についても、掛ければ入るという確信があり、案の定、散水後ほどなくして雨漏りが再現。

原因は笠木部分・・・・・。

     






もちろん、ここだけの問題で全ての雨漏りが起きていた訳ではないのですが、それでも、「やはり漏った」という現実は、お客様に認識していただくということと同時に、直接お客様と話が出来ていないことによる、原因の話と提案内容を伝えるという意思疎通の難しさを改めて感じることとなったのです。






さて・・・、改めて提案の見積りを作らなければ・・・・・。  


Posted by くぼた at 20:26雨漏り

2008年08月25日

文明の力

所用があって出かけた先は、携帯電話の電波が届いたり届かなかったり・・・。

言うまでもなく、携帯は電波が入らなければただの箱になるわけですが、良いのか悪いのか、電波状況が良くないときに限って、急ぎの電話が多く入る。





しかし、そんな状況であれ、急ぎの電話は「雨漏り」に関することばかり。

浜松で無かったため、浜松の状況はよくわからなかったのだが、家を出る前に見た天気図から前線の位置などを考えれば、太平洋側が雨という事だけが頭にあるのですが・・・・・・・。





そんな中で電話を受けると、電波の入りについては仕方が無いと認識していた私も、連絡を取るのに電波が入らない事に苛立ちを感じたりする。

それだけ、文明の力に慣らされてしまった証拠なのだろうが、電話の内容が「雨漏り」ではなんとも・・・・・。





その後、浜松に戻るため電波状況の良い場所に出た頃には、大まかに全ての連絡や確認も終了。

今回の場合は、あまりの大雨に仕方が無かったのだろうが、やはり携帯が通じないと言うのは、不便なことである再認識したのでした・・・。  

Posted by くぼた at 23:25出来事

2008年08月24日

災害か?

昨日まで、天気予報が毎日のように変わり、雨が降らない日が続いたのが、まるで嘘のような本日の雨。





もう少し加減というものがあっても良さそうなものだが、ここ最近の環境の変化なのか、雨が降るとなると、短時間で集中豪雨のような状態。

天気に左右される仕事をしている都合上、天気の状態には人一倍敏感になるし、まして雨漏りを修理しているので、大雨が降れば、雨量が多くて問題になりそうな、今まで修理した現場のことが気になるし、風雨が強ければ、やはりそのような影響を受け易い現場のことが気になってしまう。

さらに、この集中豪雨のような状態が、今まで漏らなかったものが・・・・・と言うような、新たな雨漏りも誘発させ、さまざまな建物に被害をもたらしている。





ただし、どんな雨漏りも、雨が降るから雨漏りをするのであって、からずその雨漏りのデーターが必要になる。

本日のような雨の場合も、雨量、風の強さ、雨の降った時間など、自然と目で見た、自分が感じた状況が、頭の中に入っていくのです。

それこそ、他の事を覚えなくても、この雨にまつわることが自然と入ってくるので、ある意味、習性のようになっているのかも・・・・・・・・・・。





しかし、浜松近郊はともかくとして、局地的な集中豪雨が続くのを、雨雲レーダーやアメダスなどで確認していると、もう異常気象としか言いようがような気がしてくる。

そうなると、もはや雨漏りの域ではなく、災害になってしまいそうなのだが、雨漏りを経験し、雨漏りに悩んでいる方々にとってみれば、そんな理屈よりも、「何とかして雨漏りが直ってくれれば・・・・・」と言うこと以外には無いので、私からすれば、どんな状況であれ、雨漏り現場が目の前にあれば、全力を尽くすだけ。

それにしても、本当にすごい雨だ・・・・・。
  


Posted by くぼた at 23:54想う

2008年08月23日

皆勤賞・・・・・・・

かれこれ何週間?という状態で、現場作業に息つく日が無かったが、雨漏り修理の現場3箇所が終了し、とりあえずホッと一息と言うところ。




考えてみれば、全く1日中現場作業をしなかった日と言うのは、もう1ヶ月以上前の話しだし、とくに8月に入ってからは、暑さも手伝い、体の限界に挑戦というような状態。

おかげで皆勤賞かと・・・・・・・。





しかし、雨漏りの現場が目の前にあると、お盆休みだから休みますとも言っていられないのが現状なので、「大雨が降る前に」「台風が来る前に」と言う事が頭の中にあるので、自分自身の中でも気になったままだと、休むことができないのです。

この8月も、天気予報の雨マークを気にして、「あの雨までに何とか・・・・・」と思って作業をしていたら、気が付けば23日。

自分でもよくやったな思うのだが(笑)、雨に泣き、雨に困っているお客様にしてみれば、そんな呑気な話では無いのが現実。





私にできることは、全力を尽くして目の前の雨漏りに立ち向かうだけ。

お客様に喜んでもらうのが私の仕事なのです・・・・・。  


Posted by くぼた at 23:25出来事

2008年08月22日

修理完了

世間がお盆休みに入ったと同時にスタートした雨漏り修理現場。

こちらの建物は、お客様から直接ご依頼があったものではなく、回りまわって私のところに依頼がきたものであったが、どんな立場で現場に入るにしても、修理に全力を尽くすのは言うまでもない。

それに、人が決めた修理方法ではなく、私が自分自身の目で確認し、私の考えで方法を決めたのですから、責任を持って望むのは当然のことなのです。





今回の修理は、鉄骨造の建物に、外壁がラスモルタルという、少し厄介なつくりなので、修理方法を思案してみたものの、窓枠となる鉄製Lアングル部分の腐食があまりにひどいため、そこを何とかするしかない。

そこでガラスを全て外し、鉄製のアングルをまるごと交換できれば良いのですが、そんな全面改修はコスト面も含めて、お客様にも、ご依頼の会社にも受け入れてもらえるものではない。

となると、鉄製Lアングルの腐食を、どこまで覆い隠し、その上でどのように防水性を与えるかが重要なところなのです。

と言うことで、アルミアングルを抱かせて、補強をするような格好での修理として、その周りはシーリング(コーキング)で処理。






これで、当面の間は大丈夫だと思うのですが、根本的な改修をしたいのは本音の部分・・・・・。

結局、シーリング(コーキング)という有機物の防水材に頼ると言うことは、それだけその耐久性に頼る以外に無いということ。

そこで、隠れてしまうアングルも、表面だけはサンダー(グラインダー)で錆を含めて研磨をし、強溶剤のエポキシ錆止めで錆の進行を極力抑える手立てとしたし、そのアングル周りも当然のようにシーリングを再充填しているので、言うなれば1次防水と2次防水を施した状態になるのです。

     





こういう目に見えない細工も非常に重要になるのですが、そう考えると、雨仕舞いの観点が非常に重要であると言うことが再認識されます・・・・・。  


Posted by くぼた at 20:01雨漏り

2008年08月21日

あと何年?

今月の初め、雨漏りのお問い合わせがあり、現地へお伺いしてみると、おそらく築後40年は経過しているのでは無いか?と思われる建物であった。

     






ご商売をされているところで、作業場に雨水が落ちたとの事なのだが、さすがに築年数の経過により、その痛みの度合いも大きくなっているし、自宅として使用している訳ではない。

さらにご商売をされているお客様自身の年齢的なこともあり、あと何年ぐらい持たせたいのかという希望をお聞きしたのです・・・・・。

すると、「あと3~4年ぐらい」という回答があり、ずいぶんと頭を悩ませてしまったのです。





雨漏りを確実に止めようとすると、痛んだ部分の補修程度ではすまない状況なので、何をどうするかという方法もそうなのだが、費用対効果の部分で、ある意味、効果はほしいがコストはごくわずかと言うことになるのです。

これがご商売の作業に支障をきたさない状態であれば、コストを掛けること事態をやめてもいいと思うのだが、作業スペースの真上から落ちていたので、何とかして雨漏りを止めなければならない。

ということで、単純にシリコンをあちらこちらに塗れば解決するようなものでも無い。






そこで、本日朝から屋根を一部切り詰めたりという板金の細工を施して、雨漏り補修工事。

それにしても、この年数にはびっくりであった・・・・・。


     
  


Posted by くぼた at 22:27雨漏り

2008年08月20日

鏝仕上げ

昨日の外溝工事現場では、中途半端に剥れた塗膜を、しっかりと剥がすところから工事がスタート。





まずは皮スキで、浮いた部分を起してしまい、それ以外にも、一見密着しているようにも見えている旧塗膜部分に傷をつけ、どんどんど擦り、剥がすという作業を繰りかえすのです。

その後、粗いサンドペーパーを用いて、全体にケレンの要領で傷をつけ、活膜のみにするのです。





次に、ゆがんだように積まれているブロックを、なるべく平滑に見せるように、セメントフィーラーというセメント系下地調整材を使用し、鏝で均していく作業に移るのです。

この鏝作業、慣れていればあっという間の作業なのだろうが、なかなか上手くいかないと言うか、壁面と言ってもたった2~2・5段のブロックであり、そのうえGLよりも10センチ程は、土を掘り下げているので、なかなか作業がしにくいのです。

さらに、庭として半分は完成している状態なので、植栽の類はすでに入っているので、なお更スペースに制限があるのです。





そんな中の作業なので、鏝仕上げとなるまでに、1回で綺麗に納める事ができず、1回目で大まかに平滑状態を作り、2回目でさらに段差を埋めて、鏝仕上げの状態に持っていくのです。

これがまた・・・・・・・・こんなもんか、と言う妥協に至らないので、手間ばかりが増えてしまうのです。

こうなると左官職人が下地を均した方が安いような気もするのだが、今回は何とか頑張らなければ・・・・・。



     
  


Posted by くぼた at 22:20あれこれ・・・

2008年08月19日

剥れ

塗装が剥れるということは、本来であれば、あってはならない事。

「剥れの原因が何なのか?」という事によって、様々な対処の方法が考えられるのだが、まずはその原因を把握することが最も大切なこと・・・・・。





今回目にした塗装の剥れは、外溝のブロック部分。

         





世間がお盆休みに入る前に、テスト塗装をした現場なのだが、そこでも記した通り、お客様が自分で作業をしたらしいのです。

もちろん、自分でやってみると言う事は、大変素晴らしいことだと思うのですが、一般の方々の盲点となってしまうのが、下地処理の部分。

今回の状況を判断すると、おそらく・・・

「シーラーなどの下塗りがされていなかった?」
「されていても不十分であった?」
「複合的に、ブロックの穴埋めのモルタルに、水分が残っていたまま塗装されてしまった?」

というあたりが原因であろうと思うのです。





まあ悪い原因は、言ってみれば粗探しに過ぎないので、誰でも言うことができるのだが、肝心なのは、それをどのようにするかということ。

ここに全てが掛かっているし、これを何とかしなければと言うのが、今回の最も重要な部分。

頑張らなければ・・・・・。  


Posted by くぼた at 19:26塗装

2008年08月18日

メタリック

折半屋根の塗り替えも、本日が上塗りの2回目。

今回の上塗り塗材は、塗装間隔が3時間以上7日以内ということで、もう制限時間ぎりぎりと言うところ・・・・・。





ほとんど塗料が、このような塗装間隔の制約があるのだが、個人的主観では、屋根用塗料の場合は内外装塗料に比べ、よりシビアになると感じている。

また同様の考え方で、1液型塗料よりも2液型塗料の方が、やはりシビアになっていくのだろう。

ましてこの夏季の気温と日差しを考えると、「確かに!」と納得もしてしまうのです。





そして、以前にも記したのだが、今回の塗料は、遮熱塗料の新製品。

もともと性能が高い屋根用塗料があり、その塗料に組み合わせられた遮熱顔料と遮熱のメカニズム。

さらに、その遮熱塗料にメタリックを混ぜて製品化されたもの。





メーカーの担当営業からのお勧めもあり、テスト的に採用してみたのですが、さすがにメタリック・・・。

刷毛で塗ると、刷毛跡が「はっきりくっきり」と出てしまうし、斑に見えてしまうため、全面ローラー塗りのほうが綺麗に仕上がるというアドバイスを受けて使用してみたものの、想像以上にそれが目立つ。

たまたまローラーの毛が良いものを使うことにしたので、ローラーでも良いのだが、安いローラーをこの気温、日差しの下使用したら、綺麗汚いの話ではなく、泡をふいてしまい、とてもまともな塗装面にはならいのです。

まだらにならないよう注意しながら全面に2回目の塗装が完了。

     





反射率も高く、遮熱効果も期待できそうである(笑)




  


Posted by くぼた at 23:28塗り替え

2008年08月17日

シーリング(コーキング)打ち

天気予報を見ながらの雨漏り修理なのだが、予報は当たらず雨の気配は無し・・・・・。

そこで、アルミアングルを取り付けておいた雨漏り修理現場で、とりあえず枠の3方向のみシーリングを打つことにした。

     





今回のような場合、変性シリコンの低モジュラスを使用するのだが、使用量から考えると、2成分型シーリングの方が良いのだが、なにぶん温風を浴びながら作業になるため、シーリングの乾きを考えると、1成分を使用するようになるのです。

これがシーリングの専門職ならば、充填スピードが私の5倍ぐらいになるので、十分対応できるのですが(笑)





しかし、アングルと壁面の隙間は均一ではないし、2面接着を確保すべく挿入したバックアップ材まで、しっかりとシーリングを充填し、厚みも確保しようと考えると、やはり自分でやるのが一番安心なのです。

なんと言っても、雨漏り修理なんですから・・・。





ということで、11時半ごろまで掛かってバックアップ材挿入と紙テープ貼りに時間を費やし、それからプライマー塗り、シーリング打ちとなったのだが、終了したのが14時。

     






あとは、ガラス周りのシーリングが終了すれば、アングル下場のシーリングも充填できるし、枠周りの塗装もできる。

あともう一息だ・・・。  


Posted by くぼた at 22:28シーリング(コーキング)

2008年08月16日

無知だから許される?

本日は、朝イチで現場確認を行い、次に向かった先は、10日ほど前に雨漏り補修をしたお宅。





タイルの復旧を終え、タイルを接着したボンドも十分乾いた頃を見計らい、雨漏り補修の保険を掛ける意味合いで、撥水剤を塗る予定でいたのです。

しかし、構造からと思われる負担によって、一部のタイルが割れていたために、その部分だけ、お客様の知り合いであるタイル屋さんに張り替えてもらうことになっていた。

ところが、工事の日程が決まってから伝えようと思っていた、あえて開けておいたタイルの隙間のことを、こちらから言う間も無く、お客様とお話した翌日には、タイルの張替えを行い、さらに、わざわざ気をまわして、隙間をすっかり埋めてしまったとの事・・・・・。

まあ、こちらが最初に注意を伝えておかなかった事が失敗なので、仕方が無いかと、このときは思っていたのですが・・・・・・・・・・・・。






本日は、タイル補修部分の確認と、撥水剤を塗ることを目的として現場に伺うと、そこで目にしたのは驚愕の光景。

なんと、タイルの張替えに際し、なんとシリコンシーリング(コーキング)を使用しているのです!!!

そして、目地を埋めているのも同様にシリコンを使用し、それがまた汚く塗りつけてあるのです。

「いったい、何考えてんだ!!!!!!!!!!」

     






このタイル業者、「撥水剤を塗るとタイルが汚れる」と言っていたらしいのですが、それ以前に、シリコンを使用することが、どれだけ周辺も含めて汚染をするかと言う事も理解せずに居ることが腹立たしいし、第一に、タイル業者で無い私が、タイル用接着剤を使用しているにもかかわらず、本職を名乗る人間が、シリコンでタイルを貼り付け、目地をシリコンで埋めてしまうなど、まったくもって言語道断である!

お客様は、「いっこくな職人さんだから」とフォローの言葉を口にして居たのですが、このような行為は、お客様の信頼を裏切っているに他ならないのです。

これこそ、無知だから許されるのでしょうか?

いや、職人を名乗るのであれば、プロとして自覚と誇りがあるならば、少なくとも自分が使用する材料について、知ることは当たり前の話である。

お客様の前で、あまり言ってしまうと、本当に辛いのはお客様なので、かいつまんで話をし、あえて怒った顔など見せませんでしたが、さすがに今回のような補修は、まったく補修として通用するものではないのです。

それにしても、本当に腹立たしい!!!!  


Posted by くぼた at 20:08出来事

2008年08月15日

雨漏りを止めるために・・・

雨漏りを止めるために、雨漏り修理の現場では、さまざまな細工が必要になる。

今回は、アルミアングルを使用した、雨漏り修理と、下地に対しての再発防止策を施している。

     





そもそも、防水の端末処理が主な使用目的であるアルミアングルなのだが、使用できるもの、流用できるものは、何でも取り入れるのが雨漏り修理。

だいたい、「常識」だけに捉われていたら、雨漏りの原因など、建物に仕込まれるはずの無い欠陥を見落としてしまう結果となってしまうので、その分、さまざまな視点、観点を持つ必要があるのです。





今回も、建物の構造がパッと見ではRC造(コンクリート造)に見えてしまうのだが、良く見るとS造(鉄骨造)であることが確認でき、おのずと、窓枠であるLアングルの下地はC鋼だと予測できるため、修理の方法が頭に浮かぶのです。

ただし、これしか修理の方法が無いと言うわけではなく、見積りという答えを出す前に、さまざまな方法を考えているのですが、その中から、ベスト・ベターを探し、耐久性や工事の難易度なども加味していくのです。

そして出した結論が、既存のスチール製窓枠に、アルミアングルを抱かせて、下地で二次防水の役割を持たせておいて、仕上げで一次防水を施すという方法。





なんか面倒な方法のようにも思うが、下地のアングルや、その下のC鋼へも錆の進行が懸念されることから、下地の腐食が進行した場合に備えての方法なのです。

なんだか、雨漏り診断士の講義のような本日のブログ。

こうして、雨漏りを止めるために、セオリーの無い雨漏り修理が続いていくのです・・・・・。  


Posted by くぼた at 23:15雨漏り

2008年08月14日

二次防水

昨日から始まった雨漏り修理ですが、窓枠がスチール製であることは昨日も書いた通り。

スチール枠といっても、結局のところアングルを組み合わせてあるだけなので、角部分は隙間があるし、それをシリコンで埋めたところで、長期に渡って確実な防水性能が維持できるはずも無い・・・・・。





そこで、まずはサンダーを掛けて旧塗膜を除去したアングルに、錆止めを塗装。

もちろん、サンダーで旧塗膜が取れる部分は状態が良いところであり、錆が進行していた部分は、錆というよりも腐食の状態であるために、サンダーで擦り倒した後に、ミニグラインダーでさらに研磨。

こうして浮いた錆を除去し、錆の根っこをできるだけ削ったうえで、浸透力の強い、強溶剤のエポキシ錆止めを塗装し、錆と空気を遮断。





次に、窓周りのモルタル枠部分に、カチオン系プライマーを塗って、水分の吸い込みを防ぐ加工。

そして、ここからの細工が、既存のスチール枠を二次防水となるようにするためのもの。

1回除去したシリコン・・・・・・ではなく、変性シリコンでアングルと外壁の隙間をシーリング。

     






さて、次はどのようになるでしょうか・・・・・(笑)
  


Posted by くぼた at 22:19雨漏り

2008年08月13日

醜い補修

新たな雨漏り補修をすべく、上島町の現場がスタートした。

回りまわって私のところへとやってきた雨漏りの案件なのだが、過去数回の雨漏り修理(?)を重ね、シリコンシーリング(コーキング)ばかりが何層にも積み重なっていた・・・・・。





目視確認で最初に思ったのは、雨漏りの要因となっている窓回りのスチール枠を、そっくりそのまま交換してみたら?と言ってしまったのだが、さすがにコストがかかりすぎるし、大掛かりになりすぎるという事で却下。

そこで、いろいろと方法を考えてみたのです。

     





ますは当然のことながら、シリコンを除去するところからスタートしたのだが、今までの雨漏り修理という名目の工事をしたことが、すべて無意味であった事が証明されてしまうような、あまりに醜い補修の状態が明らかになるばかり・・・・・。

          





ざっと厚いところで3層にも重なったシリコンと、その下からはシリコンに張り付いた錆の層。

結局のところ、最初にシリコンを打った人間が悪いのだが、あとからの補修に際し、古いシリコンを除去しなかった次の業者のあさはかさ、そしてさらにその次に手がけた業者も同じく・・・・・。

そして、肝心のスチール枠の錆を、処理不十分のまま覆い隠そうとしたことも事態を悪化させており、まさに水の出口だけを塞いで、中に水を溜めてしまうような状態であった。

おかげで、錆と腐食の層は何層にも出来上がり、まるでパイ生地のように、細かな錆の粉が幾重にも重なっているのです。






ここでもう一回、スチール枠の交換を提案してみたが、建物が古く、次の錆の発生が起きた時点で、それから再度考えるという回答になり、あとはできる限りのことをしなければならない状況に・・・・・・・・・。

そこで、皮スキを手に、ひたすらスチール枠と下地の隙間を擦り倒し、何度もブロアーで錆を掻き出すように吹き飛ばすということを繰り返したのです。

さらに、スチール枠全体にサンダーを当てて、錆の除去はもちろんのこと、古い塗膜もできる限り除去して、とりあえずの下地調整としてみたのです。

     





それにしても、あまりに醜い補修経歴であった・・・・・。  


Posted by くぼた at 22:26雨漏り

2008年08月12日

外溝テスト塗り

外溝とは、建物本体の話ではなく、塀やその他、建物の周辺環境の部分を指している。

今回の現場は、ランドマークさんの現場なのだが、新設のブロック塀と混在し、お客様が自分で塗られたブロック塀があるのです。

     






ブロック塀の場合、そのままでは目地部分があり、凸凹が非常に目立つ。

なので、目地を含め、全体にモルタルを鏝塗りすることで、目地を埋めることと、ブロックの巣穴を埋めてしまうのが一般的。

しかし、今回の現場では、お客様自身が目地処理をして、自分で塗ってあったわけですが、目視で判断すると、目地部分だけを厚く盛って、その後サンダーを掛けて平滑にし、ウレタン系の塗料で上塗りをした・・・・・・・という予測。

ただし、当時の下処理などは全く不明なため、塗膜密着も不安なのだが、平滑になっているように見えても、その部分がどこまでというのも、微妙なところ。





ランドマークさんからは、「厚めの大きな模様で吹きつけたらどうか?」というご相談を頂いたのだが、さすがに2段~2・5段のブロック塀を、家の周りをぐるっと一周吹き付けるには、隣接するお宅にもご迷惑が掛かるし、なにより隣接する住宅だけでなく、カーポートや物置などの隙間などは、とても吹きつけできるほどのスペースが無いのです。

そこで、ローラー仕上げの粗めのものを提案させてもらい、実際に塗装して仕上がり具合をチェックしてみたが、どうしても下地を拾ってしまうため、半乾きの塗装面を、あえてもう一度ローラーで擦って、粗さを強調させる作戦に。

     




写真では殆どわからないのだが、いくら艶消しとは言っても、やはり下処理を一層余分に入れてあげないと、仕上がり面へ影響を及ぼしそうである・・・・・。
  


Posted by くぼた at 21:21塗装