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2011年03月30日

完了報告

当社が14年前に塗り替え工事をさせて頂いたお客様宅にて、本日、工事完了となった。

築30年超えのこちらのお宅では、今回の塗り替えで4回目との事で、そのうちの2回を、当社で工事させて頂いたということになる。






その年数の中で、モルタル面はクラック(ひび割れ)が入るし、トタン面は錆の発生のみならず、亜鉛メッキ板であったことから、部分的に塗膜剥離もおきていたのです。

モルタルのクラックに関しては、地震をはじめとして、強い風によっても建物は動きを生じるので、収縮することのない硬いモルタル層は負荷が掛かる事で、割れがおきるという仕組みなので、年数の経過も含め、ある程度は仕方が無いこと。

そのため、クラックに沿ってU字形にモルタルを削り、そこにシーリング(コーキング)を充填し、ひび割れによる水の浸入、雨漏りを防ぐのです。

さらに、新たに表面にクラックが出てこないように、弾力性のある下塗りの厚く2回塗り、その上から上塗りを2回塗って、仕上げとなると言う工程を進めていくのです。






トタン面に関しては、昔の亜鉛メッキ板という、実はとても厄介なもの。

亜鉛メッキは表面がつるつるの状態になってしまうので、製品化された当初は塗装がくっついているように見えても、実は表面に負荷が掛かる事で、メッキ面と塗装面の層間剥離を起こしてしまうのです。

これが、全面剥離となれば、かって次の処理がしやすいのですが、斑に剥離するから厄介なのです。






これらの状態を、『今、こうなっているから仕方が無い』とするのか、『理論的に現象を把握し、次の手立てを考える』のか、その選択は大きな差があり、もちろん後者によって先々を考えた処理を取るのが大事なことなのです。

まして、お客様から工事代金を頂いて『仕事』をするということは、プロとしての意識、知識、技能を有しているからこそ、『仕事』として成立するのですから・・・・・。






そんな今回の工事は、

外壁(モルタル面)
 下塗   = 弾性系フィーラー2回塗り(砂骨ローラーによる厚塗り)
 上塗① = 水性シリコン樹脂塗料2回塗り
 上塗② = 水性シリコン樹脂クリアー塗料1回塗り

外壁(トタン面)
 下塗 = 2液弱溶剤変性エポキシ樹脂錆止め1回塗り(重防食錆止め)
 上塗 = 2液弱溶剤シリコン変性エポキシ樹脂塗料1回塗り(重防食仕様上下兼用塗料)

軒裏
 下塗 = 弱溶剤ウレタン樹脂系下塗り材1回塗り
 上塗 = 2液弱溶剤ウレタン樹脂塗料2回塗り

その他鋼板部分
 下塗 = 2液弱溶剤ウレタン樹脂錆止め1回塗り
 上塗 = 2液変性シリコン樹脂塗料2回塗り
      
その他付帯工事
 外壁シーリング工事 = 1成分形変性シリコンNB(シャープ化学 LM1NB)






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