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2007年09月16日

日々勉強


先日、出張の際に「塗料について教えて欲しい」という依頼があり、私の今の知識が役に立つのならと、お話をさせていただきました。


営業の人間にとっては、カタログ等の資料が明確で使い易く、メーカーの名前をお客様が認知していること、かつ性能が良いと思われるもので見積りする事が、見積りの条件となる事が多いでしょう。
かたや現場で作業をする人間にとっては、探究心を捨てない限り、職人同士の会話の中で、あの材料が良い、この材料はダメだったと言う話は、非常に楽しいものです。

私はどちらの立場の仕事も自分で行う事から、両方の意識を理解しているつもりですが、どちらかと言えば、職人として現場で作業するのが好きなので、新しい材料は気になるし、職人同士の口コミも大好きなのです。




今回、塗料のことを教えると言ったものの、じゃあ何を教えれば良いのかはまったく判らないままの訪問。
事実、訪問前に「疑問に思っていることが事前に何項目かあれば、資料を持参するので教えて欲しい」と伝えたものの、「多分判らないことが何かがピンと来ない」という回答に、確かに・・・と納得したのです。


現場で日々作業をしていると、自分の手掛けていることが繰り返されることによって、習慣化し、新たな挑戦をすることも無いだろうし、当たり前になっていく。
そうなれば、別に何も問題は起きない・・・となると思います。




たまたま私は運が良いのか悪いのか、痛みの大きな現場を手掛けることが多かったこと、色んな部材、建物を塗装に限らず、雨漏りまでの広い範囲で手掛けたことによって、少なからず、経験だけは比較的多く積む事が出来ているのです。

そしてもう一つ、非常に良い友人に巡り合う事が出来たことにより、お互いに「この材料はどうだ!これはどうだった!!」と言う情報交換が出来ている事が大きな財産となっているのです。



そして塗料を使ってみて、調べに調べて思うことは・・・
①万能という塗料はこの世に存在しない事
②基本的にメーカーの良いと言う言葉は全く信用できないと思ったほうが良いという事
③メーカーのテストはあてにならないと言う事
④塗装後の塗料不具合発覚について、メーカーが責任を取る事は殆ど無いという事
⑤その場所、その部位に合う塗料を選択するのは、自分の経験と知識しか無いという事


はっきり言って全て良い事ではありませんが、塗料とは工場で生産された製品であり、それを使うのは現場の職人です。
そこで、どのように使うのか?他の塗料とどのように組合せるのか?どのような下地調整をするのか?、これによってどんなに優れた製品も、場合によってはただのゴミになってしまうのが、塗料の奥深さなのです。


となるとどうすれば・・・と考えたとき、答えは自分自身が勉強し続けるしか無いという事に達するのです。
自分が完璧なんて思ってしまったら、その時点で職人は終わりだと想うのは、私だけかな?


タグ :塗料塗装

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Posted by くぼた at 23:28 │想う

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