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『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです
日経ホームビルダー2011.1号より連載開始
写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』
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2013年07月02日
折り返しにて思うこと
1年の中の一区切り、すでに平成25年も半分を過ぎてしまい、あっという間に折り返しとなってしまった。
ここしばらく・・・・・と言うか、ここ数年、お客様からのありがたいご要望数々、感謝の日々を過ごしているのですが、いかんせん、体は一つしかないし、工事品質は何をしても絶対に落とすわけにいかないしと・・・・・。
もがいている割には、お客様をすっかりお待たせしてしまうと言うご迷惑の掛け通しに、いつもお詫びをしているような状況。
それでも、怒らず(?)、焦らず(?)待っていてくださるお客様に、感謝感謝の日々なのです。
こんな状況の中、出来ることを精一杯やりながら現場を進めているのですが、梅雨に振り回されながらも、昨日、今日で、何とかいくつかの現場が完了・完成を向かえている。
その中の一つ、昨年から関わり続けてきた雨漏り修理の大きな工事があるのだが、その現場も、完了確認を向かえ、ようやく肩の荷が少し下りたような、そんな気分。
思えば、昨年夏前から関わり続けているのだから、かれこれ1年。
実際には、雨漏り発生は築後まもなくからだし、建築した会社がもっと前から足場を組んでいたのだから、お客様にしたら数年間と言う方が正しのだが。
今回は完了したと言う気持ちになってくださり、関わったこちらとしても、本当に良かったと思えるのです。
しかしこれまでの1年、この現場だけでも、様々なトラブルがあった。
そもそも、私は建築会社とは何の接点も無い。
たまたま信頼する建築士さんからの別件のご相談から、こちらの現場へと来たのだが、現場を目にしてしまった事、まして雨漏りの話ですから、いつの間にか話から抜けられなくなってしまっていた(苦笑)
そして、だんだんと関わりが深くなって・・・、いつしか、まるで窓口のように・・・・・。
ただし、建築会社の側も、何とか治したいという思いがあるし、特に諸事情から即席現場監督となってしまった営業は、分からないことだらけの現場監督と言う仕事で精一杯がんばっていたし、少しつづではあるが、現場の下職さん達の意識も変わりつつあった事で、私もサポートに、より力が入ったのです。
しかし、次から次へとトラブルが起きるし、不具合は見つかるし、そのたび、説教・指導とを繰り返す日々。
なので途中からは、監督や大工さんから下地の作り方や、収まり(雨仕舞)について、何度も確認の連絡が入るようになっていった。
そして大工工事完了後、左官工事が中心となって現場が進んでいき、少しつづ落ち着いていたように見えたのだが、それは大きなトラブルの前、言わば嵐の前の静けさであった。
一見、ある程度順調に見えた現場も、いつしか現場の完成に暗雲が立ち込め始めたのが冬。
そもそもの完成予定は3月いっぱいとなっていたのだが、大工工事がずれ込んでいたため、左官工事の完了が怪しくなっていた。
それでも左官業者からは、完成が遅れるかどうか微妙なところと言うニュアンスだったので、何とか完成目指して頑張るようにと、尻を叩いていたのだが・・・・・。
4月に入り、進捗状況としては、まだ何割という状況。
そして、とうとう・・・・・。
一般の住宅ではないことと、特別な大きな行事があり、一時的に足場を取らなければならないため、少なくとも、多くの来客の目にふれる部分に関しては、なんとしても目処が立つようにと口うるさく言っていたのだが、それも適わず、足場解体日を迎えてしまった。
また足場解体数日前、前のブログにも記した、衝撃の事件が起こったのです。
原因は、大雨予報、天気が荒れると言う予報にも関わらず、バルコニー内部のビニール養生が残ったままとなっていた事で、そのビニールがドレン(排水口)部分に詰まり、プール状態となり、そして雨水が掃き出しまどを乗り越えて室内へと・・・・・・・・・。
雨漏りを治す工事だった今回の工事の中で、まさか雨漏りを誘発させるような原因を、それも決定的な人的ミスが起こるとは、恥ずかしいし、悲しいし、もう謝りつづけるしかなかったのです。
お客様は、私には関係ない部分だとは言ってくださるのだが、関わった以上、そこまで気を遣うように、周知徹底を指示すべきだったことが、私の足りなかったところ。
このときばかりは、本当に辛かった・・・。
大きな行事の直前と言うこともあり、障子の張替えを大急ぎで手配したり、雨ジミを目立たなくするために、薬品を用いてシミ抜きをしたり、ばたばたと走り、もはや無理矢理ではあるが、何とか当日を迎えられた。
そんな衝撃の出来事を越え、ようやく足場解体に至ったのが6月前半。
そこからも、やっぱり色々な事が起きたのだが、ここまで色々あると、ちょっとやそっとでは動じなくなっていた(苦笑)
そして最後に発覚したのは、敷地内の雨水枡部分から排水管内部に堆積し、固まった漆喰。
いやはや、道具の洗浄において、排水と一緒に流れた漆喰が固まっていたと言う、最後の最後での発見となり、怒る気力も無い状態となっていた。
結局、既存の枡と配管10数mは入れ替え、どうしても入れ替えがきかない部分は、高圧洗浄機に配管洗浄用の特殊なノズルを購入し、それで洗い流したのです。
この一件で、さすがにお客様も堪りかね、左官業者にお説教をしたらしいのだが、果たして、それが本人の胸に響いたかどうかは定かではない。
なにせ、一つ一つ、いちいち言い訳をするので、私としては、もう見放した状態。
お客様、皆の間に入って頑張り続ける現場監督(営業)、こちらの現場へ関わるきっかけとなった建築士さん、この人達のためだけに、私が投げ出す事をしなかったと言うだけという考え方も・・・・・。
とまあ、あまりに色々ありすぎた現場の、その中でも大きな出来事だけを記したのだが、それにしても、あまりに色々ありすぎた。
しかし、その色々な出来事を乗り越えたことで、お客様と私は安堵感につつまれ、現場監督(営業)は大きな経験を積んだことで、きっと将来役に立つだろうし、またそうなってもらいたい。
多くの現場を経験してきたが、このような現場も早々無いし、少なくとも自分の請けている現場では、このようなトラブルを起こらないような配慮をしているつもりだし、そして普段から非常に口うるさく各業者、各職人に指導してきている事もあり、このような混乱が起こったことは無い。
そういう意味では、お客様には多大なご迷惑が掛かってしまったものの、すごい貴重な経験を積ませてもらったのかもしれない。
そしてこの経験、このような事があったからこそ、より一層自らを律し、各業者、各職人ともども、全ての面での工事品質向上を目指し続けたいと思うのです。
そもそも、品質向上に完成も終わりなど無いのですから・・・・・。
ここしばらく・・・・・と言うか、ここ数年、お客様からのありがたいご要望数々、感謝の日々を過ごしているのですが、いかんせん、体は一つしかないし、工事品質は何をしても絶対に落とすわけにいかないしと・・・・・。
もがいている割には、お客様をすっかりお待たせしてしまうと言うご迷惑の掛け通しに、いつもお詫びをしているような状況。
それでも、怒らず(?)、焦らず(?)待っていてくださるお客様に、感謝感謝の日々なのです。
こんな状況の中、出来ることを精一杯やりながら現場を進めているのですが、梅雨に振り回されながらも、昨日、今日で、何とかいくつかの現場が完了・完成を向かえている。
その中の一つ、昨年から関わり続けてきた雨漏り修理の大きな工事があるのだが、その現場も、完了確認を向かえ、ようやく肩の荷が少し下りたような、そんな気分。
思えば、昨年夏前から関わり続けているのだから、かれこれ1年。
実際には、雨漏り発生は築後まもなくからだし、建築した会社がもっと前から足場を組んでいたのだから、お客様にしたら数年間と言う方が正しのだが。
今回は完了したと言う気持ちになってくださり、関わったこちらとしても、本当に良かったと思えるのです。
しかしこれまでの1年、この現場だけでも、様々なトラブルがあった。
そもそも、私は建築会社とは何の接点も無い。
たまたま信頼する建築士さんからの別件のご相談から、こちらの現場へと来たのだが、現場を目にしてしまった事、まして雨漏りの話ですから、いつの間にか話から抜けられなくなってしまっていた(苦笑)
そして、だんだんと関わりが深くなって・・・、いつしか、まるで窓口のように・・・・・。
ただし、建築会社の側も、何とか治したいという思いがあるし、特に諸事情から即席現場監督となってしまった営業は、分からないことだらけの現場監督と言う仕事で精一杯がんばっていたし、少しつづではあるが、現場の下職さん達の意識も変わりつつあった事で、私もサポートに、より力が入ったのです。
しかし、次から次へとトラブルが起きるし、不具合は見つかるし、そのたび、説教・指導とを繰り返す日々。
なので途中からは、監督や大工さんから下地の作り方や、収まり(雨仕舞)について、何度も確認の連絡が入るようになっていった。
そして大工工事完了後、左官工事が中心となって現場が進んでいき、少しつづ落ち着いていたように見えたのだが、それは大きなトラブルの前、言わば嵐の前の静けさであった。
一見、ある程度順調に見えた現場も、いつしか現場の完成に暗雲が立ち込め始めたのが冬。
そもそもの完成予定は3月いっぱいとなっていたのだが、大工工事がずれ込んでいたため、左官工事の完了が怪しくなっていた。
それでも左官業者からは、完成が遅れるかどうか微妙なところと言うニュアンスだったので、何とか完成目指して頑張るようにと、尻を叩いていたのだが・・・・・。
4月に入り、進捗状況としては、まだ何割という状況。
そして、とうとう・・・・・。
一般の住宅ではないことと、特別な大きな行事があり、一時的に足場を取らなければならないため、少なくとも、多くの来客の目にふれる部分に関しては、なんとしても目処が立つようにと口うるさく言っていたのだが、それも適わず、足場解体日を迎えてしまった。
また足場解体数日前、前のブログにも記した、衝撃の事件が起こったのです。
原因は、大雨予報、天気が荒れると言う予報にも関わらず、バルコニー内部のビニール養生が残ったままとなっていた事で、そのビニールがドレン(排水口)部分に詰まり、プール状態となり、そして雨水が掃き出しまどを乗り越えて室内へと・・・・・・・・・。
雨漏りを治す工事だった今回の工事の中で、まさか雨漏りを誘発させるような原因を、それも決定的な人的ミスが起こるとは、恥ずかしいし、悲しいし、もう謝りつづけるしかなかったのです。
お客様は、私には関係ない部分だとは言ってくださるのだが、関わった以上、そこまで気を遣うように、周知徹底を指示すべきだったことが、私の足りなかったところ。
このときばかりは、本当に辛かった・・・。
大きな行事の直前と言うこともあり、障子の張替えを大急ぎで手配したり、雨ジミを目立たなくするために、薬品を用いてシミ抜きをしたり、ばたばたと走り、もはや無理矢理ではあるが、何とか当日を迎えられた。
そんな衝撃の出来事を越え、ようやく足場解体に至ったのが6月前半。
そこからも、やっぱり色々な事が起きたのだが、ここまで色々あると、ちょっとやそっとでは動じなくなっていた(苦笑)
そして最後に発覚したのは、敷地内の雨水枡部分から排水管内部に堆積し、固まった漆喰。
いやはや、道具の洗浄において、排水と一緒に流れた漆喰が固まっていたと言う、最後の最後での発見となり、怒る気力も無い状態となっていた。
結局、既存の枡と配管10数mは入れ替え、どうしても入れ替えがきかない部分は、高圧洗浄機に配管洗浄用の特殊なノズルを購入し、それで洗い流したのです。
この一件で、さすがにお客様も堪りかね、左官業者にお説教をしたらしいのだが、果たして、それが本人の胸に響いたかどうかは定かではない。
なにせ、一つ一つ、いちいち言い訳をするので、私としては、もう見放した状態。
お客様、皆の間に入って頑張り続ける現場監督(営業)、こちらの現場へ関わるきっかけとなった建築士さん、この人達のためだけに、私が投げ出す事をしなかったと言うだけという考え方も・・・・・。
とまあ、あまりに色々ありすぎた現場の、その中でも大きな出来事だけを記したのだが、それにしても、あまりに色々ありすぎた。
しかし、その色々な出来事を乗り越えたことで、お客様と私は安堵感につつまれ、現場監督(営業)は大きな経験を積んだことで、きっと将来役に立つだろうし、またそうなってもらいたい。
多くの現場を経験してきたが、このような現場も早々無いし、少なくとも自分の請けている現場では、このようなトラブルを起こらないような配慮をしているつもりだし、そして普段から非常に口うるさく各業者、各職人に指導してきている事もあり、このような混乱が起こったことは無い。
そういう意味では、お客様には多大なご迷惑が掛かってしまったものの、すごい貴重な経験を積ませてもらったのかもしれない。
そしてこの経験、このような事があったからこそ、より一層自らを律し、各業者、各職人ともども、全ての面での工事品質向上を目指し続けたいと思うのです。
そもそも、品質向上に完成も終わりなど無いのですから・・・・・。