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2011年04月03日
保証の可否
様々な建物において、塗装や防水のお見積もりをさせていただくのですが、それは在来木造からハウスメーカー、そして公共施設まで、本当に多種多様。
その多種多様な建物を前に、すれぞれに特別、特殊な仕様があり、そして専用の塗料があるのです・・・・・。
なんて事は無く、それぞれの下地材に最適な仕様があるだけで、それこそ、ハウスメーカーだろうが、公共施設であろうが、基本的にはそこにしか存在しない材料など無いのです。
実はこのような話、よくお客様から相談されるのですが、特にハウスメーカーの場合、自社専用塗料、自社専用防水材、と言う「自社ブランド」のラベルを貼った材料を使うことがある。
その専用とうたわれる材料も、材料メーカーとの契約で、専用型番をつけた包装をすることがほとんどなのです。
事実、塗料や防水材において、本当にその専用品しか存在しない場合、ハウスメーカーなどが自ら研究開発をして製造しない限り、製造するメーカーにとってみれば、相当価格を高くしないかぎり、採算などまったく合わないと言う事になってしまうからなのです。
まあ、裏話?と言ったところかもしれませんが、建築関連に限らず、製造という分野において、製造総数、販売総数が大きなものにならないと、大きな利益を生む事はできないという、資本主義の基本的なものですから、仕方が無いことなんですが・・・・・。
そんな「専用」とラベルを貼った材料を用い、ハウスメーカーなどは、自社でのアフターサービスに力を入れている。
いや、正確には、昔は見向きもしなかったアフターサービス工事の世界において、新築工事の件数が減少したこともあわせ、商売に結びつけるための「専用」を、自社顧客に勧めるのです。
もちろん、本当ならば自社製品でのことなので、工事のノウハウがあり、一般的な業者が知る由も無い特殊な施工があるのかも・・・・・・。
とならないのが悲しいことで、雨漏りを含め、建物を多角的に観察してきた私の実経験から言わせてもらえば、専用品だから何か変わる事もないし、ハウスメーカーがアフター工事で特殊なことをすることも無く、最終的には商売以外の何ものでもないのです。
昨日頂いた塗り替え工事のお客様からのお話も、ハウスメーカーの建物であり、そのメーカーの専用塗料を使用し、ハウスメーカーで工事をしない場合、今後の保証に問題が出ると言われたとのこと。
おいおい・・・・・・。
そもそも新築工事の契約書において10年保証の旨は明記されるものの、その保証期間を超えれば有償扱いになるのだから、何の保証をするというのだろうか。
たとえば、このアフター工事において、建物躯体及び付帯部分の保証延長の明記をされた契約書類をお客様に提出するとか、わかりやすくしていれば良いのだが、そんなものを見た事は無い。
となると、保証の可否についての範囲は、非常に曖昧なものとなってしまうのです。
そもそも、ハウスメーカーであったところで、部品、部材は工事場内で一貫生産されたところで、組み立ては人力であり、工事をする職人のレベルに左右されしまう事は否めないし、そもそも、すべての建物が画一的にならないのは、地盤、立地条件という外的なものに大きく左右されるからなのです。
だからこそ、人の手に頼るしかないのだし、そこで工事をする職人個々のレベルが問題になってしまうのです。
さらに言えば、手作業だからこそ職人の作業レベルだけでなく、モラルという部分も・・・・・。
まあ、ハウスメーカーで工事管理を非常に厳密にしていれば、このレベルの下限は随分と上がるのだろうが、かと言ってという部分もあるのが、建築物の工事において難しいところなのです。
それこそ、自動車の車検時に契約するような保証延長のパッケージプランでも導入すれば、解決するのだろうが、そこの基準は、基本的にノウハウをクローズしていると言うハウスメーカーにとってみれば、どんな言い訳をしたところで、お客様にとってはどれが正解で、どれが不正解なのか判らないのですから、場合によっては都合の良い解釈ができてしまうという問題点も。
このことは、アフター担当者の知識、技能、モラルのレベルにも大きく左右されてしまう場合が多く、事実、過去に私が雨漏り修理を行ったハウスメーカーの建物においても、いわゆるダメ社員が、お客様に言いたい放題、自分たちに都合の良い理屈を重ねていたことも。
ちなみにこのハウスメーカーのダメ社員に関しては、あまりの無知さ加減に、私が現場で怒鳴ってしまった(苦笑)
そして、その後の話し合いにおいては、支店責任者を後任にさせたぐらい。
なんだか長い話になってしまったのですが、問題点は、「どこが工事をするのか」と言う、工事をする側の都合ではなく、いわゆる素人であるお客様に対し、いかに正確な状況を詳細に伝え、現状を、そしてこれからを理解していただくようにするか、と言う事なのです。
少なくと、保証の可否を脅し文句のように使うようなハウスメーカーの対応には、大いに疑問を感じるところなのです。
さらに中には、「他所で塗り替えや防水工事を行った際には、今後の面倒は一切見れなくなる」などと言い放つ営業もいるらしく、それこそ恐喝まがいでは無いのかと・・・・・。
だからこそ私の役割は、正確に詳細に、そして噛み砕いて判りやすく、お客様に情報をお伝えすることなのだろうと想っているのです。
その多種多様な建物を前に、すれぞれに特別、特殊な仕様があり、そして専用の塗料があるのです・・・・・。
なんて事は無く、それぞれの下地材に最適な仕様があるだけで、それこそ、ハウスメーカーだろうが、公共施設であろうが、基本的にはそこにしか存在しない材料など無いのです。
実はこのような話、よくお客様から相談されるのですが、特にハウスメーカーの場合、自社専用塗料、自社専用防水材、と言う「自社ブランド」のラベルを貼った材料を使うことがある。
その専用とうたわれる材料も、材料メーカーとの契約で、専用型番をつけた包装をすることがほとんどなのです。
事実、塗料や防水材において、本当にその専用品しか存在しない場合、ハウスメーカーなどが自ら研究開発をして製造しない限り、製造するメーカーにとってみれば、相当価格を高くしないかぎり、採算などまったく合わないと言う事になってしまうからなのです。
まあ、裏話?と言ったところかもしれませんが、建築関連に限らず、製造という分野において、製造総数、販売総数が大きなものにならないと、大きな利益を生む事はできないという、資本主義の基本的なものですから、仕方が無いことなんですが・・・・・。
そんな「専用」とラベルを貼った材料を用い、ハウスメーカーなどは、自社でのアフターサービスに力を入れている。
いや、正確には、昔は見向きもしなかったアフターサービス工事の世界において、新築工事の件数が減少したこともあわせ、商売に結びつけるための「専用」を、自社顧客に勧めるのです。
もちろん、本当ならば自社製品でのことなので、工事のノウハウがあり、一般的な業者が知る由も無い特殊な施工があるのかも・・・・・・。
とならないのが悲しいことで、雨漏りを含め、建物を多角的に観察してきた私の実経験から言わせてもらえば、専用品だから何か変わる事もないし、ハウスメーカーがアフター工事で特殊なことをすることも無く、最終的には商売以外の何ものでもないのです。
昨日頂いた塗り替え工事のお客様からのお話も、ハウスメーカーの建物であり、そのメーカーの専用塗料を使用し、ハウスメーカーで工事をしない場合、今後の保証に問題が出ると言われたとのこと。
おいおい・・・・・・。
そもそも新築工事の契約書において10年保証の旨は明記されるものの、その保証期間を超えれば有償扱いになるのだから、何の保証をするというのだろうか。
たとえば、このアフター工事において、建物躯体及び付帯部分の保証延長の明記をされた契約書類をお客様に提出するとか、わかりやすくしていれば良いのだが、そんなものを見た事は無い。
となると、保証の可否についての範囲は、非常に曖昧なものとなってしまうのです。
そもそも、ハウスメーカーであったところで、部品、部材は工事場内で一貫生産されたところで、組み立ては人力であり、工事をする職人のレベルに左右されしまう事は否めないし、そもそも、すべての建物が画一的にならないのは、地盤、立地条件という外的なものに大きく左右されるからなのです。
だからこそ、人の手に頼るしかないのだし、そこで工事をする職人個々のレベルが問題になってしまうのです。
さらに言えば、手作業だからこそ職人の作業レベルだけでなく、モラルという部分も・・・・・。
まあ、ハウスメーカーで工事管理を非常に厳密にしていれば、このレベルの下限は随分と上がるのだろうが、かと言ってという部分もあるのが、建築物の工事において難しいところなのです。
それこそ、自動車の車検時に契約するような保証延長のパッケージプランでも導入すれば、解決するのだろうが、そこの基準は、基本的にノウハウをクローズしていると言うハウスメーカーにとってみれば、どんな言い訳をしたところで、お客様にとってはどれが正解で、どれが不正解なのか判らないのですから、場合によっては都合の良い解釈ができてしまうという問題点も。
このことは、アフター担当者の知識、技能、モラルのレベルにも大きく左右されてしまう場合が多く、事実、過去に私が雨漏り修理を行ったハウスメーカーの建物においても、いわゆるダメ社員が、お客様に言いたい放題、自分たちに都合の良い理屈を重ねていたことも。
ちなみにこのハウスメーカーのダメ社員に関しては、あまりの無知さ加減に、私が現場で怒鳴ってしまった(苦笑)
そして、その後の話し合いにおいては、支店責任者を後任にさせたぐらい。
なんだか長い話になってしまったのですが、問題点は、「どこが工事をするのか」と言う、工事をする側の都合ではなく、いわゆる素人であるお客様に対し、いかに正確な状況を詳細に伝え、現状を、そしてこれからを理解していただくようにするか、と言う事なのです。
少なくと、保証の可否を脅し文句のように使うようなハウスメーカーの対応には、大いに疑問を感じるところなのです。
さらに中には、「他所で塗り替えや防水工事を行った際には、今後の面倒は一切見れなくなる」などと言い放つ営業もいるらしく、それこそ恐喝まがいでは無いのかと・・・・・。
だからこそ私の役割は、正確に詳細に、そして噛み砕いて判りやすく、お客様に情報をお伝えすることなのだろうと想っているのです。
Posted by くぼた at 18:15
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