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『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです
日経ホームビルダー2011.1号より連載開始
写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』
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2006年11月26日
原因を理解するには・・・
近年、雨漏りの調査や修理に依頼が、工事比率を高めています。
その多くは、はっきり言って、特別難しいというものとは言い切れないものばかり・・・。
それなのに、お客様からのSOSは後を絶ちません。
その原因は、やはり工事に対しての理解が浅い事では無いか?と思います。
別にお客さま、住まい手のとっての特別な知識の習得や、勉強をしなさいと言う事ではなく、やはり工事業者の側の問題が多いのであります。
この工事業者とは、新築工事の専門業者などを初めとして、やはり建築、建設会社の監督も同様です。
専門業者とは、防水工事、板金工事という、一番最終的な防水、止水を施す業者に限ったことではなく、ようするに建物の関わる全ての業者ということ。
つまるところ、「自分だけの仕事だけよければ後は知らない」というようなレベルでは話にならず、やはり関連する仕事を知る事により、効率を良くし、施工精度を高め、お互いにミスをしないように、あったときには声を掛け合う事が出来る体制が必要と・・・・・・・、まあ書いているだけで、絶対ありえないな~と思ってしまうぐらいですが、建物を発注するお客さまにとっては、そんなレベルこそが最低限の望みではないかと考えるのです。
結局は、工事レベルが低い時点で、色々な欠陥が生まれ易くなりますし、それを監理監督する立場で、工事のチェックが出来なければ、どんなに素晴らしい素材もデザインも役に立たないということとなるのです。
今回の現場は、リフォーム工事において、室内の壁や天井を全て解体したことから見えたのですが、鉄骨部分に錆が回っていたのです。

原因はこの部分の上部、屋上にあることは明らかですが、屋上に上がってみると、防水面に大きな損傷はいものの、手摺を作っている部分の根元に気になるひび割れが・・・。

ただ単にココだけと決めつけることこそ、雨漏りを見る時点で一番危険なことなので、じっくり周辺観察を繰り返すことにより、絞り込んでいくのですが、丁度手摺の先には、水平になっている屋上から、一段下がって斜めの屋根が・・・・・。
この現場に出入るする大工さんによりと、「間違いなく一段下がっている屋根との取り合いだ!」との事でしたが、鉄骨を確認しても一方向にのみ水が流れた形跡と、それによって錆の発生が確認できている訳ですから、おのずと疑う範囲、位置が見えてくるのですが、判らない人にとっては、自分の経験と解釈がすべて・・・そこで思い込みをしてしまうのです。
しかし実際に、このような思い込みが後を断たないこともあり、見落とし、勘違いにより、雨漏りが直らない・・・という問合せ、ご相談が多いのもまた現実なのです。
私が多くの雨漏りを調査、診断、修理を重ねてきたことから強く思うのは、雨漏りとは、事実の確認と思い込みをなくし、建物を構造体から理解したうえで、使用素材を理解することだと思っています。
ようするに、日々勉強と言う事・・・。
私がどんなに多くの建物を見てきたからと言って、すべての素材、建材を観てきたわけでは無いですし、さらにいえばすべての工事を知っているわけでは無いのです。
しかし、どんな工事にも根拠が存在することも同時理解をしていることと、限界を知る事により、思い込みをなくし、理解をするようにしているのです。
どんなものにしろ、根拠が無く、理解を超えるような新工法や新素材は無いのですから!!
その多くは、はっきり言って、特別難しいというものとは言い切れないものばかり・・・。
それなのに、お客様からのSOSは後を絶ちません。
その原因は、やはり工事に対しての理解が浅い事では無いか?と思います。
別にお客さま、住まい手のとっての特別な知識の習得や、勉強をしなさいと言う事ではなく、やはり工事業者の側の問題が多いのであります。
この工事業者とは、新築工事の専門業者などを初めとして、やはり建築、建設会社の監督も同様です。
専門業者とは、防水工事、板金工事という、一番最終的な防水、止水を施す業者に限ったことではなく、ようするに建物の関わる全ての業者ということ。
つまるところ、「自分だけの仕事だけよければ後は知らない」というようなレベルでは話にならず、やはり関連する仕事を知る事により、効率を良くし、施工精度を高め、お互いにミスをしないように、あったときには声を掛け合う事が出来る体制が必要と・・・・・・・、まあ書いているだけで、絶対ありえないな~と思ってしまうぐらいですが、建物を発注するお客さまにとっては、そんなレベルこそが最低限の望みではないかと考えるのです。
結局は、工事レベルが低い時点で、色々な欠陥が生まれ易くなりますし、それを監理監督する立場で、工事のチェックが出来なければ、どんなに素晴らしい素材もデザインも役に立たないということとなるのです。
今回の現場は、リフォーム工事において、室内の壁や天井を全て解体したことから見えたのですが、鉄骨部分に錆が回っていたのです。
原因はこの部分の上部、屋上にあることは明らかですが、屋上に上がってみると、防水面に大きな損傷はいものの、手摺を作っている部分の根元に気になるひび割れが・・・。
ただ単にココだけと決めつけることこそ、雨漏りを見る時点で一番危険なことなので、じっくり周辺観察を繰り返すことにより、絞り込んでいくのですが、丁度手摺の先には、水平になっている屋上から、一段下がって斜めの屋根が・・・・・。
この現場に出入るする大工さんによりと、「間違いなく一段下がっている屋根との取り合いだ!」との事でしたが、鉄骨を確認しても一方向にのみ水が流れた形跡と、それによって錆の発生が確認できている訳ですから、おのずと疑う範囲、位置が見えてくるのですが、判らない人にとっては、自分の経験と解釈がすべて・・・そこで思い込みをしてしまうのです。
しかし実際に、このような思い込みが後を断たないこともあり、見落とし、勘違いにより、雨漏りが直らない・・・という問合せ、ご相談が多いのもまた現実なのです。
私が多くの雨漏りを調査、診断、修理を重ねてきたことから強く思うのは、雨漏りとは、事実の確認と思い込みをなくし、建物を構造体から理解したうえで、使用素材を理解することだと思っています。
ようするに、日々勉強と言う事・・・。
私がどんなに多くの建物を見てきたからと言って、すべての素材、建材を観てきたわけでは無いですし、さらにいえばすべての工事を知っているわけでは無いのです。
しかし、どんな工事にも根拠が存在することも同時理解をしていることと、限界を知る事により、思い込みをなくし、理解をするようにしているのです。
どんなものにしろ、根拠が無く、理解を超えるような新工法や新素材は無いのですから!!
Posted by くぼた at 14:25
│雨漏り