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 『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです

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2010年05月22日

確実に

トップライトの雨仕舞に問題があると思った現場、実は1回だけ雨漏りがあった。

それは・・・・・、私が高圧洗浄を行ったときであった。





もちろん、洗浄の際に高圧の水をまともに吹付ければ、約200kgの圧力が掛るため、いとも簡単に雨漏りをしてしまうので、そんな洗い方は絶対にしない。

ではなぜか?・・・・・・。

私が洗浄した際には、トップライトを気にしながら、その後ろの外壁を洗浄しているのである。

と言う事は、洗浄した際に外壁にぶつかった洗浄水が、雨仕舞の弱点となる部分から、室内へと浸入してしまう事を意味しているのです。

などの事柄を整理して考えると、今まで雨漏りは起きていないが、今後の事を考えると、見るからに雨仕舞に不安があるのだから、出来ればそれを解消したいと思うのが、多くの雨漏り修理現場に携わってきた私の考え。

と言う事で、雨漏りをした原因の可能性をお客様にご説明させていただき、雨仕舞の問題点を是正する工事を行う事となった。





まずは、トップライト周囲の瓦を撤去。

     確実に





すると、やはり不安要素である部分が顔を見せたのです。

     確実に





これは本来ならば、屋根下地の防水シートであるルーフィングが、トップライトの立ち上がり部分まで巻きあがっているべきもの。

そして当然ながら、ブチルテープなども併用し、角部分の弱さを無くようにしなければ不安があるのですが、そうなっていないからこそ、水がルーフィングを乗り越えてしまうのです。





そこで、新たなルーフィングを水下側から張り重ねていくと言う方法をとったのです。

     確実に





もちろん、これらの方法は特殊なものではなく、雨仕舞の基本なんですが・・・・・。

見えなくなる部分の雨仕舞こそ、確実に処理をしていくこと、それが最も大切な雨漏り防止方法であり、建物を建てるうえでの基本となるのです。



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