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2009年06月09日

カビ取り終了

1ヶ月近い時間を掛け、カビ取り、経過観察をしていた現場が、ようやく終了。

引渡しから数ヶ月で、檜の階段板の一部、杉の構造材の一部にカビが発生したことで、お客様が不安に駆られてしまった現場である・・・・・。





こちらのお宅は、構造材をはじめとして無垢材をふんだんに使用し、室内の壁も漆喰仕上げとなっている。

日照も悪くは無いし、風通しも悪くはない立地で、特に環境的な問題も無い。

そこでお客様は、洗濯物の室内干しがまずかったのか?それとも何か悪い木材が使われてしまったのでは無いか?という不安が生じてしまったのです。

実際にカビ取りをしに伺い、お客様から質問をされたのだが、お話をお聞きする限りは、どれも問題は無いのです・・・・・。






結局のところ、カビの原因として最も考えられるのは、木材に含まれるデンプン質にカビが出るという仕組みなのだが、それを言葉にしてしまえば簡単なものなのだが、全ての木材で同じ現象が現れる訳では無いところが、お客様を不安にさせるのです。

そうは言っても、合成された建材とは違い、無垢材は自然のものだから、それぞれの個性なのだが、そういう説明は案外難しく、何も無いときには理解できないものなのだろう。





今回は、数回通ううちに、何回もの質問を受け、何回も答えていたことで、納得はしてくださった様子。

もちろん私だけの説明ではなく、建築会社からも何度となく説明をしているので、目の前で手間を掛けたこと、時間を掛けたことによって判ってもらえたと思うのです。

そして本日は、カビ取りをして、その薬剤によって漂白されてしまった階段にワックスを掛けて、全ての工事が終了。

お客様の感情を和らげながら、素材の性質などを理解してもらうという、なかなか手間が掛かる作業だったのだが、私自身も勉強になった現場であった・・・・・。

     カビ取り終了



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Posted by くぼた at 22:27 │住まい

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