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実録!! 信頼とは何か?雨漏り調査・診断についてごあいさつお問い合わせ

2010年01月25日

不具合発見

先日の高圧洗浄の際に、軒裏の塗料が粉々になって剥がれた箇所があった。





本日朝から、確認のために軒裏の珪酸カルシウム板を叩いてみると、本来聞こえるはずの乾いた音ではなく、湿った鈍い音・・・・・。

これは、随分と長い期間、雨水を吸い込んでいたであろう証拠である。

そしてもう少し叩いてみると、脆くなった珪酸カルシウム板は、ぼそぼそと割れたのです。

     





こちらの建物は、鉄骨にALC板を張った仕上げなのだが、こちらの部位の側面は、ALCに磁器タイルが張られている。

このタイル張り、そしてその納まりに問題があり、雨水が下地へ侵入したというのが、このボロボロとした状態になっている原因なのです。





そもそもALCとは「軽量気泡コンクリート板」と書くぐらい、気泡だらけの板であり、非常に脆い素材。

そしてその気泡によって吸水性も高いので、板材に防水能力が無いうえに、タイル下地のモルタルも吸水してしまうため、「雨水に浸み込んでください」と言っているようなものなのです。

このような納まりは、ビルなどの外壁タイルはく離・落下事故の原因ともなるもので、危ない納まりであるにも関わらず、あちらこちらで同じような光景を目にするのです・・・・・。





さてさて、ではタイルを剥がすか?と言っても現実的ではないし・・・・・・、というわけで、もっとも確率の高い侵入経路をふさぐことと、吸水性を低くすることが、まずは今回の仕事。

どんな納まりにするかは、出来上がってのお楽しみ(笑)
  
タグ :鉄骨外壁

Posted by くぼた at 19:12Comments(0)TrackBack(0)住まい

2010年01月19日

漆喰工事

昨日から、都田町にて漆喰工事がスタートした。

こちらの現場は、屋根の漆喰を直す工事なのだが、根本的に棟を直さなければならない。

なぜ、そこまで根本的にと言うと、その根拠はこの写真を見るとよくわかるのです・・・・・・。

     





こちらの屋根は、和瓦の棟を冠瓦のみで仕上げる形となっている。

そのため、平瓦を積む形と違い、風雨の影響を受けやすい形状となるため、漆喰が薄く塗られている程度では、簡単にダメになってしまうのです。

まあ、こちらの屋根の場合、根本的に漆喰が薄すぎるんですが・・・・・。

     





そこで、全ての棟を解体し、やり直すのが今回の工事。

冠瓦の解体、漆喰、土の除去、というように進めていくと、棟の下から顔を見せる桟瓦のカットも中途半端であったりし、雨仕舞を考えても、なんだかなぁと言う感じ。

現場に入ってもらっている瓦職人のKさんも、これで良く雨漏りしていないよなぁ・・・・・と。

困ったものである。  

Posted by くぼた at 21:25Comments(0)TrackBack(0)住まい

2010年01月06日

樋交換

本日は、お隣のベランダへ梯子をかけての作業。

お隣は、ルーフバルコニーにアルミテラスを取り付けているのだが、そのテラスの樋がダメになっているための交換工事である。

     





このアルミテラスの樋は、一般的な住宅用とは違い、一回り小さな径の専用品。

なぜ専用になるのか?と言えば、見た目以外の何ものでもないのだが、確かに100角アルミの柱などに通常の60の樋では太すぎて意匠的にNGなのだろう。





ただし、一番のネックは、蛇腹の樋部材である。

確かに自由が利いていいのだろうが、蛇腹の部材は紫外線の影響を受けて、見るも無残な状態になってしまうのです。

今回の交換工事も、その蛇腹部材が穴だらけになってしまい、見苦しいだけでなく、ポタポタと雨水が落ちるため、その音がお住まいの方にとっての困りごととなっていたのです・・・・・。

     





それにしても、部品点数数点に、万単位の部品代がかかるこの樋。

耐久性が低く、そのくせ高い部品台というのが、なんとも納得できないのだが・・・・・。  
タグ :住まい

Posted by くぼた at 17:52Comments(0)TrackBack(0)住まい

2009年12月17日

塗装と防水

本日は朝から新築現場へ。

こちらの現場は、昨年からのお付き合いである建築会社の現場なのだが、家のコンセプトが共通しているため、大まかな間取りもデザインも同じものが中心。

そこで要望が多いのは、浴室のFRP防水と木部軒裏などへの柿渋塗装。




だが今回の現場では、1年に1回あるか無いかの、珪酸カルシウム板を張った軒裏が。

監督との打ち合わせにおいても、「珍しいね~」という会話が出るぐらい、めったにないし、現場に入る大工さんも、「釘打ちでいいの?」と聞くぐらい珍しい。

これはどちらが良い悪いという話ではなく、住まいのコンセプトによって、デザイン的にも傾向が決まってくるため、おのずと何が多くなり、何は珍しいという傾向が出てくるのです。




そんな現場にて、軒裏はパテを3回塗りしたのちに、カチオンアクリルの塗料にて仕上げ。

     




浴室はこちらの会社の定番である、浴室FRP防水非露出仕様を2プライにて仕上げ。

     




ただし、軒裏はもかく、FRPの臭気についてはこのところの悩みの種であるため、今後、他の防水を提案しようと思っているところ。

FRP防水の強度は素晴らしいのだが、なにしろ臭いはね・・・・・。  

Posted by くぼた at 21:53Comments(0)TrackBack(0)住まい

2009年07月23日

雨仕舞いを考える

本日は、取引先の建築会社で、雨仕舞いの打ち合わせ。





意匠的には、建築会社と言うよりも、設計事務所という感じのデザインが主のこちらの会社。

以前、てこずっていた雨漏り現場を調査、補修したことで、危なそうな現場など、監督から相談が入る事が多くなったのです。





今回は、片流れの屋根を持つ建物を新築するため、経年劣化をした時の、雨漏りリスクが高くなることまで懸念して、雨仕舞いについての相談。

この監督はとてもしっかりしていて、納まり図もすでに用意し、一次防水・二次防水ともに雨仕舞い的にベストな方法を検証し、それを書き入れてあったのです。

図面を見ながら、工事の注意点をアドバイスさせてもらいつつ、収まりの考えを感心しつつと言う感じで打ち合わせが進んだのだが、使用する防水テープのについても、アクリル系が良いのか、ブチルゴム系が良いのかと言う話などもでて、不謹慎かもしれないが、楽しい打ち合わせである。





このような、まじめに雨仕舞いを考えるならば、私の持つ知識が役立てば、どんどんと役立ててもらいたい。

なぜなら、雨漏りが無いのは当たり前だが、雨漏りのリスクについて経年劣化した際のことまで、きっちりと考えることが、お客様への安心を保証する事になるのだから・・・・・。  

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2009年06月09日

カビ取り終了

1ヶ月近い時間を掛け、カビ取り、経過観察をしていた現場が、ようやく終了。

引渡しから数ヶ月で、檜の階段板の一部、杉の構造材の一部にカビが発生したことで、お客様が不安に駆られてしまった現場である・・・・・。





こちらのお宅は、構造材をはじめとして無垢材をふんだんに使用し、室内の壁も漆喰仕上げとなっている。

日照も悪くは無いし、風通しも悪くはない立地で、特に環境的な問題も無い。

そこでお客様は、洗濯物の室内干しがまずかったのか?それとも何か悪い木材が使われてしまったのでは無いか?という不安が生じてしまったのです。

実際にカビ取りをしに伺い、お客様から質問をされたのだが、お話をお聞きする限りは、どれも問題は無いのです・・・・・。






結局のところ、カビの原因として最も考えられるのは、木材に含まれるデンプン質にカビが出るという仕組みなのだが、それを言葉にしてしまえば簡単なものなのだが、全ての木材で同じ現象が現れる訳では無いところが、お客様を不安にさせるのです。

そうは言っても、合成された建材とは違い、無垢材は自然のものだから、それぞれの個性なのだが、そういう説明は案外難しく、何も無いときには理解できないものなのだろう。





今回は、数回通ううちに、何回もの質問を受け、何回も答えていたことで、納得はしてくださった様子。

もちろん私だけの説明ではなく、建築会社からも何度となく説明をしているので、目の前で手間を掛けたこと、時間を掛けたことによって判ってもらえたと思うのです。

そして本日は、カビ取りをして、その薬剤によって漂白されてしまった階段にワックスを掛けて、全ての工事が終了。

お客様の感情を和らげながら、素材の性質などを理解してもらうという、なかなか手間が掛かる作業だったのだが、私自身も勉強になった現場であった・・・・・。

       

Posted by くぼた at 22:27Comments(0)TrackBack(0)住まい

2009年06月01日

カビ発生

先月の中旬のこと、お付き合いのある建築会社の監督から、カビについての相談があった。

まだ引き渡して間もない住宅らしいのだが、階段に使用した檜の一部、構造材の杉の一部に、カビが発生してしまったとのことで、その対応についての相談である。

     





カビを除去するためには、カビの根を死滅させる事が、まずは第一条件。

そこで、カビ洗い用の薬剤を塗リ込むのだが、私のカビ洗いは、どちらかと言えば外部が中心なので、今回は親しい磨き屋さんに応援を頼んだのです。





そしてカビ洗いに入った先々週、思いのほか手強いのか、なかなかカビが消えてくれないのです。

そもそもこのカビ洗いという作業は、室内の場合、まずは洗剤による洗浄作業を経て、その後にカビ洗い用の薬剤を塗りこみ、薬剤乾燥の段階で徐々にカビも判らなくなるという流れ。

ただし、カビ洗い用薬剤によって、木の漂白もされてしまうため、どこまで薬剤を塗るのか、しっかり区切らなければならないのです・・・・・。





ただし今回のカビは、「室内の湿度が高かったから」とか、「風通しが悪かったから」発生したものとは違うよう感じで、どちらかと言えば、木に含まれていたもののような・・・・・。

その証拠に、その部分だけと言う感じであり、木の白い部分の一部にのみ出ているのです。

そんな状況から、どこまで厳密にカビを洗えるか?、また洗うのか? 判断に迷うところ。





言い換えれば、無垢の木、生の木を使っている以上、自然界にあるカビの発生は、広い意味で考えれば、自然に起こることであり、当たり前のことなのかも知れないのです。

このように自然現象による変化が気になる場合、住宅建材などの既製品を使用することで回避すると言う考えになってしまいますが、そうすると無垢の風合いは感じられなくなってしまうという堂々めぐり・・・・・。

言い方は悪いのかもしれないが、どこまで納得できるのかが難しいところである。

なにしろ自然とは、人間の思い通りになる事ばかりではないのですから・・・・・。  

Posted by くぼた at 23:57Comments(0)TrackBack(0)住まい

2009年04月18日

屋根板金工事

賃貸アパートの改修工事も、完成予定日まで半分を切った。

外壁塗装の進捗はまずまずなので、気に掛かるのは屋根の板金工事である。

私が板金工事で最も信頼する職人であり、工事内容に心配は無いため、気になるのは天気に影響される進み具合だけなのですが、これも問題なさそうである。





     


今回の、というか、雨漏りを直すために選択した、屋根のカバー工法だが、下地の野地板などの大きな問題が無いため、直にゴムアス系のルーフィングを敷きながらの工事。

ちなみに、もし野地板がダメな場合には、コンパネを重ね打ちすると言う方法もあるのだが、私の考えでは、屋根上にあまり余分な重量は増やしたくないし、もしそのような方法を選択せざるをえないならば、既存のカラーベストを剥がすところからやるほうが現実的。

となると、今回のようにそのままルーフィング・・・となるか、既存屋根を剥がして、完全に下地から・・・、のどちらかである。





昨日までに北面屋根を納めていたので、本日は南面屋根へ移動。

ルーフィングを敷き、段葺き形状に成型したガルバ鋼を、1枚づつ重ねていくと言う繰り返しの工事である。

ただ、これだけならば、誰が葺いても問題が生じることはまず無いが、このあとの水切り関係が重要なのです。





しかし、大きな部分が進む事で、目処が立ってきて、まずは一安心ある(笑)  

Posted by くぼた at 22:24Comments(0)TrackBack(0)住まい

2009年01月28日

室内補修

本日は、先々週にお客様よりご相談いただいていた、室内窓枠などの補修工事に入った。

こちらは学生専用アパートとして、賃貸アパートを経営されているお客様なのだが、「最近の学生は・・・・・」なんて言うような使い方の粗さが目立つようになり、窓枠には大きなシミ、そのほか傷も多数という状態。





ただし、細かな傷などを取り上げてもきりが無いし、あくまで賃貸という性質を考えれば、「ある程度・・・」は仕方が無いことなのでしょう。

そこで、小傷の多い敷居などは、もともとの仕様にあわせると言う事で、ウレタンクリアーを塗装。

次に最大の問題点であった、窓枠のシミへ・・・・・。

だが窓枠は、水か何かをこぼしたようなシミと傷、日焼けによって、斑になっているのです。





そこで、40番と言う非常に粗いサンドペーパーで、完全に一皮を剥いてしまうようにしたのだが、これまた簡単にはシミが消えるレベルにはならず、しばらくペーパーで擦り続けたのです。

そんな事を繰り返し、ようやく何となくボケてきたところで、180番ペーパーに変更し、手触りの調整。

表面を滑らかにしたら、オスモカラーウッドワックスで半透明に着色。

     





ちょこっとした補修の筈なのだが、手間は決してちょこっとでは無いのが辛い・・・・・(苦笑)  

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2009年01月14日

仕上げ

昨日に引き続き、本日もリフォーム工事。

本日は仕上げ工事であり、朝イチは床のCF(クッションフロアー)張りからスタート。





今回入ってもらった床張りについては、クロス職人ではなく、床専門職人。

まあ、クロス工事も無いし、どうしても既存の床の上からコンパネを張っているため、一応気を使ってはいるものの、多少の凹凸があり、それを綺麗に納めるためにも、そしてなによりスピードについても、このあたりはさすが専門職である。





床張りが約2時間で終了し、若干の乾燥時間をとった後、シンクやガス台を搬入。

これらは全て新品に入れ替えであり、そのまま壁面へビスで固定。





そして板金職人に入ってもらい、シンクやガス台を覆う壁面へ、板金で加工したガルバ鋼の板張り。

ここは、本来ならばステンレスが望ましいのだが既存がトタン板であったことと、コストの都合上、ガルバ鋼での加工である。






これで一通りの工事が完了し、また荷物移動へ。

本日は、引越し会社で働いていた経験を持つ知り合いに応援を頼み、体力と片付けのコツについて協力してもらい、大急ぎで片付け。

とまあこんなんで、キッチンの大急ぎリフォーム工事が、なんとか終了である・・・・・。  

Posted by くぼた at 22:54Comments(0)TrackBack(0)住まい

2009年01月13日

リフォーム

本日から、年明けにご相談があった、賃貸住宅のリフォーム工事に入った。

今回の工事は、キッチン(DK)の床が弱くなったことから、急遽その補強を兼ねた工事となったのだが、そのついでで確認したシンクの漏水も、これまた交換しか無い状態であった。





そんなリフォーム工事なのだが、賃貸住宅の場合、工事の基本は入居者が無い状態のときに行うもの。

しかし今回は急を要する工事であり、入居後半年程度の期間しか経過していないため、入居者の協力の下、荷物の移動からはじめなければならないのです。






そこで、まずは食器棚から食器類を全て移動。

この移動は、ひたすら新聞紙に食器を包み、持参のコンテナに入れていくという、なんだか引越し業者のような作業。

次に、食器棚やその他の家具類を外に出し、ブルーシートで覆いを掛けておいた。






一通りの荷物が片付いたところから、次は木工事。

下地の状態を探り、その上に合板を入れて、床を2重にしてしまうのです。

これが、賃貸住宅でなければ、下地からやり直すとか、フローリングに張りかえるなどの方法も考えるのだが、あくまで賃貸と言う事で、コストを掛けず、実用強度を出すのが、今回の目的なのである。






ただし、築20年は経過しているだろう賃貸住宅では、いまどきの凹凸の無いつくりでなく、真壁と大壁が混ざり合ったような壁なので、床に絡む凹凸の多いこと多いこと・・・・・。

おかげで、予想はしていたものの、ずいぶんと手間が掛かってしまったが、一応無事完了。

と言う事で、明日は仕上げ工事である。  

Posted by くぼた at 21:27Comments(0)TrackBack(0)住まい

2009年01月08日

入荷予定

お正月明けの6日の日、台所補修の現場確認をしていたリフォーム現場がある。

その現場は借家として使用しているところで、経年劣化によって、床の合板がダメになってしまい、ブカブカした感触となっているのです。






床だけならば、合板を二重張りにする方法をとり、クッションフロアーを張りこめばそれで完了なのだが、今回はもうひとつ直さなければならない個所がある。

それがシンク(キッチン)部分。

シンクの排水枡となる部分が劣化し、漏水をしていたので、そこはそこで、シンク下の収納がびしょぬれの状態となっていたのです。





これも、小細工で何とかなるものではないので、シンクは交換。

ただし、ここでシンクだけ交換し、ガス台がそのままと言うわけにはいかないので、同時交換ということで、各1つづつ発注をしたのだが・・・。






「入荷予定を至急連絡」という指示とともに、商品を発注したのだが、正月明けと言うこともあり、納期連絡がなかなか来ないまま時間だけが過ぎた本日、ようやく連絡が来た。

ただし、納期は来週火曜日と、まだまだ数日先。

借家の大家さんのご理解と、借家のの住人さんのご協力で、なんとか時間はいただいているものの、この入荷の遅さは受注生産品か?!と突っ込みたくなるほどである。

さて、入荷に合わせ、すべての工事予定を立てなければ・・・・・。
  

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2008年12月18日

交換

昨日の雨の降る前に、外した軒樋は交換しておいた。

今回の場合、角樋から角樋への交換となったのだが、同じように思える樋の形状も、実はずいぶんと違うものなのである。






まあ、この樋の形状が変わることによって、樋の一部交換したくても、部材がまったく手に入らないという事が、全面交換のきっかけなのだが、これは半丸の樋以外は、ずべて同じなのです。

半丸の場合は、非常にオーソドックスは形状なので、ずっと寸法も含めて継続されてきているが、角の場合は流行にも左右され、ちょっとした角部分の変更や、凹凸がいくつかついたり、さらにその位置や寸法が変わるなど、ちょっとした変化というモデルチェンジに影響されてしまうのです。






しかし、多くの樋は塩ビという素材で作られているため、塗料を塗って耐久性を大きく向上させられるか?と言っても、美観はよくなっても耐久性については・・・・・。

なぜならば、先日のブログでも記したように、樋の中へ変形防止のために入れられる芯の鋼板が錆びてしまえば、まったく意味が無いし、水の通り道は塗装が効かない。

となると、実のところ樋はある程度の年数で交換をするというのも、選択肢の一つとなってくるのです。



         






と言う事で、案外処遇に困る素材の一つなのです・・・・・
  

Posted by くぼた at 23:55Comments(0)TrackBack(0)住まい

2008年12月15日

樋の耐久性

現在塗り替え中の建物では、軒樋が無残な状態になっている・・・・・。

その状況に気がついたのは、高圧洗浄のときなのだが、洗浄中に軒樋がバリバリと砕けていったのである。

     





そもそも殆どの樋は、「塩ビ」のものであり、紫外線の影響もあって、風化が進めば割れやすくなるのは仕方が無いことなのだが、今回の場合は、そういう理由ではない。

その理由とは、樋という製品を作る時点で中に挿入される鉄板があるのだが、その鉄板に水が回り、錆が進行したことが大きな原因なのです。

そして、錆と言っても表面的な生易しいものではなく、錆の進行によって腐食となり、その腐食状態の錆の膨張によって、サンドイッチされている腐食した鉄板と塩ビとの隙間がどんどんと広がり、その事によって、雨水もどんどんと奥まで回っていくと言う悪循環なのである・・・・・。






これは、もはや限界なので、対策としては・・・・

①樋の全交換する
②悪い部分だけを切断し、そこだけ新品の部材で継接ぎする

というあたりしか無いのだが、コストを抑える方法である②の部分交換も、同じ樋の部材が手に入らなければダメ。

と言うのも、樋も定期的にモデルチェンジしてしまうので、その部材が生産完了後、手に入れる事ができるのが、最近では5年に満たないこともあるのです。・・・・・。






そんなことで、樋の交換しか方法が無く、本日は朝イチから取り外し。

         






ここまで外すのも、なかなか手間が掛かるのだが、このあと取り外さなければならないのが樋勿。

樋が替われば、それを支える金具も形状が違うので、仕方が無いことなのだが、しっかりと釘打ちされた金物を取り外すのも大変な作業なのである・・・・・。

それにしても、樋の耐久性も、こんな部分から簡単にダメになってしまうのだから、もう少し想像メーカーも考えてもらいたいものである。  
タグ :住まい

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2008年12月14日

ふたつめ・・・その2

少し写真が多いので、昨日の解説をわけてみました(笑)





金物の下地ができたところで、金物を取り付け固定。

外壁サイディングが金物取り付け後に納まってくる新築工事と違い、とにかく現状のできることのなかで、最大限効果を得られる方法、雨水が回らない方法で工事しなければならない。

そこで、狭い隙間の中で、換気金物のツバの上からもブチルテープを張って、いわゆる二次防水で雨仕舞処理もしておくのが改修工事の場合でも必須なのです。






その後、サイディングと換気金物の隙間へのり付きバックアップ材を接着し、2面接着となる状態をつくり、2成分の変性シリコンを充填し、取り付け工事が完了。

ちなみに、ここで2成分を使うのは、シーリングの強制乾燥のため。

隙間、厚みが大きいこのような箇所の場合、カートリッジに入った1成分のシーリング材では、気温の低さもあって、表面乾燥はもちろんのこと、内部の乾燥には非常に長い期間(時間単位ではない)が掛ってしまうのです。

このため、硬化剤による強制乾燥によって、確実に乾燥させようと言うわけなのです・・・・・。

     







この交換した部分と比較し、なんとか「ケレン+錆止め+上塗り」で保護してみた箇所はこんな感じ。

     






先々を考えると、すべて交換をしておきたいとも思うのだが、かかるコストの面にも配慮し、今回の交換は4か所中の2か所である。

そして塗装した部分については、重防食分野の錆止めをたっぷり塗り込んでいるので、しばらくは大丈夫だろうが、解体した残骸をみると、多少の不安はのこるのだが・・・・・。

     






それにしても、お客様にも言われたし、自分でも確かにそう思うのだが

「よくやるよなぁ」と思うのであった(笑)
  

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2008年12月13日

ふたつめ・・・その1

昨日につづき、本日はふたつめの妻換気金物の交換。

お客様とこの金物交換の話をした際には、「くぼたさんが自分でやるの? 大丈夫なの?」と心配されてしまったが、このような雨漏りに絡む修理は、人に頼みたくても、誰もやってくれませんから、自分でやるしかないのです(苦笑)






さて、本日は昨日の経験があるため、比較的気持に余裕があり、写真を交えての解説である(笑)

こちら側の換気金物は、すでに大穴があいた状態であったため、解体というよりも壊していくと表現したほうがいいかも・・・。

     






まずは一部をサンダーで切断し、側面を起こしてみると、案の定、錆の進行はなかなかの状態。

やはり鉄製部材を塩害が心配されるような箇所に使ってはいけないのである。

     






解体が進み、下地があらわになると、昨日の場所と違いアスファルトフェルトが確認できた。

昨日の箇所も、おそらくアスファルトフェルトは入っているのだろうが、開口部を大きく切りとってあり、解体した部分では確認できなかったのだと思われるが、こちら側もなぜか真ん中はアスファルトフェルトが無い・・・・・。

     

     

    


ただ、アスファルトフェルトの有無にかかわらず、改修工事を手掛ける以上、そとから水を入れない細工を施すしか方法がない。

これを完全解体するだけのコストをかけるよりも、現況をいかに改善するかが腕の見せ所と言ったところかも・・・。

と言うことで、こちらもブチルテープを重ね張りし、防水層という下地をつくっていくのです。

     





続く・・・。  

Posted by くぼた at 22:28Comments(0)TrackBack(0)住まい

2008年12月12日

ひとつめ

注文をしていた妻換気金物も入荷し、いよいよひとつめの換気口から交換。






もともとの妻換気金物は、鋼板のもので、旧竜洋町と言う立地から考えても、腐食しないわけなどあり得ないという立地条件。

なぜ?わざわざ鋼板の金物を取り付けたのか、新築した会社にきいてもおそらく答えられないだろうが、どちらにしても鋼板では錆の進行がすさまじく、ボロボロになってしまうのは防ぎようが無いのです・・・・・。

     






まずはサンダーを用いて少しづつ解体・切断を進め、およそ2時間半。

ようやく解体が終わり、そこに姿を見せたのは、換気口のための穴。

ずいぶんと大きな穴なのだが、なぜか防水シート見つからず、覗き込んだりしてみたのだが、やはり見つからない。

     





そこでブチルテープを張りまくり、防水シートの役割を持たせると同時に、新たに取り付ける換気金物の雨仕舞いの役割を持たせるのです。

このとき・・・あまりに集中しすぎてまったく休憩無しで半日。

写真もまともに撮ることすら忘れ、試行錯誤である。






という事を繰り返しながら、ようやく仮付けまでたどり着く事ができたのである。

     





まずは仮付けでホッと一息つくことができたのです。

極力建物を壊さないようにしながら、試行錯誤の作業なので、その集中力も半端な話では無い。

さて、のこるはもう一つだけ、頑張らなければ・・・。  

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2008年10月23日

カバー工法・・・3

ガルバリウム鋼板の段葺きによる、カバー工法の板金屋根が、本日おおよそ完了した。

     





今回の採用基準は、意匠ももちろんだが、なにより下地の状態と、先々までの住まいの事を総合的に判断したもの。

そう考えると、「屋根を被せるほうが良いじゃん」と思われるかもしれないが、決してそればかりが先行すべきものでは無いのです。

その理由のひとつとして、外壁との取り合い部分などが大きな障害となり得る可能性があるから・・・。





障害の可能性とは、大屋根と表現する、外壁と取り合いの発生しない屋根は問題が出にくい箇所となるのに比べ、下屋根と呼ばれる、いわゆる2階建ての建物の1階屋根と、そこに隣接する外壁の部分に問題が生じやすいと言う事なのです。

これは、既存外壁に伝う雨水などを、どこまで遮断できるのか?また外壁下地に雨水が回った際にはどうなるのか?という、目に見えない、見えにくい部分に秘密があるのです・・・・・。





なんだか、「また!」小難しいことを書いていると思う方ばかり・・・かも知れませんが、それだけ後施工の部材には、リスクが付いて回るという事なのです。

もちろん、そのようなリスクを回避するような、目には見えない隠れた細工も施しているのですが、このアタリは経験から導き出される教科書の無い分野。

まあ、実際には、水の流れと建物の構造を理解すれば、なんら難しいことは無いのですが、今回は、企業秘密としておきましょう(笑)  

Posted by くぼた at 23:23Comments(0)TrackBack(0)住まい

2008年10月20日

カバー工法・・・2

カバー工法という名前は、おそらくいろいろな分野で使用されていると思うのだが、今回は既存のカラーベスト屋根に、鋼板屋根を被せるという工法のこと。

そもそも、劣化した屋根の上に、新たにものを載せるのもどうなのだろうか?という疑問もあるかも知れないが、古いカラーベスト屋根には、基材の強度を保つために、アスベスト(石綿)が使用された製品があるため、このような問題の対処方法として、最近広く採用されている工法なのです。





実は、このアスベスト含有製品の廃棄にも相当な費用が掛かるし、その除去工事についても同様にさまざまな対策を講じる必要があり、最終的なコストの計算が大きくなるのです。

だからと言って、放置も出来ないし・・・という現実問題との葛藤に挟まれる、なかなか厄介な素材なのです。






そんな屋根を今回は、ガルバ鋼板を成型した、段葺きというスタイルの屋根材で覆うことに。

まずは、唐草、ケラバ部分に上から新たな水切を被せ、その上にゴムアスのルーフィングを被せていくのです。

     





この水切りの類が大事な部分であり、さらに屋根が二重になると思ってもらえば良いのです。

もちろん、屋根材の隙間から雨水の浸入が頻繁にあっては困るのだが、万が一の備えたのがゴムアス系のルーフィングによって、打ち込む釘の周りを防水するという役割も兼ねているのです。

  

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2008年10月18日

カバー工法・・・1

築20年以上を経過し、まったくメンテナンスをしていない、住まいの屋根(カラーベスト屋根)をどうするか?

今回の建物は、外壁と共に屋根についても方法をじっくり思案した現場。

     






しかし、気をつけなければならないのは、「屋根材の劣化=雨漏り」の図式は、あまりに無謀であるという事!

多くの方々から、同じような質問を受け続け、毎回の同じように答えているのですが、屋根とは、屋根材自体で防水性を確保しているのではなく、一次防水となる屋根葺き材に対し、二次防水となる屋根の下葺き材(ルーフィング)によって、防水性を確保しているという事なのです。






もちろん、美観の問題や、そのほかにも下地材の劣化などなど様々な問題はあるのですが、面として1枚の構造になる防水材と違い、屋根はあくまで部材の重なりがあるもの。

そうなると、強雨、強風時には水は屋根材の下へ侵入していくのです。

しかし、どんな屋根にも屋根材の下には下葺き材が入っており、古い瓦屋根などの場合には、現在のようなゴムアスのルーフィングという高性能な素材が無いはるか昔から、杉皮や土などによって、その機能を果たしていたのです。

と言う事は、屋根材が割れたりしていない場合、いきなり雨漏りの危険があると言うのは、やっぱり無理がある。






ここまで言いながら、じゃあそのまま放置しても良いのかと言えば、そうではない。

いきなり漏る事は無くても、下葺き材だけに頼っていては、いずれ下葺き材が劣化すれば、雨漏りの可能性が全く無いとは言えなくなってしまうのです。





そこで今回決定した工事は、既存のカラーベスト屋根をそっくりそのまま板金屋根で覆ってしまう、いわゆるカバー工法。


                         ・・・・・続く  

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