■ 記事掲載のお知らせ ■

 『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです

日経ホームビルダー2011.1号より連載開始
写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』
玉水先生とともに監修を行いました


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実録!! 信頼とは何か?雨漏り調査・診断についてごあいさつお問い合わせ

  

2015年03月24日

雨漏り110番グループ 大阪勉強会(2日目)

前日の懇親会から一夜明け、朝から心斎橋に集合したのは総勢10名。

そこからレンタカーに乗り込み向かった先は、兵庫県加西市のハウゼコ加西工場である。





前日の勉強会から人数は減ったのだが、それぞれの業務を優先するなかで、都合がついたのがたまたま10名だったというだけ。

それもこれも今回の工場見学の企画に関しては、2月に東京市ヶ谷で行われた『住まいの屋根換気壁通気研究会座談会およびハウゼコ技術セミ ナー』に私が参加した際、社長に工場見学の話をしてしまった事が発端であり、前日の技術セミナー、翌日の工場見学という、たいへん無理なお願いをしてしまった事にあったのです。

日程が押し迫っているにも関わらず快諾いただいた事で、急遽声かけをした中での10名の参加、各々の業務もあるなかで、みんな勉強熱心であるメンバーである。





加西工場へ到着し、早速見学をさせていただいたのだが、内製化率99%の工場は「さすが」と言う言葉に尽きるもの。

効率よく製造するのも大事なことなのだが、材料の無駄を省くことと、製品のバラツキをなくすようなデリケートな微調整まで、社員の皆さんがテキパキと働く姿が大変印象的。

そしてクライマックスは、工場敷地内に建てられている実験棟。

     






こちらの実験棟は、実際に社員が生活しており、より現実の住宅に近い状態での計測を実施しているのです。

さまざまな設備を用いて雨仕舞について考え、建物に実際に用いることで換気や通気について考え、そして確かめていくと言う姿勢。

より良いものを作ろうと言う意識で実験を積み重ね、完成品にフィードバックしていくので、机上では判らなかったことが判ると思いますし、この姿勢に大変感銘をうけたのでした。

     






この後、地元の造り酒屋で昼食を頂いたり、早く帰るメンバーを姫路駅へ送りながら姫路城を外から見たりしつつ大阪へ。

       






帰りの道中、ちょっと寄り道で新神戸駅横の大工道具館へ。

私は前日見学に行ったばかりなのですが、今回同行したメンバーを連れて行きたいと思い寄り道。

       






学ぶ事盛り沢山の2日間、これからの仕事に役立つ知識とともに、雨漏り110番グループの仲間であり多くの経営者とともに行動することで、ちょっとした話の中にも大事な事があったりと、たいへん良い時間をいただくことができました。

またなにより、2日に渡り勉強の場をいただけた「ハウゼコ」神戸社長をはじめとして社員の皆様に、心より御礼申し上げます。  


Posted by くぼた at 07:39雨漏り雨仕舞い

2015年03月16日

雨漏り110番グループ 大阪勉強会(1日目)

先週の火曜日・水曜日の二日間、雨漏り110番グループの勉強会が行われた。

雨漏り110番グループとは、私が参加する、雨漏りの調査・診断・修理を行う日本最大の雨漏り職人ネットワークであり、もちろん、このグループに参加する人間は、雨漏り診断士資格を取得した者で、かつ雨漏りに真摯に取り組む姿勢が明確であり、絶対に諦めないことを約束できるメンバー。

この言葉だけ挙げれば、とてもハードルが高いように思うが、どれもこのグループにおいては必須のものであり、当たり前のことであり、そんなメンバーが集まるのが、この雨漏り110番グループなのです。






雨漏り110番グループにおいて、勉強や研修などの企画・立案担当である私は(笑)、今回は関西地区のメンバーが主体となって内容を練っていたのですが、意識の高いメーカーさんとの勉強会も良いのでは無いかと思い、勉強会についての調整をさせてもらったのです。

今回の勉強会では、金属製建築材料メーカーであり、自社にて研究から製造まで全てをおこなっているハウゼコさんに依頼をし、技術セミナーを開催してもらいました。






こちらの会社「ハウゼコ」さんとの接点は、数年前の建築建材展。

会場内を歩きながら目にした通気部材を手にとり、角度を変えながら仕組みを見ていると、声を掛けてきたのは営業の方だったのですが、私の質問にもすぐさま答えてくれ、自社の製品を理解しているのがすぐにわかったのです。

また、製品の研究開発において、雨仕舞の仕組みの著者であり、私が勝手に師と仰いでいる東海大学名誉教授の石川廣三先生も関わっていると聞き、すっかり話し込んでしまったのです。

もちろん、部材の完成度が高いことが重要であり、これに関しては、いくら師が関わっているとは言っても厳しい目で見るのですが、この事に関しても問題が無いし、なにより社長自身が先頭で説明をする姿に感銘を受けたのでした。

火曜日の午後から行われた今回の技術セミナーにおいても、社長自らがセミナーをしてくださり、かつ、メンバーからも要所要所で質問が入るなど、大変濃い時間を過ごさせていただきました。

     






またこの技術セミナーの後、そのまま会場をお借りして、グループ内のメンバーである雨漏り110番西東京店の宇野社長が行うマーケティングについての勉強会が行われました。

こちらも大変勉強になるもので、宇野社長が自身の経験の蓄積を元にしてまとめたもので、分析力のある宇野社長ならではの視点も含め、ここまで細やかなマーケティングをするのものかという驚きもありました。

     






およそ3時間の中身の濃い勉強時間を得て、グループ内のレベルアップを図った後は、関西メンバーの仕切りで懇親会に突入(笑)。

この懇親会には、ハウゼコの神戸社長をはじめとして、技術畑のOさん、営業のYさんもお付き合いくださり、夜遅くまで話が盛り上がったのは言うまでもありません。

もれなく全員のテンションが上がり、遅くまでお付き合いさせてしまった事を、この場を借りてお詫び申し上げます(汗)。

そして、翌日へとつづく・・・・・。

  


Posted by くぼた at 20:01雨漏り雨仕舞い

2014年11月25日

インプットからアウトプットへ

今月の半ばまでは、ジャパンホームショーという大型の展示会、技術セミナー、そして勉強会などなど、インプットが集中した。

これらインプットの場に参加すると言うことは、それなりの時間を要することなので、現場の進捗に遅れが出る可能性も否定できない。

しかしながら、建物を直すという仕事をしているなかで、インプットすることは大変重要なことであると考えているため、単純に比較できるものではない・・・・・。

これは、多くの見識を持つことで、その中から修理に役立つ方法や部材を適材適所で配置すること、この引き出しをより多く持つことは、既成概念にとらわれない修理を実現するためのものなのです。


          






今回、多くのメーカー、多くの製品に触れることで、現在進行中の雨漏り修理現場で役立ちそうなものを見つけることができた。

もちろん、既製品なので、雨漏り修理を想定されて作られているものなど存在していないし、製造メーカーはおろか、メーカーの開発者も、そんな使われ方を想定していることなど有り得ない。

だからこそ、柔軟な発想をする必要があるのだが、ここでわざわざ記することではなく、修理に関わるものならば当たり前の話。






これは塗装工事や防水工事を行う際にも同様で、既存の状態を理解できず、固定観念にとらわれていると、工事を行う本来の目的である「建物のメンテナンス」にならないどころか、かえって不具合を仕込んでしまうことすらあるのです。

そして、これら私が感じていることは、何もいちいち粗探しをしているわけではなく、建物のメンテナンスに関わりつづけてきた自身の経験から、このように感じているからなのです・・・・・。






ちょっと(?)話がそれてしまったが、いくつか見つけたアイテムの中の一つを使うべく、早速仕入れできるルートを確認。

建築関連の建材は仕入れルートが限られるものもあり、これを確認できなければ、せっかく使い方をイメージしても、肝心のモノが手元に届かないと言う事が出てしまうのです。


          






今回は仕入れ可能なルートが見つかり、ここからが私の本当の仕事。

見つけた部材を現場で活かすこと、もちろん工夫が必要であったり、改造が必要であったりするものの、建物を直すこととは、現状復旧ではなく、少しでも環境改善が出来れば、より長持ちさせることが出来るはずなのであり、これが私の仕事であり、当社の強み。

このインプットから、現場で活かすと言うアウトプットへ、どちらか片方だけで成立しないのですから、時間を使った価値があるというもの。






ただし、現在進行中の現場で使ってはみたが、役には立つが、だいぶ部材の改造が必要となり、改修工事用アイテムとして使いやすくするために、形状案の図面を起こし、メーカーに送ることになったので、最近覚えたCADも役に立ちそうである(笑)  


Posted by くぼた at 23:28雨漏り修理雨仕舞い

2013年02月16日

第15回 雨漏り診断士資格認定試験



本日は大阪市内天満にて、NPO法人雨漏り診断士協会主催、『第15回雨漏り診断士資格試験対応講習会ならびに資格試験』を開催している。






15回目となった今回の雨漏り診断士資格試験なのだが、今までに250名を超える診断士が誕生している。


資格はあくまで資格なので、この資格において雨漏りがわかるとか、簡単に修理できるようになる、と言うような、そんな都合の良いものではないのだが、少なくとも、資格試験に挑戦することで、雨漏りに関わることを勉強する機会が出来るので、この機会こそが非常に重要なのです。






そして雨漏り診断士試験の内容は・・・・・、そもそも教科書などどこにも存在しないもの。

建物を設計した段階で仕込まれてしまう不具合が雨漏りに繋がることがある。

完璧な設計を行った筈なのだが、施工中に意図せず雨漏りを誘発してしまうような不具合が仕込まれてしまうことがある。

経年変化、経年劣化によって、不具合が発生したことでおきる雨漏りがある。

予想を超える気象などの条件や外的要因によって引き起こされる雨漏りも・・・・・。






様々な原因、要因がきっかけで起こる雨漏りは、何かの統一性があるわけでもなく(全く無いわけではないのだが)、時として、突如目の前に現れる事象なので、簡単な理屈で片付けられる問題ではないのです。

そんな、非常に判りにくい事象である雨漏りなのだが、雨漏りのご相談が減る気配どころか、増える一方の、建物に関わるもっとも厄介な問題なので、私を含め、協会の理事全員の経験をまとめ、噛み砕いたのが、この試験の基となっているのです。

だからこそ、しっかりと勉強してもらいたいし、私たちが経験してきた大きな遠回りを、少しでも近道に変えることが出来るなら、世の中の雨漏りが少しでも減るかもしれない・・・・・、だからこそ!!






          






想いが伝わるか否かは別問題なのだが(苦笑)、この想いを伝え、感じてもらえるよう、私たち講師自身も非常に真剣なのです。  


2012年10月27日

実例から学ぶ雨漏り診断のノウハウ

先週の土曜日、八重洲にて『実例から学ぶ雨漏り診断のノウハウ』と題した、雨漏り診断スキルアップセミナーが開催された。

私が副理事長として参加している、NPO法人雨漏り診断士協会主催のスキルアップセミナーである。







今回のセミナーは、雨漏りの調査・診断に特化した内容とすると理事会で決定したため、セミナー資料には、雨漏り修理についてのものは一切入れる訳にはいかない。

となったのだが、私のところでご縁があって関わる建物は、雨漏りが非常に酷い状態であったりし、建物躯体に大きなダメージを受けているケースがとても多い。

おそらくこれは、他の理事と比較しても、あきらかに私のところが多いのでは?と思うほどである。






だからと言う訳ではないのだが、雨漏りの目視診断から散水、そして解体・・・・・・と、屋根や外壁を解体した写真が多いので、セミナー資料を作成する際も、ついついそういう写真を入れたくなってしまうのです。

この解体という作業、全ては雨漏り原因を根本解決するためのものであるため、これから経験を積んでいくであろう受講者の頭の中に、雨仕舞の仕組みや概念を取り入れてもらうためのものだと思っているため。

と言う私なりの理屈と言う事で・・・・・・・・(苦笑)



     






そして今回のセミナーでは、セミナー後の懇親会も企画したのだが、これがまた30名以上の人数となり、会場はすごいことになった。

なんといっても、「雨漏り」と言うキーワードにこれだけの人数が共感するように、話しこむのだから、そりゃあもう、はたから見れば完全にへんな集団である(笑)

とは言っても、内容はやはり至って真面目に、真剣に雨漏りについて学ぼうとし、語るのであるから、雨漏り診断士協会を立ち上げて本当に良かったと思う瞬間である。







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そしてここからはお知らせです。

次回、雨漏り診断士試験が、来年2月に大阪で開催されます。

応募開始は12月1日からとなりますが、昨今の試験では、募集開始から早々に満席となってしまっているため、少し早めのお知らせとしてみました。


  <雨漏り診断士資格認定試験のご案内>

   主催:NPO法人 雨漏り診断士協会


【第15回 雨漏り診断士資格認定試験(大阪会場)】実施要項
資格名称:雨漏り診断士
試験日程:2013年2月16日(土)15:15~16:45
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
受付人数:30名
申込期間:2012年12月1日~定員になり次第、締切とさせて頂きます。
申込方法:詳細はこちら受験料金:9,000円
※試験合格者は別途協会登録手数料として¥8.000円が必要です。
試験内容:
1.建築の基礎知識(施工・構造)
2.雨仕舞いと防水の基礎知識
3.雨漏り診断の実例・実務

◎【第16回 雨漏り診断士資格認定試験】は、東京会場にて2013年7月実施を予定しております。




<資格認定試験 関連講習会のご案内>
主催:NPO法人 雨漏り診断士協会


【雨漏り診断士資格認定試験対応講習会(大阪会場)】実施要項
講座名称:雨漏り診断士資格認定試験対応講習会
試験日程:2013年2月16日(土)9:30~15:00
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
受付人数:30名
申込期間:2012年12月1日~定員になり次第、締切とさせて頂きます。
申込方法:詳細はこちら受講料金:21,000円 (テキスト代含む)
※テキスト等は2013年1月25日発送予定となります。
※再受講(テキスト不要)の方は受講料が13,000円に減額になります。
再受講の方は、お申し込み時、備考欄に「再受講・テキスト不要」とお書き添えください。
講義内容:雨漏り診断士資格認定試験内容に準拠
  


Posted by くぼた at 21:21雨漏り雨漏り調査雨仕舞い

2011年05月17日

意匠と納まり

先日より施工を開始した現場は、いわゆる意匠を優先したお宅である。

なによりも、お住まいの方が建築士さんなので、当然と言えばそれまでなのだが・・・・・・。






この意匠とは、いわゆるデザインのこと。

そう、見た目に格好が良いというのが、建築士さんの意匠への強い想いであり、それを無くしてしまうと、建築士さんらしくなくなってしまうのだろう。

しかし、その意匠を優先することで、建物の雨仕舞に無理が掛かることもしばしば。

では、雨仕舞的に最も安全なデザインの建物は?と言うと、「真四角で屋根が入り組まない」と言う、ハウスメーカーの標準間取りプランに出てきそうな、なんともオーソドックスなものになるのです。

これらのことを考えると、意匠を最優先するのか?雨仕舞を最優先するのか?いいとこ取りで両方の良いところを取り入れるか?となるのだろう・・・・・・・。






なんて話がそれてしまったが、意匠を優先した今回の建物は、バルコニーの納まりに独特なデザインが施されている。

こちらのお宅は1階がRC造、2階は木造であり、木造の立上りとなる部分がバルコニーの立上りとなるのですが・・・・・。

本日、何気なくバルコニーの立ち上がり部分の点検をしてみようと覗き込むと、なんと立ち上がりが途中までしか無い!





えっっ!! なんで!!!

思わず、思考が停止してしまう状況を見つけてしまった。

     






建物の詳細図や断面図を確認していないので、あくまで予想ではあるが、RC造のうえに、少しの基礎立ち上げをつくり、そこに合板を張って、メタルラスを張って、そしてモルタルを鏝塗りしたのだろう。

このとき、「どうせ見えないからいいや」とばかりに、途中までしかラスを入れず、さらに低い位置までしか、モルタルを塗らなかったのだろう。

そして、食指にて確認した感じでは、ラスとモルタルでの厚みは、せいぜい7~8㎜ぐらい。

そりゃあ、クラックが入るわけだよ・・・・・。






一応?、ラスの下にはアスファルトフェルトがあるので、それが余分に立ち上がっているので、ひとまずは安心?かも知れ無いが、万が一、雨水の流入があれば、階下居室に流れ込む可能性も、決して否定できない。

そしておそらく、お施主様自身は、この納まりには、まったく気が付いていないだろうし。

まあ、私に出来る事といえば、確実な雨仕舞にすることと、事実を正確に伝えることだけなのですが・・・・・・。

とりあえず、雨仕舞の策を練らなければ。  


Posted by くぼた at 21:30雨仕舞い

2010年11月03日

雨仕舞いの観点は

手すりの架台部分を先行したバルコニー(ベランダ)では、ようやく床の防水工事へと進んでいくのだが、こちらの建物の雨仕舞いには、設計、施工において考慮されていたのか、とても不可解な納まりとなっているのです。






こちらの現場の、この防水を行う3階バルコニーは、2階の屋根部分、つまりルーフバルコニー。

RC造であり、合成ゴム系防水シートを施工した後に、保護モルタルを掛けて仕上げている、ごくごくオーソドックスな防水を施されているのです。

この文章説明だけであれば、何も感じる部分は無いのだが、こちらの現場の場合は、「えっっ?」と思うような納まりと状態が、今回の防水工事の最大の泣き所・・・・・。






まずはこちらの防水と外壁の取り合い。

新築時に防水工事を施工するところまではともかくとして、外壁をタイル張りに、なんと床面いっぱいまで張り上げられているため、防水の立ち上がりが見えないのである。

     






このような納まりになっており、さらに調べると、RC躯体にタイル下地として塗られているモルタルは、ざっと30㎜以上。

モルタルの厚みをつける事については、教科書通りとの考え方もあるのだが、ではなぜ防水面まで絡めてしまうのだろうか?






これが新築当初ならば、気になる部分は無いのだろうが、そもそも、タイルの吸水性は無くとも、モルタルは吸水してしまう素材であり、その水分は防水面へと影響を及ぼす。

さらに風化が進んだバルコニーの保護モルタルは、見るも無残な状態になってしまっているため、とても、そのまま防水工事を施工できるレベルには無いのです。

     





実は、これでも高圧洗浄によりコケを洗い流し、モルタル目地にシーリング(コーキング)を打ち、さらにクラック部分からの雨水進入を最小限にすべく、シーリングをいっぱい使った、下地調整の第一段階を終えた後なのですが・・・・・。






また、この防水層の下から雨漏りが無ければ良いのだが、2階の天井板を剥がすと、なんだか怪しいシミが。

     






もともとの雨仕舞いに大いなる不安があることと、これまで手入れをされてきた形跡の無い建物の風化。

いろんな要因が重なり、数多くの雨漏り現場を見てきた私の経験の中でも、相当痛みの多い現場であることは間違いないのです。

しかし、こちらの建物を購入されたオーナーが、先々不安に思うことが無いようにするのも私の仕事。

ただ、手間が非常に掛かることに間違いは無いのですが・・・・・(苦笑)  


Posted by くぼた at 21:24雨仕舞い

2010年10月14日

雨仕舞いの基本

本日は朝イチから、豊橋市内の飲食店へ。

もちろんだが、モーニングを食べに行ったのではなく、工事のため向ったのである。





こちらはとある飲食店なのだが、先月の大雨の際に、今まで雨漏りをした事の無い部分から、室内へと雨漏りが発生したとの事。

そこで、現地確認をさせていただいたのだが、言わば、なるべくして・・・・・と言う感が非常に強かったのである。





そんな「なるべくして」と言う代表的な部分が、外壁の下端部をシリコンで埋めていた事。

     





全くもって、雨仕舞いの基本であり、ココを埋めてなにをしようとしても・・・・・、と言う部分である。

これは以前、他の部位での雨漏りがあり、その際に業者がやって行ったものらしい。






さらに、アルミ製バルコニーが付帯しているのだが、もともとの外壁材がモルタルである上に胴縁を打ち付けて、そこにトタンを張っているのである。

当然ながら、バルコニーを取り外す事無く、周囲にトタンを張るばかりなので、隙間から浸入した雨水が、室内へと針路変更をして、雨漏りへとつながってしまうのです。

     





こうのような素人細工によって雨漏りが誘発してしまったと言う、ある意味非常に教科書的な事例ではあるのですが・・・・・。  


Posted by くぼた at 22:07雨仕舞い

2010年05月22日

確実に

トップライトの雨仕舞に問題があると思った現場、実は1回だけ雨漏りがあった。

それは・・・・・、私が高圧洗浄を行ったときであった。





もちろん、洗浄の際に高圧の水をまともに吹付ければ、約200kgの圧力が掛るため、いとも簡単に雨漏りをしてしまうので、そんな洗い方は絶対にしない。

ではなぜか?・・・・・・。

私が洗浄した際には、トップライトを気にしながら、その後ろの外壁を洗浄しているのである。

と言う事は、洗浄した際に外壁にぶつかった洗浄水が、雨仕舞の弱点となる部分から、室内へと浸入してしまう事を意味しているのです。

などの事柄を整理して考えると、今まで雨漏りは起きていないが、今後の事を考えると、見るからに雨仕舞に不安があるのだから、出来ればそれを解消したいと思うのが、多くの雨漏り修理現場に携わってきた私の考え。

と言う事で、雨漏りをした原因の可能性をお客様にご説明させていただき、雨仕舞の問題点を是正する工事を行う事となった。





まずは、トップライト周囲の瓦を撤去。

     





すると、やはり不安要素である部分が顔を見せたのです。

     





これは本来ならば、屋根下地の防水シートであるルーフィングが、トップライトの立ち上がり部分まで巻きあがっているべきもの。

そして当然ながら、ブチルテープなども併用し、角部分の弱さを無くようにしなければ不安があるのですが、そうなっていないからこそ、水がルーフィングを乗り越えてしまうのです。





そこで、新たなルーフィングを水下側から張り重ねていくと言う方法をとったのです。

     





もちろん、これらの方法は特殊なものではなく、雨仕舞の基本なんですが・・・・・。

見えなくなる部分の雨仕舞こそ、確実に処理をしていくこと、それが最も大切な雨漏り防止方法であり、建物を建てるうえでの基本となるのです。  


Posted by くぼた at 21:14雨仕舞い

2010年05月21日

これで良いのか?

年に数回、「トップライト」が設置されているお宅に、工事に入らせてもらう事がある。

もちろん、それが全て雨漏りと言うわけでは無いのだが、それでもトップライトがあると、雨漏りの心配をして、周囲を念入りにチェックするようにしているのです・・・・・。

     





今回の現場でも、今まで雨漏りが起きたという経歴は一切ない。

しかし、見れば見るほど気になる部分があるのです・・・・・・。

まずは、トップライトに隣接する屋根瓦が、なぜかシリコンシーリング(コーキング)で接着されている。

     





どう考えても、トップライトと瓦をシリコンで接着することは、普通のことではない・・・と言うか、雨仕舞の観点から言ってあり得ない話。

そして、水下側を鉛で納める部分についても、持ち上げると、すぐに瓦の土が見えてくる。

     





これを見て思うのは、トップライト本体の高さが低いということ・・・・・。

どう考えても、これら納まりが雨仕舞の観点から、これで良いのか?と疑問を持ってしまうのです。

そこで、自分の中の疑問を解決すべく、瓦職人を現場に呼んだのだが、やはり私と同じ意見であった。





これは、トップライトの設置高さが低いという問題があるのだが、と言う事は新築時の木工事の問題なのか?それとも新築時に入った瓦職人の工事の問題なのか?

どちらにしろ、本当にこれで良いのか?。


続く・・・・・・。

  


Posted by くぼた at 23:21雨仕舞い

2010年03月10日

イタイ・・・・・

東区中野町の塗り替え現場にて、屋根の洗浄作業中に、気になる部分を発見した。

その場所は、モニエル瓦の袖瓦なのだが、高圧で洗浄した際に、動いてしまった・・・・・・。





幸いにも落下こそしなかったのだが、袖瓦には釘が使われているため、本来ならば洗浄程度で動くはずは無い。

それが動くと言う事は、釘が効いていない事を表しているのです。





そこで天気の落ち着いた本日、袖瓦を取り外してみると、そこには無残になった下地材の姿が・・・・・。

     





写真でも判るように、下地材木は粉のような無残な状態。

このようになる原因は、全て瓦の雨仕舞の問題なのだが、築20年のこちらのお宅で、これで済んでいたのは不幸中の幸いかも知れないぐらい、瓦の納め方が出来ていないのです。





これを目にしてしまった以上、こちらのお宅の袖瓦は、一度全て取り外して、下地から確認しなければならない。

さて、これをお客様にどう説明するか、それが頭がイタイ・・・・・。  


Posted by くぼた at 18:07雨仕舞い

2010年01月24日

棟仕上げ

天窓の雨仕舞いがまともじゃない、というアクシデントもあったが、それ以外の棟の納まりは順調に進んでいる。





今回の工事は、既存の棟瓦を解体し、新たに棟を作り直すというものであることは、先日も記した通り。

今までは、薄い漆喰が剥がれ、土が雨水によって流されてしまい、棟瓦がガタガタになってしまうという状況。

そして、ガタガタになった棟の下からスズメが入り込み、しっかり巣となっていたのです・・・・・。

     





地域的にもスズメが多い立地なので尚更のような。

そんな棟をどのように直すかというと、今回は、「なんばん」という屋根用の漆喰のみで棟下地を作る、なんばん一発仕上げという方法をとるのです。

この方法により、土を使わない、漆喰の厚みが十二分にあることで、耐久性が高いと断言できる方法となるのです。

     





ちなみにこの「なんばん」は、漆喰とは記しているが、建材メーカーが作った屋根用の製品。

漆喰とは本来、石灰に麻の繊維に接着剤(海藻などから作られたもの)である。

それに対しなんばんは、粘度を混ぜた製品が主流で、シリコン樹脂が混ぜられたものや、撥水剤が混ぜられたものがあり、吸水率が低いことで、耐久性が高いとされているものなのです。

まあ、瓦職人であれば、だれでも知っていることだり、この材料の使い方が大事なことなんですが・・・・・。

           


Posted by くぼた at 23:55雨仕舞い

2010年01月23日

天窓

磐田市見付の塗り替え現場で作業中、都田町で瓦屋根の棟を直していたKさんから、緊急の連絡が入った。

「天窓の雨仕舞があきらかにおかしくなってるんですけど、こちらに来れませんか?」と。




取り急ぎ作業をきりにして、あとの段取りを指示して現場を出発。

現場に到着し、屋根の上にあがると、確かに天窓の雨仕舞いがあきらかにおかしい・・・・・。

     




この続きは会社ブログへ移動しました
http://www.hamana-k.com/diary/2010/01/post-25.html



  


Posted by くぼた at 23:12雨仕舞い

2009年12月14日

雨仕舞を考えて

本日は朝から板金の補修工事。

こちらは2か月ほど前、親しい建築屋さんからご相談いただいた現場なのだが、建てた会社はすでに無くなっているという状況・・・・・。





そもそものご相談は、鼻隠しの塗装についてだったのだが、なんとも不思議な現場で、段違いとなっている屋根で、南向きの鼻隠しのみ板金を巻いていないのです。

普通・・・・・・というか、破風も含めて大屋根の南側以外、出来の良い悪いは別として、板金を巻いているにも関わらず、そこだけ巻かないという事自体が信じられないし、たとえ予算云々の問題があったなんて仮定をしたとしても、そこだけ巻かないことで減額できるのは、ごくごく僅かだし・・・・・・・・・・・。

という事で、意味がわからん!!

     





ご相談いただき、一緒に見に伺ったのだが、あまりの板金納まりの悪さに唖然とし、雨仕舞を心配しての提案から工事に至ったというわけなのです。

ただし、あまりに時間がなく、建築屋さんにも、もちろんお客様にも、大変お待たせしてしまうというご迷惑を掛けてしまったのだが・・・・・。




とりあえず、鼻隠しは板金巻き。

一部羽目は、ガルバ鋼角スパンを張り替え、水切りなどを新設・交換などなど、板金で雨仕舞を考えた納まりへと工事を進めたのです。

     




それにしても、本来であれば釘が隠れる角スパンなのに、釘は露出でいっぱい打ってあるし、水切りの順番は逆になっているし、下地の合板は隙間だらけであり、そのうえ通気シートの納めも中途半端。

そりゃあ、会社が無くなってしまうのも、判らないではない。

ほんとに困ったものである・・・・・。  


Posted by くぼた at 22:43雨仕舞い

2009年11月20日

玄関庇

昨日から、とある会社事務所の、玄関庇を修理中。




こちらはハウスメーカー系の建物で、よくある事務所玄関の意匠。

そんな意匠の建材を使用しているのだが、屋根側の雨仕舞が悪いことが原因で、雨水が下地へ侵入し、庇を錆させてしまっているのです。




今回修理の方法として最初に考えたのは、R型のパネルを取り外し、完全に鉄骨だけにしてしまおうか?と思ったのだが・・・。

しかし、下地を組むことがタイヘンになってしまい、コストがかさみすぎることで断念し、板金で収まる方法を考えたのです。

それが、既存の庇を、上からカバーしてしまおうというもの。





それは既存のR型鋼板を、両面接着用ブチルテープで覆い、そこへスパンドリルを張り付けていくというもの。

さらに笠木も同じくかぶせていって、見た目には既製品のように見えるかも(笑)

     





今回は、コストの問題、完成までの時間の問題など、さまざまな規制の中でのベストを尽くした状態。

それは、私の工事方法のアイデアや提案よりも、作業をしてくれる板金職人にそれだけの細かな細工をしてくれる技術があるからこそできるものであり、良い職人に恵まれているという事に感謝しなければならなならいのです。  


Posted by くぼた at 19:43雨仕舞い

2009年10月11日

原因は?

先日の台風で、屋根の笠木が巻き上がったお宅があった。

以前、バルコニーを修理させていただいたお客様のところなのだが、電話で「屋根の一部が巻き上がったんだけど・・・・・」と言われ、バルコニーの一部が壊れたのか??と、一瞬、自分の耳を疑った。

ところが、よくお聞きすると、バルコニーとは関係ない位置であったことから、まずは自分のところの工事とは関係がなかったことで、まずはホッと安心したのです・・・・・。





そんなお宅へお邪魔し、屋根の上に登ると、確かに板金笠木が巻き上がっていた。

しかいs、良く見ると、なんだかおかしな作りで、雨仕舞い的にも変な納まりになっているのです。

     




こちらのお宅は、プレハブ系住宅メーカーの建物なのだが、現在に至るまでは、途中、外壁を被せる工事を行っていたのです。

そのため、出窓の納まりに苦慮したあげく、下地を材木でくみ上げて、そこに板金を被せた」のです。

そして板金笠木の固定は、脳天釘打ちがあたり前のように行われていた・・・・・。





そもそもの折り方からして間違っていたのです。

また、笠木の巾が広すぎるのも原因の一つだし、下地の合板もボロボロなので、台風のような強風が吹けば、そりゃあ、割れるわけだよ・・・・・。

結局のところ、以前の改修工事がずさんだった事が、笠木の浮き上がりを誘発したと言っても、間違いはなさそう。

それにしても、雨仕舞いから失敗のアラシ。

さてさて、困ったものだ・・・・・。  


Posted by くぼた at 22:20雨仕舞い

2009年09月07日

瓦屋根

本日から、佐鳴台の住宅で瓦屋根の補修工事。

瓦屋根の補修とは言っても、瓦自体を葺きかえるとか言う大きな話ではなく、漆喰の塗り替え工事なのだが、漆喰を塗るのも注意点がいっぱい・・・・・。





こちらのお宅の場合、過去に漆喰の塗り替えもしているようなのだが、塗る厚みの問題もあり、雨水を吸い込んで苔が生え、黒ずんでいたのです。

まあ、セメント系の材料であれば、風化が進めば雨水を吸い込みやすくなるのは当然なのだが、こちらの場合、よくある話で厚塗りしている事で、漆喰の痛みを早めてしまっていると言うパターンなのです。

     





この写真を見て、「なるほどな」と思うのは、瓦職人だけ?かもしれないが・・・・・。

棟の漆喰を厚塗りしてしまうと、瓦同士の隙間から入る雨水の脱げ道をなくしてしまうため、写真のように一部が極端に黒くなるのがその「しるし」なのです。

そこで、漆喰の塗り替えの場合は、まず古い漆喰を除去する事からがスタート。

     





これにより、棟の下に使用されている土の状態もチェックできるし、棟瓦のおどりを修正する目的もあるのです。

もし、漆喰を重ね塗りしていくだけだならば、このような部分は一切不透明なまま・・・・・。

こうして、瓦屋根の漆喰塗り替えの準備段階が進んでいくものであり、これも雨仕舞いの基本の一つなのです。  
タグ :雨仕舞屋根


Posted by くぼた at 22:10雨仕舞い

2009年08月27日

雨仕舞い・・・その2

10日ほど前に、雨仕舞い処理をした新築住宅があった。

雨仕舞いとは、そのときにも記した「屋根や壁の各所に凝らされた雨水処理の工夫」であるが、実際の事例で考えると、現場での経験と知識の積み重ねによって、自然と身につくものなのかも知れない・・・・・。

そのような経験を広く世間に生かすため、現場の資料をふんだんに使用し、様々な事例を解説している「現場で学ぶ住まいの雨仕舞い」と言う玉水新吾先生の著書も、とても参考になるものの一つ。




さて、そんな雨仕舞いの知識を現場へ投入すべく、本日は雨仕舞い処理の2回目。

前回は、下地であるダイライトと屋根下地との隙間をシーリング(コーキング)にて処理しておいたので、今回は通気防水シートと、防水テープの処理である。





通気防水シートについては大工さんが張っておいてくれたので、私の仕事は、防水テープを用い、下地へ雨水を浸入させない始末をしなければならないのです。

まずは、現場監督が用意してくれた防水テープ(アクリルテープ)を使用、ダイライトと通気シートの接着用に使用。

これは、シートの浮き上がりと雨水浸入を防ぐ、第一段目の処理であり、さらにシートの上から防水テープを重ね張りする2段階の方式をとるのが、確実な方法なのです。





わざわざこのような2段階の処理をするのは、片流れという雨仕舞い的に不利な意匠の建物で、さらに化粧の梁が外壁を貫通するという、雨仕舞い的にはネックとなりやすい状況のため・・・・・。

と言いながら、少しでもリスクを減らすため完全な片流れにはせず、若干ではあるが屋根を落としたり、雨仕舞い処理を考えて、そのための図面を起こしたりと言う対策を講じる努力を怠ってはないのです。

          




このような雨仕舞い、見えなくなってしまう事を考えると、無駄な作業のようにも思われてしまう事も無いわけではないのですが・・・・・、その見えない事の積み重ねが、実は建物のなかで、最も重要な部分となるのです。

そして、住まいの雨仕舞い処理は、まだまだ続くのです・・・・・。  


Posted by くぼた at 22:23雨仕舞い

2009年08月18日

雨仕舞い・・・その1

雨仕舞いとは・・・・・

雨仕舞い研究の重鎮である石川廣三先生の著書である「雨仕舞いの仕組み」にも記されているが、「屋根や壁の各所に凝らされた雨水処理の工夫」である。




そんな雨水処理の工夫により、建物の根本的、基本的な機能である雨露をしのぐ事につながっているのですが、時として設計者が望む意匠と一致しない事もあるのです。

そんな意匠を優先した新築住宅において、現場監督から雨仕舞いの相談を受けたのは先月だった。

上棟を前にして、意匠を優先した状態を、どのようにして安全な建物として完成させるかが、相談の内容だったのだが、この現場監督が自分なりに安全性を考えて、出来る限りの対策を講じようと、すでに雨仕舞い案を、図面として起こしてあったのです。

図面に記載された、構造材から仕上げまでの工程は、この部分では12工程。

以前、こちらの会社から雨漏り修理の依頼があった際には、監督に足場の上で雨仕舞いについての説明をしていたのだが、そのときの経験が生きているのか、絶対雨漏りをさせたくないと言う強い思いが伝わってくるのです。





そんな思いもあり、今回の現場では雨仕舞いの処理について、私が担当する事となり、本日は最初の工程として、捨てシーリング(コーキング)打ちをしてきた。

     




まだまだ最初の段階であるため、雨仕舞いと呼べるようなものでは無いのだが、雨漏りを起こさない建物とするために、全力を尽くすのが、今回の現場での私の仕事。

いつもの雨漏り修理とは勝手が違うが、改修工事と違い、確実に下地を処理できる事を考えれば、理想的なことである。

これがスタートとして、各工程ごとにチェック・処理・記録を繰り返すのです・・・・・。  


Posted by くぼた at 23:01雨仕舞い