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 『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです

日経ホームビルダー2011.1号より連載開始
写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』
玉水先生とともに監修を行いました


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実録!! 信頼とは何か?雨漏り調査・診断についてごあいさつお問い合わせ

  

2009年10月31日

総決算

本日をもって、当社の22期が終了。

何のことかと言うと、10月末が当社の決算なのです。




私の経験上では、もっともバタバタとした今回の22期。

人手不足に始まり、自分の集中力欠如によるミスの発生など、本当にバタバタしながら、あっという間に終了してしまった感ばかりがあるのです。

カイゼンを目標とした今期、それが思うようにいかなかったこともあるが、そう簡単にいかないのが、世の中の仕組みというもの(苦笑)




この宿題の残りを、来期の目標として、そして仕事に生かせるようにしなければならない。

それこそ、それが出来なければ、自分の進歩がない事を意味してしまうし、なにより、お客様にご迷惑をかけてしまうことにも為りかねない・・・・・。





そして現場の方は、本日ようやく大型現場が終了。

それこそ、夕方一杯まで時間を費やししてまい、まさにギリギリの滑り込みセーフ(?)と言った感じだが、追加工事を別として、とりあえず一期工事が無事終了。

お陰で(?)、もう体もガタガタ・・・・・(笑)




とにかく、また明日から新たな気持ちに切り替えて、全力疾走で頑張らなければと思うのでありました。  

Posted by くぼた at 23:22出来事

2009年10月30日

瓦屋根葺き

先日の事、やはり台風被害によってのご相談から、瓦屋根の棟の破損について、現場確認をしてきたのです。




こちらのお宅は、いわゆる洋風瓦を葺いている建物で、S瓦と言われるタイプ。

棟の一部がアンテナの倒壊によって破損していたのだが、築年数が古く、棟の下地は屋根土で仕上げられていたのです。

これは、近年の考え方で言えば、平瓦を積まないこのタイプの場合、「なんばん」というセメントと漆喰を混ぜ合わせ、長所をとった材料を使用して、「なんばん」のみで仕上げる事が一般的となっているため。

ということで、棟のやり直しを提案しなければならないのだが、実はもうひとつ問題があったのです・・・・・。





それは、こちらの屋根瓦の、全体の問題。

下地材木の位置と間隔があっていないため、瓦全体にズレが生じていたり、一部が波打ったようになってしまっているのです。

     




こうなっていると、いくらズレを修正しても、瓦の自重によって再度ズレが生じてくるため、根本的な解決しか方法が無くなってしまうのです。

そしておそらく、最初にこの屋根を葺いた職人は、下地の巾を理解していなかったのでは無いかと・・・・・。

どこちらにしろベストを尽くすしか無いし、この状況を正確にお客様にご理解いただけるようにするのが、まずは私の仕事である。  


Posted by くぼた at 21:22出来事

2009年10月29日

未だ施工中

すでに台風の通過から随分と時間が経過している。

ところが、台風によって被害をこうむったお宅の修理が、未だに施工中。

これは、先日の台風の威力が、それだけ強かったと言うことなのである・・・・。





それにしても、伊勢湾台風なみの威力と言われたものの、当初の台風進路予想は関西地方に向いていた。

その分、ついつい安心もあったものの、台風が近づくにつれてどんどんと進路がズレ、いつしか直撃コース。

そこで、あわてて現場の再確認をし、夜も足場の点検に再度出向いたのです。





大雨の影響はなかった代わり、風の影響で破損したものも多く、お客様からも、後から後からご連絡を頂く状態。

お客様にはご迷惑をお掛けしてしまいながら、とにかく順番に工事を進めさせていただいているのです。

もちろん、雨漏りをしている建物などは最優先とさせていただきながら、破損が直接雨漏りに結びつかない建物に関しては、よ~くお話させていただいたうえで、順番に施工。





またウワサでは、火災保険の特約において、風災害の特約から保険が使える事もあるらしく、その保険審査の順番待ちもあるとか・・・・・。

いずれにしろ、お待ち頂いておりますお客様には、大変ご迷惑をお掛けしつつ、全力で取り組んでいる最中です。

今しばらくお待ち頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
  


Posted by くぼた at 22:53あれこれ・・・

2009年10月28日

思い込み

先日お伺いしたお宅は、築5年で雨漏りが発生していた。




そもそも築5年ならば、建築会社の保証を受けられる筈と思い、そのお話をさせていただくと、建築した会社は倒産してしまって、相談するところがなかったとのこと・・・・・。

なるほど、としか言いようがない。





そんな雨漏りの状況は、3×10板サイディングを張られた外壁の裏に水が回ると漏水につながるようで、室内にもそれらしいシミを確認した。

そのまま、外壁側サッシを確認すると、なんとサッシ上にはシリコンがべったり。

     






この状況についてお客様にお聞きしてみると、とある新聞に切抜きを出してきて、「自分でやる雨漏り修理→コーキング」となっていた。

そこで問題なのは、コーキング(正式にはシーリングと言う)選びには、全く触れらていない事。

これは、新聞を書く側に、一切の知識がないものだから、ある程度は仕方が無いとも思うのだが、情報提供者がそのことに触れるべきなのに・・・・・。

そして、雨漏りはシーリング(コーキング)をむやみやたらに打つべきでは無いことを、まったく無視されていることが大きな問題。





そんな新聞を参考にし、ホームセンターで購入してきたシーリング(コーキング)は、透明なシリコン。

そしてシリコンを、ベタベタとサッシ上に塗りつけるように施工し、尚且つ、水下である水の出口を塞いであったのです。

なにやら、新聞記事を基に友人がやってくれたとの事だが、思い込みが重なり、悪い事の積み重ねとなっているのです。





まったくもって思い込みが、とんでもない状態を作り出している・・・・・。  


Posted by くぼた at 23:21雨漏り

2009年10月27日

ラストスパート

8月後半より、ず~っ・・・・・と塗り替え工事で入り続けている大型現場も、いよいよ今週一杯と言うところまでやってきた。




考えてみれば、最初の話では3000㎡とのことだったのだが、どう考えても、材料の消費とかみ合わない。

大まかであるが測り出しをしてみると、最初の計算で4500㎡ぐらいと言う答えが・・・・・。

まあ、乗りかかった船なので、弱音を吐かずにやり抜くだけ、と思いながら作業を続けてきたが、やたらに大きなこの建物を見上げると、気持ちが萎える事も数回・・・・・。

それでもスタッフの頑張りもあり、ようやく目処が見えてきたのです。





それにしても、塗料だけで軽~く100万円単位。

さらにローラーも100本ぐらいは使っているだろうし、現場へ入れた高所作業車などのレンタル費用も数十万円。

あまりに規模が大きいめ、随分と感覚がおかしくなってしまっているのです。





それでも、この不景気な時期にこれでけの仕事があると言うのは、ありがたい話で、常用で入っているスタッフも、遣り甲斐はあっただろう。

ただ、あまりに期間が長すぎて、途中の中弛みもあったため、ちょっとだけ渇をいれたりはしたのだが・・・・・(苦笑)





そんな経験もありながらの現場も、いよいよラストスパート。

最後の追い込みを駆け抜けるべき、さらに気合を入れて頑張ります!!  


Posted by くぼた at 23:57出来事

2009年10月26日

信頼関係

雨降りの月曜、こういうときこそ溜まった見積書に目処をつけなければならないのだが・・・・・。

ありがたい事に、現場に出ていない事を見てるかのように、お問い合わせの電話が重なってきたのです。





そのうちの一件は、私の信頼する瓦職人のKさんからの相談。

自分のお客様からのご相談で、外壁塗装の話になったらしいのだが、その場で直に私のところへと決めてくれたとの事。

もちろん、塗装業者との付き合いは、私のところしか取引が無いと言う事はありえない、そして私のところからの仕事量など、たかが知れている。

にも関わらず、「紹介するなら第一浜名さんしかないと思って」と言ってくださったのです。





なんとも、ありがたい言葉である。

私としても、何人もの瓦職人と付き合いを経て、ようやく技術面でも人柄でも信頼できるKさんと出会えたのが数年前。

それからは、私が本職の瓦職人の仕事を細かくチェックし、ダメ出し、やり直しをさせなければならないと言う事がなくなり、非常に仕事がしやすくなっているのです。

そんな信頼関係を築く事が出来ている、今の状況に、お客様のご紹介というありがたい相談。

常々、「下請け、元請という関係ではなく、一つのチームなんだ」と言い続けている事が、自分のところへ帰ってきたようで、とても嬉しい出来事であった・・・。  


Posted by くぼた at 22:54想う

2009年10月25日

築80年以上

先日ご相談があった雨漏りの現場は、築80年以上のお宅。

旧城下町に位置し、それこそウナギの寝床にような細長い敷地に建てられたお宅は、何回もの増改築を経ていたのです・・・。





お伺いし、お話をお聞きすると、87歳になるご主人から、子供の頃に500円で建ったというお話を聞いたり、その他の話も含め、脱線、寄り道の会話から、少しづつ雨漏りの状況を聞き取り調査。

風の強いとき、風の向きが特定のとき、雨が降り出してから数時間後に漏水、などなど・・・。

まずは会話から、イロイロと情報収拾である。





ただし、この増築を繰り返された建物というのは厄介で、多くの人が何回も手を入れたと言う事は、それだけ原因を判りにくくしてしまう事を意味している。

なにしろ、手の掛け方というのは人によってバラバラなので、やり方、納め方もそれぞれ。

もしかしたら、その複合的な状況が、漏水までの時間を多く必要とする原因かもしれない・・・・・。

さらに、補修工事も何回か行われているので、頭を悩ます建物である事に間違いは無い!





こうなると、推測で何かの答えが出るレベルではなくなってしまうので、まずは散水調査の提案。

後日、点検口を開けること、雨降りに確認に伺うこと、被疑箇所数箇所の散水調査を行うことなど、いくつかの話しをさせていただいたのです。

それにしても、築80年、梁や柱などもすごいが、その年代を経て雨漏りをしても、材木がなんともないのが凄い!
  


Posted by くぼた at 21:25雨漏り調査

2009年10月24日

天井裏

本日は朝イチで、雨漏りのお見積り。

台風の際にはさほどでもなかった雨漏りが、数日前の雨で、ザッと事務所内へ漏ったらしい・・・・・。





こちらは、とある会社の事務所なのだが、少し前にスレート屋根からの雨漏りについてご相談をいただいたばかり。

その見積りを提出する直前になって、新たな雨漏りのご相談があったのです。





過去、何回かの修理を行ってきているらしいのだが、事務所の雨漏りが止まっていなかったとの事。

確かに外壁には、大袈裟?とも思われるような細工が施されているのだが、案外、肝心な部分には、まったく手をつけられていないのです。

ただし、確実な検証をしたうえで見積りを出したいので、シミになった天井のジプトーンを取り外してみると・・・・・。

     




鉄骨に雨の伝った跡が確認できるし、建物の構造である鉄骨の向きと、下地の位置関係が把握できるため、、これで浸入経路を考えるには、とても有利な情報を得ることができたのです。

この時点で、すでに浸入経路として挙げられる箇所は2箇所。

どちらも手を掛けるべき部位なので、項目をそれぞれ拾い出せばOK!

さあ、至急見積りを作らなければ。  


Posted by くぼた at 17:15雨漏り

2009年10月23日

かすれ

「かすれ」とタイトルに記したのだが、仕事の話ではない・・・・・。

それは昨日から兆候があったのだが、今朝おきてびっくり、声が出ないのである。





昨日の昼頃から、なんとなく「のどがイガイガするなぁ」なんて思いつつ、のど飴を舐めながら仕事をしていたのです。

それも、夜になっても大きな変化があった訳でもなく、なんとなくのレベルであったのが・・・・・。

朝起きて、すぐにのどの違和感があり、声を出そうとしたら、「うぅ・・・・・」





ものすごく痛いとか、そこまでの状況ではないのだが、なぜか声がかすれ、搾り出してみた声は、まるで別人のようなハスキーな声(苦笑)

さすがに2ヵ月半、ずっと掛かりきりになっていた現場の完了が見えてきたら、どっと疲れが出てきたのかも知れないが、それにしても突然の声枯れにびっくりである。





そのまま声を出さずに済ましたいところなのだが、こういうときに限って、妻が1泊2日の出張で留守。

ということは、子供たちを起こしたり、食事をさせたり、学校へ送り出したりという一連の流れの中で、声を出さないわけにはいかないと言う事なのである。

水分をタップリとって、のど飴を舐めて・・・・・、なんて事を、朝の6時からやり始め、少しづつ暖機運転をするように声を出し、ようやくである。





ここまでの状態で、さも熱があるのかと思いきや、熱や他の症状は全く無いのです。

ほんのちょっとは、新型インフルエンザも疑ってみたものの、まあこの調子ならば、違うだろうという結論に。

しかし、さすがにこの「かすれ」、何とかしないとお客様との話も出来ない・・・・・。  

Posted by くぼた at 23:24出来事

2009年10月22日

毛細管現象

昨日お伺いしたお宅は、雨漏りでお困りの現場。

原因がはっきりしないまま、相当な時間が経過していたのだろうが、今まで現場確認をした業者は、屋上防水が悪いと断言していたらしい・・・・・。



この続きは会社ブログへ移動しました
http://www.hamana-k.com/diary/2009/10/post-16.html

  


Posted by くぼた at 21:32雨漏り

2009年10月21日

施工範囲

本日お伺いしたお客様のお宅までは、車で1時間15分。

基本的に当社の施工範囲は、1時間圏内とさせて頂いているので、その時間は判断に迷うところである・・・・・。





これが毎日通う必要がある工事だったら、移動に割り当てる時間を考えて、お引き受けする事は無かったのだろうが、雨漏りでお困りであると言う事で、お引き受けする事にしたのです。

これは、別に偉そうなことを言っているのではなくて、実際の問題として、移動に大幅な時間を割かなければならないと言うのは、非常にもったいない思っているので・・・。

その移動時間を、毎日の往復分かつ日数で考えると、その分を少しでも多く、作業時間に割り当てたいのです。





だが、そのような私のわがままも、首都圏の友人に言うと、すかさず反論が。

例えば東京都内で移動すると、渋滞によって1時間などあっという間になるとの事で、2時間ぐらいなら十分有り得るのだとか。

それ以外にも、商圏としての範囲が広いため、要望があれば、それだけ施工範囲も広くなるのだそうな。





このような話を聞くと、私の時間設定はわがままなのか?なんて事を考えるときもありますが、やはりそこは田舎町のこと。

1時間走れば、相当な範囲をカバーできるので、それ以上は機動力の問題も含め、やはり難しいのだろうと思うのです。

ただ、やはりそこで「雨漏り」となると、お客様からの要望もより強いものになるし、雨漏りを調査できる、雨漏りを修理できると言うことに対し、代わりがいないという状況からも、多少の時間延長もありなのだろう。

ほんとに、判断が難しいところなのですが・・・・・・・・・。  


Posted by くぼた at 23:54雨漏り

2009年10月20日

和(わ)

現在施工中の大型現場もいよいよ残り五分の一ぐらい。

ラストスパートをかける一方で、塗装の完了を待つように、他の業者の出入りも多くなってきた。





店舗の意味合いもある建物なので、イメージづくりをしっかりと考えられいるのだが、そのイメージを大きく左右するのが外観の色。

その色が全体のバランスを決め、今度は装飾があったり、部分的にタイルが張られたり、関連する電気工事があったり、スコッチのシートが張られたりと、それこそ業者の人数もそれ相応に増えてきているのです。

そうなると、大型現場でよく見られるのが、自分の仕事を優先しようとする意識・・・・・。





それこそ野丁場の新築などは、バタバタとしながら進む事も多いため、しっかり話し合いをしておかないと、あっと気がついたら作業が出来ない・・・・・・、何てことも。

だが、今回の現場では、それぞれの業者が、お互いに声を掛け合いながら、作業の進み具合を聞きながら融通しているので、仕事の進みも悪くないのです。

このような現場の和(わ)、それこそ意識が違うと上手く成立しないのですが、今回の現場は運が良いという感じ。

まして、それぞれの業者が今回初対面にも関わらず。





そして私も、こちらの融通を利かせてもらいつつ、その分、足場スペースを延長してみたり、こちらも譲ってみたりと、和の気持ちで作業を進めているのです。

その結果、あらたな業者同士のお付き合いが出来そうで、なかなかの収穫である。

そこで早速、とある商品の見積りを依頼。

やはり現場の和、自社現場であろうとなかろうと、とても大事な事である。  

Posted by くぼた at 23:27出来事

2009年10月19日

賃貸の悩み

このところ、賃貸の建物についてのご相談が増え、補修の提案をさせていただく反面、お客様からは収支の話など、さまざまなお話をさせていただくことが多くなっている。

そんな中でも、このところ多かったのは、空室の入居がなかなか決まらないと言う事・・・・・。





私が管理のお手伝いをさせて頂いている賃貸アパートでも、先日一部屋が空いた。

そのため、清掃や鍵交換を済ませた後、入居を考える人の内覧の際に、少しでもイメージを良く持っていただけるよう、玄関には清掃済みの案内と、スリッパを三足用意。

なぜ三足か?と言うと、不動産会社で1人、内覧をする本人、さらに大抵の場合、入居者の家族や友人など、付き添いが1人はついて来ると思われるため、そのための三足なのです。

そして電球・蛍光灯は新品に交換し、消臭剤を置いておくと言う細かい部分も実行。

ただし、これは見に来た時点でのイメージにすぎず、まずは見に来るきっかけが無いと、前には進まないのですが・・・・・。





そんな話をしつつも、さすがに不況の影響もあり、入居が決まらない、決まりにくいと言う現実もあるのです。

本日お話させていただいたお客様も3階建てのビルを所有しているのだが、一括で借りていた前借主が事務所を移転したために、まるまる空いてしまった状態。

そしてこちらも・・・・・やはり景気の問題なのか、話はあるが決まらないらしい・・・・・。





また、家賃を滞納する入居者も出てきているので、その入金を促したりと、本当に悩みどころの多いのが大家さんなのでしょう。

賃貸経営もラクな仕事じゃないのですねぇ・・・・・。  

Posted by くぼた at 21:38あれこれ・・・

2009年10月18日

書いた甲斐

本日お見積りにお伺いさせていただいたお客様から、とても嬉しい言葉を聞く事が出来た。

それは、このブログに関すること・・・・・。





かれこれ4年近く、以前のブログから数えると5年ほどの期間、ブログを書いてきている。

そしてこの3年ほどは、毎日更新を自分の仕事の一つと位置づけて、毎年365の記事を発信すべく続けているのです。

そんなブログなのですが、仕事のことを中心として、毎日毎日書き綴っていると、一つづつのテーマを掘り下げると言う作業が自然と日常化してくるのです。

ただし、ただ単純に掘り下げていても、難しい言葉の羅列になってしまうだけなので、専門用語をいかに噛み砕くべきかを考えながら、私の仕事への想いを書き込んでいる。





しかし、興味の沸かない方にとってみれば、ずらずらと文字が並ぶ面白くも無いブログなのかも知れないが、その想いを理解してくださり、仕事への姿勢に共感を持ってくださったとの事。

そのような嬉しい言葉をメールで頂いただけでもありがたい話なのに、塗り替えを考え始めてから、ご夫婦それぞれにネットで検索をしていて、ご夫婦それぞれが、私のブログをブックマークして下さっていたとの事。

本当に嬉しくて、まさに書いた甲斐があったというもの。





もちろん。そこまでの評価は、あくまでブログをご覧頂いたまでのもの。

この先の評価は、お見積りを提出させていただくところに移るし、その先の評価については、ご予算を含め私からの提案が、納得していただけるものになるのかどうか?と言う部分になるのです。

もちろんどんな状況であれ、見積もりも全力で取り組むことに、何ら変化は無いので、いつも通り当たり前の作業をするのですが、その当たり前をご理解いただけるよう、いつものように全力を尽くしたいと思います。  


Posted by くぼた at 22:51想う

2009年10月17日

帆を広げ

本日は朝イチ、所用で静岡市へ。

所用を済ませ、帰路につく前に、ちょっと寄り道をしてきた。





行先は清水港、日の出埠頭。

折しも雨が降り出すかどうかという曇天ながら、寄港中の帆船を見てきたのです。

今回清水に来ていた帆船は、航海訓練中の日本丸と海王丸という船。

清水港開港110周年記念にて、2隻同時という珍しい光景とのこと。

     





今回は仕事の合間という事で時間もなかったため、セイルドリルという、帆を広げる訓練の様子を見ることができなかったのが残念だったが、青空の下、マストに白い帆が張られたら、とても綺麗だろう。

帆を広げ、セイルいっぱいに風を受けて進む船のように、私も頑張らなければならないと思うのでありました・・・・。  

Posted by くぼた at 22:43出来事

2009年10月16日

考え中

大型現場も、いよいよ追い込み中。

当初の予定では、9月末には完了するぐらいの気持ちでいたのだが、さすが4500㎡もあると手強い・・・・・。

さらに、2週間ほど雨や台風で足踏みしたことも影響し、おそらく今月一杯になるだろうと予測。





だが、今回の台風によって被害があった建物の、ご相談・お見積り・緊急修理がバタバタとしており、そちらも現場へ走らなければならないし、大型現場も進めなければならなし、体が一つでは完全に不足してしまっているのです。

本日も、「いつから・・・・・」というご連絡を頂いたり、「直に来れないなら・・・・・」という、お叱りをいただいたり、という状況に、お客様にはご迷惑を掛けっぱなしである。

さらに、電話が重なるときはひっきりなしで、携帯へ転送している分、直接携帯へ入る分、キャッチホンが聞こえつつ、打ち合わせをしつつ・・・・・という、困った状態になるときも・・・・・。





さすがに、このままではお客様にご迷惑が掛かるばかりなので、スタッフの募集を掛けなければならないと思いつつ、さて、職安に出すべきか?、求人誌に掲載すべきか? さてさて考え中。

こればかりは、はっきり言って「縁」なので、焦るつもりはないのだが、今月末で決算となる我が社の節目と考えても、募集を出そうと考えているのです。

ただ、今まで募集を出したことがなかったため、どのように求人をするかが、まだ手探り状態(苦笑)





来週は、R社長が浜松へ来るので、その際、よ~く聞いてみようかと考え中。

我と思う方、当社までご連絡ください。  
タグ :求人


Posted by くぼた at 22:08出来事

2009年10月15日

補修塗り

数日前の事だが、塗装の剥れについての、補修の相談があった・・・・・。





このご相談があった現場は、キッチンのリフォーム工事を行っていたのだが、その際、既存のシンクや吊戸棚を取り外し、保管していたらしい。

これらは、壁や床のリフォームが終れば、すべて復旧という予定であったらしいのだが、その際、気を遣って養生テープを張ったことが、塗装の剥れの原因であったのです。

そしてその剥れは、吊戸棚にも、シンクにもあったのだが、どれも浅からず・・・・・という感じ。





板金張りも提案してみたのだが、板金の厚み分、収まりが悪いということで、塗装にて補修をする事に。

そこで、塗装をする部分については、全面にサンドペーパーを念入りにあて、カチオン系シーラーにてシミを止めて、アクリル樹脂系水性塗料にて仕上げ。

経年変化で変色をしてしまっているので、イメージで色を決め、下塗り、上塗りの回数、計3回。





言ってみれば、標準仕様なのだが、室内で乾きを待っていると、なかなか乾いてこないのです。

かと言って、他にやることがあるのか?と言うと、補修塗りに入っているだけなので、それこそ待ち時間ばかりになってしまうので、もう手持ち無沙汰で・・・・・(苦笑)

結局、何とか風通しを良くしてもらい、計3回塗りが完了。

         





養生さえしていなければ・・・・・という話もあったが、まあ、これは仕方が無い事故とも言えるのでしょう。

お客様にしてみれば、とんだ災難でしかないのかも知れないが・・・・・。  


Posted by くぼた at 21:45塗装

2009年10月14日

フロアクリアー

本日は、朝から3つの現場を行ったり来たり・・・・・。

そんな中の一つの現場では、キッチンカウンターの天板などを仕上げ。

     





こちらの現場は、普段からお付き合いをさせて頂いている建築会社の現場なのだが、1年半ほどのお付き合いで、オスモカラーを採用していただいたのは、今回が初。

こちらは普段、柿渋塗りが中心で、そのほかにも蜜蝋ワックスを塗ったりしているのですが・・・・・。。

私は、柿渋については何度か施工しているが、蜜蝋ワックスについては2回程度の施工という経験がある程度なのだが、キッチン天板のご相談を受けた際に、水に対しての耐久性について、お話させていただいたのです。





エコというキーワードだけに特化した場合、害についてはレベルが相当低いと思われる蜜蝋。

もちろん、オスモがエコじゃないという話ではなく、キーワードから行けば、オスモも植物油を配合しているのですから、人にやさしいのは確かなんですが・・・・・。

ただ、耐久性についての比較をした場合、水周りに使用して耐えうるレベルと言うのは、何かしら樹脂成分を含まないと、とても何とかなるという話にはならないのです。





そこで、オスモカラーの出番となったわけなんですが、これも話のきっかけがあり、最初の話はウレタンクリヤーを塗れるかどうかの質問からのスタート。

確かに、ウレタンクリヤーで天板を塗膜にて覆ってしまえば、水の染込む余地がないのは確か・・・・・。

ただし、せっかく他の建具などが柿渋で風合いよく仕上げているにも関わらず、いくら水を気にするキッチンだからといって、ウレタンクリヤーはいただけないだろうというのが、私の発想だったのです。





そんないきさつで採用を決めていただいたオスモカラーなのだが、天板ではあるが、あえて床用のフロアクリアーをチョイス。

オスモカラーには、エキストラクリアー、ノーマルクリアー、カラレス、フロアクリアーという4種類のクリアーがあるのだが、最も耐久性が高いのが、フロアクリアーなのです。

その理由は、「耐摩耗性について考えた成分配合だから」という、ものすごく当たり前すぎる発想なのだが・・・・・(苦笑)

というように、製品特徴を理解しつつ、使用状況を十分に考慮した材料を提案するのも、塗り替えに限らず私の仕事の一つなんです・・・。

       


Posted by くぼた at 23:08オスモカラー

2009年10月13日

意識

大型現場にて工事をしていたり、いくつもの現場が重なると、多くの現場職人と接する機会がある。

職人と一口に言っても、作業の丁寧さやスピード、お客様への意識など、それこそ千差万別なのは当たり前の話なのだが・・・・・。





今まで多くの職人と現場作業を一緒にしてきているが、住宅を中心とした現場をやってきた職人と、野丁場を中心として現場をこなしてきた職人とでは、それこそ意識が全く違うのです。

そしてどちらが優れている、いないとか言う話ではなく、意識の違いは大きいなと言うのが正直な感想であり、ただただ驚く事も多い。

ただし不思議なことに、多くの職人に会っては来たが、建築に関わる工事が「サービス業」である事を理解している職人に会ったことは、それこそ片手で納まる程度なのです。





そして今現在、応援に来ている職人チームも、サービス業であると言う意識は皆無であったため、現在教育中。

ただし、やはり長い年月経験して、刷り込まれた習慣は、ダメ出しをしたところで、なかなか身につかないのが現実で、それこそ、こちらの方がキリキリしてしまうのです(苦笑)

しかし、私の現場へ入る以上、お客様に失礼があってはいけないし、ウチの現場を経験した事で、成長をしてほしいと思うので、意識を植え付けるように、日々、声掛けと態度で示しているのです。





まあ、そんなんで、簡単にいかないからこそ、難しい問題と言うのですが、いやはや本当に難しさを実感中(苦笑)  
タグ :想う


Posted by くぼた at 22:27想う

2009年10月12日

応急処置

本日は、バッグの中に見積書、車の荷台には修理道具を積み込んで、いざ出発。





先日の台風の影響で、建物への被害のご連絡を頂いたお宅へ、見積書を提出しなければならないし、とりあえずの補修もしなければならないのです。

ただし、運の良い事に週間天気予報から雨マークが消えたので、そこだけは一安心なのだが、それでも、なるべく早く対処しなければならないのです。





まずは、近い場所から順番に回らせていただき、高丘町にて1件目、次に南西へ移動し、馬郡町のお宅へ訪問。

そこからは一気に東へ向い、磐田市千手堂に伺い、その後、磐田市見付へ。

それぞれのお宅では、お見積りを提出させていただき、説明を聞いていただいたり、シーリングを片手に簡易補修を行ってみたり、板金鋏を片手に、板金の細工をしたり・・・・・。





そのうちの一軒は、賃貸アパートの屋上防水が、なぜか台風が来る前日に部分剥離した??らしく、前日、はじめて雨漏りがあったとのこと・・・・・。

なんと言うタイミングだろうと思いつつ、来年、屋上防水と外壁塗り替え工事をさせていただく予定になっているため、とりあえずそれまでの応急処置をする事にしたのです。

     





こちらの屋上防水は、3寸勾配の上に塩ビシートを張ってあるのだが、屋上をくまなく確認すると、雨水が浸入する可能性の箇所として見つかったのは、1箇所の剥離のみ。

それも、シート同士を重ね合わせる部分が、わずか2~3cmだけ、僅かに離れているか??という感じ。

そこで、溶剤で拭き掃除をした後、塩ビシート用の溶着剤を塗って仮止めし、さらに端末部分を変性シリコンシーリング(コーキング)で押さえてみたのです。

     





それにしても、なんというタイミングなのだろうと思いつつ、応急処置を急ぐのでありました・・・・・。  


Posted by くぼた at 23:40雨漏り