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2011年04月06日

得意分野?

本日は、耐震工事の現場へ基礎クのラック(ひび割れ)へのエポキシ注入の作業のため、東区中郡町へ。

     得意分野?





こちらの耐震工事では、この基礎クラックへのエポキシ注入について、耐震強度への影響は考慮されていない。

まあ、築30年という期間が過ぎている住宅基礎の場合、まだ耐震基準などがきちんとできる以前のため、鉄筋などが入っていないことから、クラックが入るのはある程度仕方が無い。

そんな基礎に対して耐震だからと負荷を掛けることも無理があるので、この場合の耐震工事は、壁内などへの構造用合板の取付けや金物取付けなどで対応し、基礎のクラック対策は、あくまで雨水から守るための手段に過ぎないのです。

とは言うものの、目の前にクラックがあり、それを埋めようと考えると、テキトーに詰めもの・・・・・と言う訳にはいかないので、土木用エポキシ樹脂を注入するという工事に、なんら変わりは無いのです。







そんな現場では、エポキシ注入の準備に際し、クラック部分のみならず、周辺をチェックしつつ清掃をするのですが、今回は隣に取り付けられていた縁側の下にもクラックを見つけたため、縁側を取り外す事に。

すると・・・・・・・・、モルタル外壁を貫通させ、土台材木に取付けるようにボルトが使われ、縁台が取付けられていたのですが、4本中2本のボルトは効いていない。

うっ!これは!!

ボルトが効いていないということは、つまり、水が周っている可能性が高いと言うことである・・・・・。







大工さんと現場監督と話をし、「ここまでの状態だと下地材に大きな不安がある」と言うことで、一気に解体へと。

     得意分野?     得意分野?





解体し、土台などの姿が露になると、それを目にした監督は頭を抱えていたのだが、実はこの手の状態、私の場合はよくあるパターンのものであり、そういう意味では得意分野。

そもそも、解体(壊す?)のは、もっとも得意とする分野であり(笑)、悪い箇所をそのまま何とかするよりも、悪い部分をいかに是正できるかと言う分野、復旧に際してのイロイロな細工などと言う分野が、得意と言うか守備範囲なのである。

ただしこの状態、雨水が引き起こしたものではなく、シロアリが引き起こした現象・・・・・。

     得意分野?






まあ、雨水がまったく影響ない訳では無いのだが、雨水の滞留しやすい材木などは、クロアリ、シロアリともに、格好の住まいとなる事もあり、十分な注意が必要なのですから、今回のような築30年の家では、基礎が低い、周りに植え込み多いなど、条件的にはイロイロなものが重なっているのです。

もちろん、これら現象を踏まえつつ、今後の復旧につなげていくのですが、すでに頭の中に完成イメージは作成済み。

なんと言っても、得意分野?なのですから(笑)



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Posted by くぼた at 21:54 │住まい

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