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2010年09月01日

ハウスメーカーの謎

昨日から始めた雨漏り補修は、本日午前中で、雨仕舞いの細工と板金の細工により工事が完了。

そして午後イチで向ったのは、某ハウスメーカー賃貸住宅のバルコニーの補修現場。

こちらは、築12~3年の建物なのだが、2階バルコニーの下から、ポタポタと水滴が落ちているため、その補修工事にやってきたのです。

     ハウスメーカーの謎






こちらの現場の場合、雨が落ちていくのだから雨漏りという定義にはなるのだが、どうにも気になるのが、このバルコニーの材質や構造。

鉄骨系なので、鉄骨で梁を出して、その上にバルコニーのユニットを乗せるという考え方で作られているのだろうが、このバルコニーの水勾配は室内側に向いている。

さらに、樹脂製の床と手摺となる周囲の枠は別体のものであり、どうやら、バルコニーの床下に入った水は、何らかの樋のような溝にそって、一部へ集められて排水されるのだろう・・・・・。





そんな不可解な状況を予想するのは、この雨漏りについての予想をするからなのだが、不可解というしか無いのが、このハウスメーカーの構造である。

おそらく、最初の設計段階において意匠のみしか考えず、無理な水の流れを作ってしまっているのだろう。

そして、経年変化、経年劣化という観点など、どこにも落とし込まれる事は無かったのだろう・・・・・。

まさに、ハウスメーカーの謎。





結局のところ、バルコニーを解体してみるか?それともシーリング(コーキング)をするかの2者択一となるのだが、そこはあくまでアパートであり、当然のことながら、できるかぎりのシーリングという対策。

それにしても、ハウスメーカーとは、不思議なことを考えるなぁ・・・・・。



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Posted by くぼた at 19:00 │雨漏り

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