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 『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです

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2009年01月24日

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本日も、先日の散水調査の続き。





今回のお宅では、計3回の散水を予定し、散水調査にのぞんでいるのです。

なぜ? わざわざ3回に分けるのかと言うと、雨漏りの際のタイミングにその意味があるから・・・・・・。

まず一つ目の理由、それは雨漏りがあった際の状況から、雨滴が落ちてきたのは、雨のあとに起きているという時間差を考慮したためである。






これをもとに考えると、木造住宅であり、外壁は通気層を設けないモルタル仕上げであるため、雨がかりの場所、雨量などが重要になってくるのです。

この構造と性質を理解すれば、散水の量、ポイントなどが導きだされるし、待つべき時間が出てくるというわけ。





そしてもうひとつの理由、それは散水箇所が上下に関わるため、散水の日時を変えることで、雨水の浸入個所を特定するため。

これは、散水をむやみにやりすぎることで、本当に雨水が浸入しているポイントが、わからなくなってしまわない様にするための、基本的なことなのです。





ただし、お客様にしてみれば、わざわざ日程を分けるなんて、なんだか訳が分からないが・・・・と言ったところなのだろうが、「雨漏りという苦痛から解放されるのであれば・・・・」ということで、ご協力いただいているのです。





そんな散水調査も、予想したポイントであっという間にビンゴ!

そんな訳で時間あまり、日時を変えようと予定していた箇所も散水をしてみたところ、こちらは・・・・・。

およそ3分で室内に水溜りができるほどの漏水。





入ることは予想していたものの、まったく雨仕舞ができていないことの証明になってしまったことは、なんだか複雑な気分だが、雨漏り原因を特定するためには必要なこと。

と言う訳で、本日の散水により、3箇所の雨漏り原因をすべて特定。

あとは、修理方法の検討である。



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Posted by くぼた at 23:18 │雨漏り

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