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2008年06月08日

塗料の選択

今回の塗り替え現場では、無機系の要素を持つ塗料を採用している。





この要素と言うのが難しい部分で、塗料というものが、そもそも石油系資源からつくり出されるものであり、この人工的につくられた塗料は、当然のことながら、紫外線や風雨、温度などの自然環境から与えられる負荷により、劣化という変化を起こすのです。

この有機化合物である塗料に含まれる成分の一部に、無機系の素材を混ぜ合わせることにより、環境負荷に強い塗膜をつくろうと考えられたのが、無機系の要素を持つ塗料という事になるのです。


この難しい言い回しの世界が、化学(ばけがく)の世界へと引き込んでいくのですが・・・・(笑)





しかし、無機系の塗料の特徴として、完全に全ての製品に当てはまるか否かは定かではないものの、私の知る塗料では、塗膜自体が固くなってしまうという欠点がある。

これが塗装の世界での硬質系の塗料と言う事になるのだが、その硬質系の塗料の中でも、さらに硬めの製品が無機系の塗料。

これにより、下地の動きに追従するという機能は持ち合わせていないので、はっきり言って使用できる建物というか、下地が限られるのです。

もちろん、これも塗装に携わる人間ならば、誰でも理解して使い分けている筈なんですが・・・・。






そんな塗料の中で、今回の現場で選択したのが、「ナノコンポジットW」という塗料。

     塗料の選択



近年、気に入って使用している塗料なのですが、無機・有機という観点もさることながら、塗膜の硬さが問題にならない現場では、3分艶の独特の仕上がり感は、なかなかのもの。

基本となる塗膜の性能、含まれる機能という付加価値、そして仕上がりの良さ。

すべてを考えながら、塗料の選択をしていくのですが、仕上がった面を見て、「良し!!」思えるのが楽しかったりするのです(笑)


タグ :塗料塗装

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Posted by くぼた at 23:28 │塗料

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