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2007年02月16日

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今回の塗り替え現場には、比較的広めのベランダがあります。
防水仕上げとなっているベランダには、今や住宅のベランダでは定番となっているFRP防水が採用されています。

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このFRPという防水材、強度に優れる反面、FRPの樹脂と積層されるガラスマットを紫外線から保護するために、防水表面に、保護膜となる塗装が施されているのですが、この耐久性が少々短めというのがネック・・・。

これは、塗布系防水材に限らず、防水工事において保証書を発行する際に、メーカー規定として「5年毎に点検及び保護塗装の塗り替えをする」などの規定を設けている場合が多いからなのかも知れません。
もちろん、そういって点検しないと駄目になるか?と聞かれれば、必ずしも問題が発生するほど痛む訳では無いのですが、そうでも言わないと、歩行などの衝撃による損傷など、とても保証出来ないということなのでしょうね。




また、そもそも塗料を開発する時点で、防水は 「非歩行の限定したもの」 「軽歩行を可としたもの」 「重歩行の対応できるもの」 とそれぞれ防水層とトップコートの強度を考えられていますが、一般的な塗料では、一部の床用塗料を除いて、あまりトップコート表面の摩擦強度は加味されていないのです。

もちろん、一般的な部位への使用で、問題が発生することは無いのですが、歩行という概念の中にも、女性のハイヒールなど、非常に硬いものが叩きつけるように当るような場合、なかなかそれに耐えると言うのは難しいものでもあるのです・・・・・・・。





今回の現場では、一般的に普段使用しているFRP専用のトップコートではなく、高耐久の汎用トップコートを使用することにしたのです。
ただし今回初使用なので、実績などの情報収集は、非常に念入りに行いまして、本日ようやく施工となりました。
狙いとしては、「少しでも長く塗膜表面の劣化進行が遅く、これにより下地防水層への影響が少ない」と言うものなんですが、果たして結果は・・・。



実際にどこまで耐久性を期待できるかは謎ですが、数値上では非常に耐久性が高いので、試すのにも期待は大です。

外壁塗り替えの期待耐用年数がどんどん延びるなか、ベランダ防水も、少しでも長持ちさせたいし、綺麗な状態で保護したいですからね!!


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Posted by くぼた at 22:13 │防水

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