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2008年08月07日

錆との戦い

今回の建物は、築20年程の倉庫である。

その間、一度も塗り替えをしていないので、錆びの進行度合いもなかなかのものである。

     錆との戦い





ここまで来ると、錆というよりも腐食という状態であり、おそらく塗り替えが出来るかどうかの境目。

おのずと、今回の屋根に関しては、錆との戦いという感じになるのです・・・・・。

     錆との戦い     錆との戦い





そこで、チョーキングした塗装と、苔を洗い流すため高圧洗浄を行ってから、次に完全に手作業となるケレン清掃。

ケレンは、金タワシのような道具である「スーパーがんこ」や「ワイヤーブラシ」を用いて、ひたすら擦って擦っての繰り返し。

この作業をすることで、表面の風化した塗膜や汚れを擦り落とす役割や、塗装がしっかりと下地と密着するための凹凸を作るという役割があるのです。

また、洗浄では鉄を錆びさせるというデメリットもあると考えれば、普段は鋼板部分は洗浄することは無いし、今回のような場合も、洗浄後にケレン作業となるのです。






ここまでやって、ようやく錆止め(下塗り)となるのですが、まずは錆の発生箇所だけをタッチアップという、拾い塗り。

もちろん、こういう場合の錆びたところは、重防食用の強溶剤錆止めで、しっかりたっぷりと錆止めを塗装。

こうすることで、ケレンで表面の錆を削り、強溶剤錆止めの浸透力で錆の表面に喰い付かせ、重防食の考え方で厚い塗膜をつくり、錆への酸素を遮断するのです。

ここまでやっても、一度錆が発生したものを元に戻すことは出来ないのですが、進行を極力食い止めるという考え方で、錆と戦うのです。


     錆との戦い     錆との戦い



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