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2006年06月21日

今日は

 今日は屋根工事。

 雨漏り予防のための工事中。









私の信頼する、瓦職人、板金職人とともに、屋根の谷樋の交換。

屋根の谷樋は、昔は銅板のものが多く使われてきました。
しかし、この銅板、長持ちするものと思い込まれてきたのですが、昨今の酸性雨の影響もあるのでしょうか? 緑青と言って、緑色の安定状態になって止まるはずが、部分的に腐食をおこしてしまうのです。
その原因が、瓦屋根の形状にも・・・。

今日は  今日は

屋根瓦の形状から、少ない量の雨や夜露による水滴が、年月を経過するうちに、ポタポタと同じところへ落下をするのです。
この状態が10年、20年と続く訳ですから、まさに滝壺と同じ状態になるのです。

そして、一般鋼鈑よりもさらに薄い銅板ですから、段々と腐食が進み、薄くなっていき、最後には穴が開いてしまい、雨漏りへとつながっていくのです。


そこで、雨漏りをしてから直すのか、雨漏りをする前に予防をするのか・・・今回は予防としての工事です。

まずは谷樋にそって屋根瓦を外し、既存の銅板谷樋に合わせた寸法の、ステンレスで折った谷樋を被せます。
谷樋を被せたら、ステンレス板を加工しながら、なじませていきます。
その後、瓦を復旧し、漆喰補修をすれば、工事は完了です。

今日は  今日は

ここでなぜステンレスを使用するかというと、今現在のもので、谷樋として痛みに耐えられるものを探すと、ステンレスの硬さ、強度以上のものは無く、またそれ以下でも信頼性を考えると難しいと思うのです。

ただし、そのまま生地のステンレスを入れたのでは、見た目のバランスが悪いので、ステンレスに銅メッキをしたものを使用するのです。
こうすることにより、見た目には銅メッキ部分の、緑青が再現されるのです。

今日は


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Posted by くぼた at 10:48 │雨漏り

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