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2007年09月19日

撥水

コンクリート(RC)打ち放しの建物を、そのままの風合いで見せたいと思ったときに使用されているのが撥水材。


撥水材は、読んで字のごとく撥水させるための薬剤ということになるのですが、コンクリート表面に塗布し、浸透させて、表面に膜をつくらないというものです。
基本的には、撥水効果が主であり、付加価値として防汚効果があげられます。


ただしこの撥水材、浸透させることに意味があり、基本的には2回塗りが必要なんですが、当然ですが、乾いたコンクリートに塗っていくと、どんどん乾いていくのです。

     撥水


そんな塗料の性質でありながら、どの製品も一様に「追っかけで2回塗り、乾いてしまうと2回目が浸透しなくなります」と注意が記されているのです。

浸透する塗料の量が少なければ、持つ年数が短いと言う事になるのですが、塗ったことによる斑などまったく判らないのですから、実際に浸透した量は、年数が経過しなければ判らないのです。

     撥水





また、撥水材には大きく2種類の区分けがあります。
シラン系撥水材とフッ素・シリコン混合撥水材。

もちろん、ある程度の長期間撥水効果を維持したいという考えは同じはずなのですが、シラン系は下塗材というても活用される撥水材の定番。

かたやフッ素・シリコン混合などのタイプは、乾燥後、その上に撥水材を塗布しても浸透しないこと、別な塗料を塗装しようとしても、やはりくっつきにくいという事があるのです。

という違いを比べると、やはり少しでも長期間撥水効果を維持したいと考えたとき、フッ素・シリコン混合の方が良いのかな?と判断するのですが、その効果を維持できる期間も、塗膜に比べれば判断しにくく、かつどうしても3~5年が限界と言われています。




このようなことから、撥水材と言うものは、割と判断に迷うものとなるのです・・・。



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