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2006年03月17日

土木工事現場にて

1月にご相談を頂いていた、土木工事現場の部分防水工事を完了させる事が出来ました。

ここは、新旧の橋桁の間となる部分なのですが、通常行う工事ではなく、対処的な意味合いの工事です。
本来このような、コンクリート造りのものには、内部に厚いゴムシートを入れて、止水板としているようなのですが、お役所の予算の関係上、わりと長い期間ゴムシートが露出したままになると言う事で、以前の工事の際に、入れなかったらしいのです。

では、その時に、今回の工事を想定していたかといえば、入れないで工事をさせたお役所の側も、全く考えていなかったと言う事でした。

相談を受けて、いくつかの工法を選択し、その中から予算的に少なく、かつ均一的に防水処理が出来るようにするものは、何がベストなのかを検討し、提案をしたのですが、あたり前に言われる耐久性のみならず、工事実績、問題が出ないか?、etc・・・、お役所では、まるで言いがかりをつけているのではないかと思えるほど、ずーとごちゃごちゃ同じような事を言っていた様で、監督さんも、もう嫌になっていたようです。
その間、私は資料を集め、アドバイスをするぐらいしか出来ないのですが、こういう工程が、公共工事に無駄な経費を掛けさせるのだと、つくづく思いました。

まあ何とかOKサインももらう事ができ、1回目の工事でシーリング(コーキング)を充填し、2回目の工事で改質アスファルトシートという、防水シートを貼りました。

土木工事現場にて   土木工事現場にて   土木工事現場にて

それぞれの工程に必要な時間は、1箇所につき約半日、橋桁は両側にあるわけですから、2箇所、合計4回。なんだか効率が悪いですね。
そして、検査を受けたときには、散々決まらなかったシーリングや防水について、検査官は一言「おお、これいいな!」で終わりだったそうです。
なんだかホントにお役所仕事ですね。

本日は、もう主だった検査も終わっていましたので、監督もリラックスしていまして、お礼の言葉まで頂けました。
「ほんとに助かりました。私では、防水関係のことは全く判らないですし、色々アドバイスをもらって助かりました」
こんな言葉を掛けてもらうだけで、ああやってよかったなと思う単純さもあるのですが、やったぱりどんな現場にしろ、終わったときの一言が、なんとも嬉しいのです。



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Posted by くぼた at 23:03 │防水

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