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2006年02月15日

塗り替え工事のポイント(02)

塗り替え工事のポイント(02)

足場を組上げたのち、最初に準備するものが、このメッシュのシートです。
一応、飛散防止シートということになってるシートなのです。

しかし、このシート、新しいうちは良いのですが、使い込んでいくと、だんだん汚れが付いていき、シートの中の様子が、とても見えにくくなります。
ということは、日差しが遮られてしまうということにもなります。

塗り替えの工事中、数週間の間、このシートに覆われたままですと、なんとなく息苦しいですね。
そこで、作業内容におおじて、飛散の心配が無い場合、シートを丸め、パイプに縛り付けておくのです。
こうする事により、通気もよくなりますので、安心です。

また、使用するシートの種類によっても、すこし状況が変ります。
それは、シートの縫製というか、作りにあるのですが、メッシュの部分が、1枚になっているか、2枚重ねになってるのかという違いです。
1枚ものは、主に足場業者が掛けるタイプのシートで、飛散防止という観点から行けば、洗浄した時の洗浄水などを、ある程度遮れるほどの効果まではありません。
まあ、あると無いとの違いぐらいでしょうか?
2枚重ねは、主に塗装業者向けに販売されているもので、1枚あたりのサイズも変ってきます。
2枚重ねですから、当然1枚ものよりも、飛散防止の効果は期待できますが、その分かさばりますし、重くなるのがデメリット。
それに、足場の1スパンに納まる1枚物に比べ、2スパンを基準に作られている2枚重ねは、足場のパイプに引っ掛って、破れてしまうことも、時々あるのです。

このように使うシートにより、メリットデメリットが存在するのですが、塗り替え工事の際は、下地の修復などのため、色々な作業が必要になる場合が多くあります。
また、近所の方へ、ご迷惑が掛からないようにと配慮すれば、おのずと飛散防止の意味は、大きくなるのです。
そこで、1枚ものを2重に張る事も・・・。
そんな手間が掛かる事を、するかしないかは、その業者の考え方によって変わってくるのです。

そこまで、飛散防止にこだわるのならば、メッシュではなく、普通のシートを貼れば?と思われるかもしれません。
ところが、足場の上では、地上より僅か数メートルなのに、随分風が吹いていることを感じられます。
この風の影響は、とても大きく、メッシュのシートでさえ、抵抗になって、足場を揺らせることもあるので、まともに風の影響を受けてしまいますと、シートが破れたり、足場の倒壊に繋がる場合も考えられます。
足場のうえで、飛散防止と風の抵抗、相反する2つの要望をかなえるためには、なかなか難しいものがあるのです(笑)。
でもど、ちらも非常に重要ですよ!

塗り替え工事のポイント(02)


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