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2010年05月25日

酸化する

本日から、浜北区で新築の外部塗装。

外部塗装とは言っても外壁の塗装ではなく、外装木部の塗装であり、柿渋塗りである。





柿渋とは言うものの、無臭タイプなので、作業性は悪くない。

しかし、そもそも耐候性の期待出来ない柿渋を外部塗るというのも、どうなのか?と思うのだが、こちらの新築工事を行っている会社の社長は、風化し、変化していく状態も、その家の自然の姿だと言う考え方の持ち主なので、あえて柿渋という住宅が多いのです。

そう言われてしまうと、私がダメという理由も無いし・・・・・、と言う事で塗装作業をするのです。





ちなみに柿渋は、液体自体は赤茶色のものなのだが、塗った直後は濡れ色より若干赤みが付いたかな?というような変化しかない。

ところが、1日後、3日後、1週間後と時間を重ねる事により、木材に浸み込んでいる柿渋の成分であるタンニンが酸化することで、だんだんと濃い赤茶色に変化していくのです。





一般的な塗り替え工事においては、酸化イコール何かを痛めて行く変化ともとれるため、決して良いイメージでは無いのですが、柿渋に関しては、酸化作用は無くてはならない変化と言う事になるのです。

それにしても、材木屋さんで事前塗装した木材と、今回塗った木材、一緒の風合いになるには、一体どのぐらいの時間が掛るのだろう・・・・・。



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Posted by くぼた at 23:59 │塗装

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