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2009年05月15日

着色仕上げ

現在、施工中の塗り替え現場と同時に、新築塗装が2軒同時進行中。





そのうちの一軒は、長年お付き合いのある大工さんのろころ。

こちらは階段への塗装で、私が行ったりきたりしている現場なのだが、今回はお施主様の希望で、着色して仕上げることに。

今回の階段の生地は集成材であるため、着色する場合は特に「吸い込み」が部位によって大きく異なるため、色決めの際にはサンプル板を作成し、現物を確認しながら選考してもらうことに・・・・。

その際には、希望の色をお聞きし、それに近いものを塗るのだが、あえて他の色のものもつくり、比較をし、吸い込みによる変化のイメージを理解してもらうようにしているのです。





これだけ建材が氾濫している昨今では、お施主様自身のイメージが、どんなものとの比較なのかが判り難いため、時には建材とピッタリの色になるように思われている方も・・・・。

そこで、そのイメージの違いを「出来る出来ない」と言う言葉の否定ではなく、あくまで目で見て感覚で理解してもらう事が重要なのである。

そんな時間を経て、塗ったものがコチラ 


     着色仕上げ    着色仕上げ





木部塗料の一つである「オスモカラー ウッドワックス」の色からウォルナットを選定し、オスモブラシで細かな隙間に刷り込みつつ、コテバケで全体に刷り込むようにしていくと言う作業。

オスモカラーの場合、一般的な塗装の概念である「材料を置いてくるように塗る」と言うものでは無いのが特徴なので、まずは刷り込んで、木の目の中に色を入れるのです。

その後、拭取る感覚で、ウエスで表面に残る材料を擦っていくと、まずは着色の完成。

1日乾燥させてから、次にオスモカラーのフロアクリアーを、同じ道具で刷り込んでいくのだが、こちらの場合は拭取りをしない事を前提に、あまりタップリと乗せないようにしながら、斑になりにくい程度の状態へ。

     着色仕上げ





よく「 オスモカラー 塗り方 失敗 」などのキーワードで検索されているのですが、一般的な塗料と同じと言う感覚を捨て去り、木とオスモカラーを理解すれば、非常に斑になりにくい、良い仕上がり感になるのも特徴。

まあ個人的に、この仕上がり感がスキだと言う事もあるのですが、どんな材料でも、固定観念に捉われずその特性を理解し、作業の方法を考えれば、「なるほど!」と言う仕上がりになるものなのです・・・・・。



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