■ 記事掲載のお知らせ ■

 『雨漏り診断・修理』についての当社取り組みです

日経ホームビルダー2011.1号より連載開始
写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』
玉水先生とともに監修を行いました


2011.6号 記事紹介はこちらへ
2011.4号 記事紹介はこちらへ
2011.3号 記事紹介はこちらへ
2011.2号 記事紹介はこちらへ
2011.1号 記事紹介はこちらへ

塗装・防水・雨漏り修理/当社HPメニューはこちらから

はじめてご覧頂く方へ塗装について雨漏りについてシーリング(コーキング)について

実録!! 信頼とは何か?雨漏り調査・診断についてごあいさつお問い合わせ

2008年10月31日

タスペーサー

昨日はカラーベスト屋根全体に、下塗りのシーラーを塗装したので、本日は縁切りの作業。





この縁切りとは、カラーベストの小口となる部分が、塗料によって隙間が詰まってしまう事により、継ぎ目から進入する雨水の逃げ道が無くなり、その水が毛細管現象によって、カラーベストを固定する釘のところから、室内側へと引き込まれてしまう事を防ぐための重要な作業。

もう、相当前から屋根用塗料のカタログに記載されている話なので、最近ではずいぶんと認知されていること。






しかし、昔はこの縁切り作業を、カッターを使ったり皮スキを使ったりしながら、塗装完了後にこの作業を行ったり、2回の上塗り間にやってみたりと試行錯誤していたのです。

その際も、もう手が痛くて痛くて・・・・・。

ところが数年前、タスペーサーという縁切りを助ける部材が発売され、半信半疑で使用してみたのだが、その作業性の良さですぐさま採用決定。

それ以来、カラーベスト屋根の塗装をする際には、必ず使用しているのです。

     タスペーサー





はっきり言って、このような屋根塗装においては、絶対に無くてはならないのが縁切り作業であり、そのために非常に有効な部材であるは間違い無いのですが、案外と使う側の業者の認識が薄いようで、先に行われた展示会の会場でも、説明をするメーカーの人に対し、多くの職人が「縁切り?知らないな~」と言っていたのを聞いてしまった。

そういう意味でも、縁切りをしなかった場合のリスクは、知れば知るほど怖いものなので、毛細管現象という言葉だけに捉われずとも、行わなければならない作業を、より有効にし、多くの実験結果を残しているのが、このタスペーサーという部材なのです。





ここまで書いていますが、別にメーカーの回し者ではありませんので、そこの点だけは誤解の無いように・・・。

私は雨漏りの怖さを人一倍知っているので、その経験からも、使用を欠かせないという事だけは、はっきりと言えるのです。



同じカテゴリー(塗り替え)の記事
新年の施工、1件目
新年の施工、1件目(2015-01-08 22:59)

雨水の影響
雨水の影響(2014-02-06 12:57)

経験とセンス
経験とセンス(2011-04-22 23:15)

追い込み中
追い込み中(2011-03-28 22:35)

14年経過
14年経過(2011-03-03 21:36)

付帯部分
付帯部分(2010-08-24 21:28)



削除
タスペーサー