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2009年06月14日
顔料分離
先日まで施工していた天王町の塗り替え現場では、屋根塗装において、ちょっとしたトラブルがあった。
トラブルとは言っても、近隣とのトラブルや、お客様とのトラブルと言う話では無い。
それは、塗料に関する話・・・・・。
今回使用した塗料は、一般的な屋根用の有機塗料ではなく、無機系の製品。
無機系の製品を選択した理由を一言で言えば、有機塗料は紫外線による変化が大きく、無機塗料はその変化が少ないという性質がある。
反対に、有機塗料は付着能力や製品に混ざり合わせられる化学薬品(成分)の範囲が広いため、多種多様な製品があるというメリットはあるのだが、今回期待した性能は、耐久性の一点なのである。
そうは言っても、あくまで塗料なので、「化学式で表したらこうなる・・・・」という感覚なのですが(苦笑)
そんな塗料を、某メーカーの屋根塗料の見本帳の色に合わせて、メーカーへ調色依頼。
製品が届き、さっそく塗装を開始すると、なぜだか刷毛で数回擦ると、だんだんと色が変化していくのです。
刷毛の洗浄が甘いのか?と思い、刷毛を変えてみるが、やはり同様の状態になり、気をつけて塗ってみると、刷毛で塗料を置いてくるように塗れば問題ないのだが、同じところを塗るとやっぱり・・・・・。
その様子をメーカーに伝え、何か原因なのか尋ねたが、現状把握が目の前で出来ない以上、なかなか意味が伝わらない。
そこで塗り板を作成し、小分け用の缶に塗料を入れてメーカーの送り、調べさせたところ、1週間の時間を掛けて出た答えが・・・・・・・・・。
なんと、無機系塗料に混ざりにくい顔料を使用したことが原因とのこと。
オイオイ、メーカーの技術部は何やってるの!?と突っ込みを入れたのだが、指定した色を出すために、どうやら丁度良い顔料だったらしいのです。
まあ、塗料の中身はあくまでブラックボックスであり、私たち使用者には、カタログのうたい文句しか伝わらないのが実情なのですが、工場の中ではさまざまな化学薬品に囲まれ、色々な配合をしながら塗料ができると言うことを改めて感じたのです。
もちろん、すぐさま新たに対応する顔料にて調色した製品がとどき、塗装は完了したのですが、今まで経験した顔料分離とは、一味違う今回のケース。
まあメーカーとも色々話す機会ができたし、ある意味、勉強にはなりました(笑)
トラブルとは言っても、近隣とのトラブルや、お客様とのトラブルと言う話では無い。
それは、塗料に関する話・・・・・。
今回使用した塗料は、一般的な屋根用の有機塗料ではなく、無機系の製品。
無機系の製品を選択した理由を一言で言えば、有機塗料は紫外線による変化が大きく、無機塗料はその変化が少ないという性質がある。
反対に、有機塗料は付着能力や製品に混ざり合わせられる化学薬品(成分)の範囲が広いため、多種多様な製品があるというメリットはあるのだが、今回期待した性能は、耐久性の一点なのである。
そうは言っても、あくまで塗料なので、「化学式で表したらこうなる・・・・」という感覚なのですが(苦笑)
そんな塗料を、某メーカーの屋根塗料の見本帳の色に合わせて、メーカーへ調色依頼。
製品が届き、さっそく塗装を開始すると、なぜだか刷毛で数回擦ると、だんだんと色が変化していくのです。
刷毛の洗浄が甘いのか?と思い、刷毛を変えてみるが、やはり同様の状態になり、気をつけて塗ってみると、刷毛で塗料を置いてくるように塗れば問題ないのだが、同じところを塗るとやっぱり・・・・・。
その様子をメーカーに伝え、何か原因なのか尋ねたが、現状把握が目の前で出来ない以上、なかなか意味が伝わらない。
そこで塗り板を作成し、小分け用の缶に塗料を入れてメーカーの送り、調べさせたところ、1週間の時間を掛けて出た答えが・・・・・・・・・。
なんと、無機系塗料に混ざりにくい顔料を使用したことが原因とのこと。
オイオイ、メーカーの技術部は何やってるの!?と突っ込みを入れたのだが、指定した色を出すために、どうやら丁度良い顔料だったらしいのです。
まあ、塗料の中身はあくまでブラックボックスであり、私たち使用者には、カタログのうたい文句しか伝わらないのが実情なのですが、工場の中ではさまざまな化学薬品に囲まれ、色々な配合をしながら塗料ができると言うことを改めて感じたのです。
もちろん、すぐさま新たに対応する顔料にて調色した製品がとどき、塗装は完了したのですが、今まで経験した顔料分離とは、一味違う今回のケース。
まあメーカーとも色々話す機会ができたし、ある意味、勉強にはなりました(笑)
Posted by くぼた at 22:10
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