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2009年01月17日

考え方

何件かのお客様宅を回ったのちお伺いしたのは、昨年12月に施工した、浴室塗装の現場。

浴室塗装と言っても、何かを吹き付けたとか言うものではなく、木羽目を含浸型の木部用塗料で塗ったものである。






木羽目を張った浴室での塗装ポイントは、いかに高い湿度か木を保護するか?ということに尽きるのだが、お客様の期待は、それ以上に大きなものである。

そもそも、浴室はその高い湿度と密閉空間により、外部よりも過酷な条件となるために、塗料の選択も耐久性重視となるのだが、もう一つの側面としては、揮発性などの部分であり、その中でも最も気になるのは塗装した後の臭気。





その有機溶剤の揮発性云々は、臭気とは直接関係ないのだが、その臭気によって、気分が悪くなっては元も子もない。

また、臭気が残れば、人間の感覚として、臭気=毒性の図式ができやすいというものである。

ただし、図式が必ずしも消毒薬の成分ということでは無いというメーカーもあるのだが、臭気が強いということは、揮発性の成分である溶剤分の精製純度が低いとも考えられるため、やはり臭気が強いのは、お客様ももちろんだが、作業する自分が敬遠したくなるもの・・・・・。





そんな考えのもと、建築会社との相談のうえ決定した材料を使用しているのだが、お客様から質問を受けたのは、手入れとカビについて。

メンテナンスとして塗り替えは、定期的に行ってもらうようにお願いするのだが、普段の手入れはお客様もおっかなびっくり。

そんななか、窓枠となる部分には水がたまりやすいため、すぐに痛んでしまうのではないかと、非常に気になっているらしい。






もちろん水分がたまりやすい個所は、カビにとっては最高の繁殖環境となるのだが、木材の選択と、清掃によって、ずいぶん防ぐことは出来るはずなのです。

このあたり、換気状況にもよるので一概には言えないが、汚れやシミのようなものはできやすいが、それ以上は手入れ次第と言ったところ。

一通り説明し、お客様が納得してくださったあとに、もう一言。

「窓枠部分に限っては、ステンレス板を巻くというのも、一つの方法です」





意匠も大事なのことなのだが、それだけではなく、適材適所を考えたちょっとしたアドバイスをすることも、お客様の安心と、選択肢を与えるため、重要な方法となるのです・・・。



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Posted by くぼた at 21:25 │塗装

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