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2008年03月06日

塗装よりも・・・

先日、いつもご依頼をくださるマンションオーナーさまより相談の電話。

今回は、貸店舗の厨房にある、グリストラップからの臭気について。





飲食店の場合、厨房内にグリストラップという、いわゆる排水口の入口に、排水に含まれる油分が溜まるようにと言うか、生ゴミが溜まるようにと言うか、排水に直接流さないようにするための枡を設置しなければならないのです。

しかし、この排水枡となる部分は、浄化槽ではないので別に浄化機能があるわけでは無いので、定期的な清掃が必要になるのですが、実際にマメに清掃をするお店がどの位あるかと考えると、ちょっと疑問・・・。

そして今回の店舗も、営業を開始して半年ほど経過しているので、おそらく溜まった頃なのでしょうと言う事で、その旨を説明。






実際、この手のご相談って、意外と多いんです。

そうならないように、定期的な清掃(汲み取り)をすれば良いのですが・・・・・・・・。






今回は、このグリストラップの蓋もすっかり錆がまわっており、この交換の依頼もあった。

そこで、鉄骨屋さんに頼んで、縞鋼鈑を使った蓋の製作を依頼し、出来上がったのがこちら。

     塗装よりも・・・





そしてこの出来上がりを、メッキ工場に持ち込んで、亜鉛メッキを施してもらう事に。

     塗装よりも・・・





鉄骨屋さんは、「メッキはすごく高額なものだから、自分で錆止め塗っておけば良いじゃないか」と言っていたのですが、こういうような、未処理の鉄骨など場合、塗装するとなると、下処理用プライマー → エポキシ錆止め の順番で塗装が必要になるし、それでも溶接部分の隙間などに、まんべんなく塗布できるわけでは無い。

そう考えると、水も掛かるのが当たり前という認識でいけば、亜鉛メッキを電着させるのが、塗装よりも良いだろうと考えるのです。





このような方法は、たまたま鉄骨屋さんも、メッキ工場も、どちらもお付き合いさせてもらっているから出来る発想となるのかも知れませんが、より良い方法を考えると、出来る範囲は少しでも広い方が良い筈。

その引き出しを、沢山持って、様々な方法の中からベストを導き出すのが、重要な事。

しかしこれに満足せず、もっともっと多くの引き出しをもてるように頑張らねば・・・。



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