静岡県浜松市で塗装と雨漏り修理「第一浜名建装」現場日記

  

2012年01月03日

日々勉強

昨年は「絆」を強く感じた年。

本年も、今まで多くの皆様に頂いた「絆」を、よりよい仕事でお返しすべく、本日より勉強開始。





そんな私の勉強と言えば、塗装・防水・雨漏り修理と言う本業のことなのですが、建物に関わることを日々勉強していないと、あっという間に知らないことばかりになってしまうのです。

もちろん、知らないままで過ごしても、何とかなると言えばそれまでですが、少なくともプロとしての自分が居る以上、お客様へ答えられないのでは話にならないと思うのです。

これは、お客様をはじめとして、多くの方々より様々な質問を頂くことが多い、私なりの解釈なんですが・・・・。





また、今まで施工した工事の見直しも、このお正月に行う仕事の一つ。

これは年末にお邪魔したお客様宅での経過観察の結果など、自身の目で確かめた状況を、自分なりに分析するもので、毎年の事なのです。

これにより蓄積したデータを元に、今後の仕様選定や施工方法を考えたり、さらにメーカーとやり合うなど(笑)。

う~ん、やることは山積み。






このように、日々勉強し続けることは、私にとっての仕事、ライフワークだと思っているのです。

もっとも、子供の頃から勉強が嫌いで、まともに勉強をしなかったツケが、今来ているという解釈もあるのですが・・・・(苦笑)






そんな私が関わる勉強(実務的な資格)について、下記のようにお知らせいたします。




NPO法人雨漏り診断士協会 雨漏り診断士資格試験

**************************************

雨漏り診断士資格認定試験のご案内

【第12回 雨漏り診断士資格認定試験】実施要項(大阪会場)

資格名称:雨漏り診断士
試験日程:2012年2月4日(土)15:00~17:00
会場:大阪府商工会館602号室、並びに、603号室
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
定員:40名
申込期間:2011年12月5日~2012年1月16日
申込方法:詳細はこちら
受験料金:9,000円
※試験合格者は別途協会登録手数料として¥8.000円が必要です。
試験内容:
1.建築の基礎知識(施工・構造)
2.雨仕舞いと防水の基礎知識
3.雨漏り診断の実例・実務

◎第13回 雨漏り診断士資格認定試験は、東京会場にて2012年7月の実施を予定しております。


**************************************

<資格認定試験 関連講習会のご案内>

【雨漏り診断士資格認定試験対応講習会】要項

開講日程:2012年2月4日(土)9:30~15:00
会場:大阪府商工会館602号室、並びに、603号室
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
定員:40名
申込期間:2011年12月5日~2012年1月16日
申込方法:詳細はこちら
受講料金:21,000円 (テキスト代含む)
※テキスト等の発送は2012年1月中旬の予定となります。
※再受講の方は受講料が13,000円に減額となります。
再受講の方は、お申し込み時、備考欄に「再受講」とお書き添えください。
講義内容:雨漏り診断士資格認定試験内容に準拠

**************************************





日々勉強、自らが多くの経験しているからこそ、非常に大切なものと実感するのです。  

Posted by くぼた at 19:13Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2012年01月01日

謹賀新年

謹賀新年


旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、誠にありがとうございました。

本年も一層のサービス向上を目指し、社員一同誠心誠意努める覚悟でございます。

なにとぞ本年も倍旧のご支援のほどお願い申し上げます。

平成23年元旦




有限会社 第一浜名建装
代表取締役 久保田仁司









新年は1月5日より営業いたします
宜しくお願い申し上げます
  

Posted by くぼた at 08:01Comments(0)TrackBack(0)想う

2011年12月30日

ありがとうございました

本年は、昨日を持って年内の現場作業が完了。

静岡県西部、特に浜松近郊は、9月の台風15号直撃により、家屋やその関連の被害が続出し、ある大手保険会社の方から聞いたところによると、事故受付が7000件を超えていたとか・・・・・。

そのため、私が現場確認にお伺いしたお宅だけでも数十件。

現場調査、応急処置、見積り、火災保険請求の話、鑑定立会いなどなど、なんだかそれだけで1ヶ月以上の時間を要したため、現場作業が随分と滞り、お客様には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。






未だ、全てのお宅の修理が完了していない状況での現場終了は、大変心苦しいのですが、殆ど無休状態で頑張ってくれていた職方の面々の休養も必要であるし、私自身も、台風以降でお休みを頂いたのは1日のみであったため、年内業務を終了させていただきました。






来年も精一杯のスピードと、変わらぬ完成度において、皆様の建物を修理しつづけるように、努力を続けたいと思います。

本年も大変お世話になり、ありがとうございました。

なお、年明けは1月5日より業務を開始致します。

宜しくお願い致します。





有限会社 第一浜名建装

代表取締役 久保田仁司  

Posted by くぼた at 21:09Comments(0)TrackBack(0)想う

2011年12月06日

第12回 雨漏り診断士資格認定試験

日経編集部の方より、日経ホームビルダーの「雨漏り」連載は大変反響が高いとの言葉を貰っていたのだが、確かに実際に勉強の場が殆ど無いのが雨漏りである。





数多くの事例に向き合い、多くの経験が積み重なることで、雨漏りと言う建物の瑕疵への理解を深め、そして発想力をフルに発揮して、修理をしていくもの。

しかし、雨漏りがわからないと、何か手立てを考える前に諦めてしまう人もいる。

また、中途半端な経験によって、雨漏りが解るという思い込みによって、勘違いを重ねてしまう場合もある。

このように、雨漏り原因を探しあて、そして修理をするという事は、まるで鍛錬、修練ではないのか?と思うこともあるぐらい、大変難しいこと。

なぜなら、見ず知らず人が、建物の内部にどんな瑕疵を仕込んだのか?と言う、まったく目に見えないことを創造することが、多々あるからなのです・・・・・。





そんな難しい「雨漏り」なのに、なぜ向き合い続けているのかと言えば、一言に「お客様から感謝の言葉を頂けるから」と言う以外に無いような。

仕事をし、そしてお客様から感謝の言葉を頂ける、これほどの感動と達成感は他に無いと断言しても良い。

だからこそ、向き合い続けるのだし、勉強し続けるのです。





このような想いをもとに立ち上げるに至った「NPO法人 雨漏り診断士協会」ですが、この診断士の資格である、雨漏り診断士資格試験の募集が開始されましたので、お知らせ致します。




**************************************

雨漏り診断士資格認定試験のご案内

【第12回 雨漏り診断士資格認定試験】実施要項(大阪会場)

資格名称:雨漏り診断士
試験日程:2012年2月4日(土)15:00~17:00
会場:大阪府商工会館602号室、並びに、603号室
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
定員:40名
申込期間:2011年12月5日~2012年1月16日
申込方法:詳細はこちら受験料金:9,000円
※試験合格者は別途協会登録手数料として¥8.000円が必要です。
試験内容:
1.建築の基礎知識(施工・構造)
2.雨仕舞いと防水の基礎知識
3.雨漏り診断の実例・実務

◎第13回 雨漏り診断士資格認定試験は、東京会場にて2012年7月の実施を予定しております。


**************************************

<資格認定試験 関連講習会のご案内>

【雨漏り診断士資格認定試験対応講習会】要項

開講日程:2012年2月4日(土)9:30~15:00
会場:大阪府商工会館602号室、並びに、603号室
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
定員:40名
申込期間:2011年12月5日~2012年1月16日
申込方法:詳細はこちら受講料金:21,000円 (テキスト代含む)
※テキスト等の発送は2012年1月中旬の予定となります。
※再受講の方は受講料が13,000円に減額となります。
再受講の方は、お申し込み時、備考欄に「再受講」とお書き添えください。
講義内容:雨漏り診断士資格認定試験内容に準拠

**************************************
  

Posted by くぼた at 13:00Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年11月21日

連載第10回

日経ホームビルダー2011.12号掲載。

「写真でわかる 雨漏りを呼ぶ納まり」 連載第10回目。

     





今号では、「排水ドレンのパイプの納まり」について取り上げています。

この現場も、私が調査・診断、そして修理を行った現場ですが、実は築3年で雨漏りが発生していた住宅。

意匠を優先した結果、納まりに無理が生じたと言う見方もあるのだが、人為的ミスと言う方が正解だと感じる現場でした。






今回の事例で特徴的なのは、FRPルーフバルコニーからの横引きドレン(排水口)が、壁内にて排水管との接続を余儀なくされると言う全長にある。

このようなドレンでは、接続部に不具合が生じれば、今回のようにいとも簡単に壁内へ雨水を導くのだから、危険なのはあきらかなのだが、FRP防水協会においても、接続に気を遣うように指導するまでで、禁止はしていない。

だからこそ、今回のよう事が起きると思うのだが・・・・・。






これらを実事例に照らし合わせながら、NPO法人雨漏り診断士協会 雨漏り技術研究所所長である玉水新吾氏と共に要注意点を解説・監修しています。

このような内容で紹介する第10回目の連載。

全10回の今号にて1クール終了となりましたが、いずれ2クール目に入りたいとは思っています。

それまではしっかり充電し、より判りやすい事例解説が出来るようにしたいと思います。

それでは、ぜひご覧ください!!

  

Posted by くぼた at 21:58Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年11月01日

25期

昨日をもって、当社の24期目の決算となった。

本日より25期目となり、法人設立からの時間の流れを感じます。





法人設立当時、私はこの仕事には就いておらず、「親がやっている」と言う程度のものでしかなかったのだが、考えてみれば、それがあってこそ今があるのかと・・・・・。

少なくとも、当時はそれなりの好景気であったため、今の時代とはまったく状況が異なり、仕事は下請けとして特定の会社との付き合いで何とかなったため、危機感が薄い頃だという認識が強い。

その頃とは対照的に、私がこの仕事に就いてからは、まさに台風のごとく大波を経験させていただきながら、今日に至っているのです。





そのお陰か、いつしか直接お問い合わせ頂くお客様や、ご縁があったお客様からのご紹介と言う、仕事をさせていただく立場として、非常にありがたい日々を過ごさせていただいています。

また、仕事の面だけでなく、NPO法人雨漏り診断士協会の活動や、玉水先生をはじめとして多くの方々とのご縁により、日経ホームビルダーへの連載監修など、私のライフワークとも言うべき、「雨漏り」についての活動をさせていただいています。

これらすべての事を皆様に感謝しながら、25期へと入れました。

今期も、皆様への感謝の気持ちをそのままに、自分のやるべき仕事、出来る仕事を全力でお客様に提供したいと思います。

今期も宜しくお願い申し上げます。




有限会社 第一浜名建装
代表取締役 久保田仁司






それから・・・・

現在当社ではスタッフを募集しております。

塗装・防水・雨漏り修理と、少々守備範囲が広い当社の施工ではありますが、自らの手に技術をつけたいと言う人材を募集いたします。

「自らの手で」と言う方、ぜひ、ご応募ください。  

Posted by くぼた at 14:45Comments(0)TrackBack(0)想う

2011年10月27日

連載第9回

日経ホームビルダー 2011.11号掲載。

「写真でわかる 雨漏りを呼ぶ納まり」 連載第9回目。

     





今号では、「煙突の雨仕舞」について取り上げています。

この現場は、私が目視調査、散水調査・診断を。

修理については、私が監修を行った現場です。






実はこの現場は浜松近郊では無いため、当初は調査についてもお断りをさせて頂いたのです。

ところが、建築した会社がすでに廃業し、この建物の工法のフランチャイズ本部もすでに倒産しているため、詳細な情報が無い。

さらに、現地で何組かの業者に確認してもらったが、一様に原因が掴めずに困り果てていたとの事。

そんな諸事情が重なり、依頼を請けた現場なのです。






ただし、煙突だからと言う考え方だと、この雨漏りを完全に理解することは難しい。

煙突は施工されていた排気トップに雨仕舞の基本がまったく存在していなかったため、何をしても漏るという状態。

しかし、排気トップだけが雨漏りの原因となっているわけではなく、煙突と屋根の取り合い部分からの浸入があったのです。

だからものすごく難しい雨仕舞なのか?と言えば、まったくそんな事はなく、建物における屋根と壁の取り合いの基本を当てはめれば良いだけ・・・・・。






どんな建物においても、雨仕舞の基本を理解し、実行すれば良いと言う基本であるし、部材に関しても同様であると言う典型的な事例。

これらを実事例に照らし合わせながら、NPO法人雨漏り診断士協会 雨漏り技術研究所所長である玉水新吾氏と共に要注意点を解説・監修しています。

このような内容で紹介する第9回目の連載。

ぜひご覧ください!!
  

Posted by くぼた at 07:12Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年10月16日

連載第8回

日経ホームビルダー 2011.10号掲載。

「写真でわかる 雨漏りを呼ぶ納まり」 連載第8回目となります。

     






今号では、外壁と下屋根の取り合いについて取り上げています。

この現場も、私が調査・診断、そして修理を行った現場ですが、築30年と言う年数から、その当時の雨仕舞の認識の欠如が見えてきた建物。

もちろん、当時の施工全てにおいて同様であると思いませんが、この当時には今のようなマニュアルの存在は殆どなく、現場施工する職人の経験や知識のみに頼らざるを得ないものであったのだろうと考えられます。

だからこそ、個々の建物での施工レベルには、大きな格差が生じてしまったのだろう。

そんな建物を目の前に、この施工状態を理解することもなく、熨斗瓦部分に漆喰を山盛り塗りつける業者の居たことのほうが、もっと悲しいことなのですが・・・・・。






そんな稚拙な方法は論外として、このような建物をどのように治す必要があるのか、言うまでもないことだが根本解決をすること、これが大事なのです。

もちろん、基本は今の新築においての考え方とまったく同様なのです。





これらを実事例に照らし合わせながら、NPO法人雨漏り診断士協会 雨漏り技術研究所所長である玉水新吾氏と共に要注意点を解説・監修しています。

このような内容で紹介する第8回目の連載。

ぜひご覧ください!!







と、この記事を書くまでに1ヶ月近い日時が過ぎているのだが、台風12号の影響に始まり、その後、台風15号の直撃など、台風の影響と言う予想などまったくあてにならず、多くの被害が発生したことで、奔走し続けたまま、あっという間に時間だけが経過してしまいました。

当社にも数多くのお問い合わせをいただき、対応の遅れにより、多くのお客様にご迷惑をお掛けしてしまっている現状で、なかなか記事一つを書くことが出来なったのです。

まだ、当面このような状況が続いてしまうことが予想されますが、修理をするにあたり、適当に修理を終わらせることも出来ませんし、そのような技術面も含めて誰でも良いという訳にはいきません。

現状、当社、そして協力業者含め、休日無く修理にあたっております。

お客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、今しばらくお待ち頂けます様、宜しくお願い申し上げます。  

Posted by くぼた at 11:13Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年08月18日

連載第7回

日経ホームビルダー 2011.9号掲載。

「写真でわかる 雨漏りを呼ぶ納まり」 連載第7回目となります。


     







今号では、「輸入サッシの下枠部」について取り上げています。

この輸入サッシについての問題は、サッシの形状を踏まえた雨仕舞に対しての認識不足と言う問題だけでなく、根本的な施工の基礎知識の欠如が大きく響いている。

このようなケースは、ごくごく稀なことと片付けてしまいそうだが、反面、輸入住宅のデザインにのみ固執してしまうことにより、建物の基本的な機能を無視してしまう結果に至る事も・・・・・。

実は、そんなケースの雨漏り事例なのです。






また、このような施工に関しての問題のみならず、日本の気象条件下での使用を考慮されずに製造されている輸入サッシであるが故に、起こるべくして起こるトラブルもあり、これまた難しい側面もあるのです。

すべては、デザインでのみ選定される際に、トラブルに繋がる確率が高くなるのですが・・・・・。






また、建て主側がデザインにのみ固執することと同時に、施工者側の「輸入サッシなんだから」と言う、訳のわからない認識なのか?それともただの逃げ口上なのか?、こちらのケースの場合は、施工者側が「台風だから仕方が無い」と、開き直る発言をしたことも、大きな問題だったのです。

建物に真摯に向き合っていれば、「台風だから」と言う言い訳はでないだろうし、ましてこちらのケースは、中部地方に立地する建物だが、この雨漏りの際に台風が接近していたのは、九州南部なのである。

となると、そもそも筋が違うのです。






このような現実と、根本的施工の問題と言う二つの面からも、これらのトラブルの原因は、人為的に仕込まれた雨漏りである言わざるを得ないのですが、それを解決するためには、また、そんな現場に出会ったら?と言う面から、これらを実事例に照らし合わせながら、NPO法人雨漏り診断士協会 雨漏り技術研究所所長である玉水新吾氏と共に要注意点を解説・監修しています。

このような内容で紹介する第7回目の連載。

ぜひご覧ください!!
  

Posted by くぼた at 21:42Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年07月23日

連載第6回

日経ホームビルダー 2011.8号掲載。

「写真でわかる 雨漏りを呼ぶ納まり」 連載第6回目となります。


     






今号では、サッシ上枠部のシーリング(コーキング)について取り上げています。

この現場も、私が調査・診断、そして修理を行った現場ですが、雨漏りを誘発してしまう原因を、施工者の認識不足、勘違いによって新築時に仕込んでしまったことが原因。






建物に影響する雨水の浸入経路、そして浸入してしまった雨水を、どのように外部へ導くのか?

基礎的なことではありながら、その基礎を勘違いによって180度見間違えること。

この現場を見ると、これらの事をタイヘン憂慮してしまいます。






だからこそ、雨水の流れを考えること、雨水はどのようにして建物の一次防水を超え、2次防水に至るのかを十分認識しなければならない。

そしてまた、2次防水に至った雨水を、どのようにして外部へ排出させるか、その過程を十分に認識し、シーリング(コーキング)を施す箇所と、施すべきではない箇所を選定することが大事なのです。






これらを実事例に照らし合わせながら、NPO法人雨漏り診断士協会 雨漏り技術研究所所長である玉水新吾氏と共に要注意点を解説・監修しています。

このような内容で紹介する第6回目の連載。

ぜひご覧ください!!   

Posted by くぼた at 20:29Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年07月19日

長期優良雨仕舞いプロジェクト・・・基本編

昨年の秋、NPO法人雨漏り診断士協会の大阪支部である玉水氏の事務所にて、デュポンのIさんから長期優良住宅についてという話をお聞きした。

そして今年の4月、デュポン本社での会議を経て、玉水氏とデュポン長期優良住宅プロジェクトチームにより、デュポンの代表的製品である「タイベック」を使うユーザーさん向けに、「長期優良雨仕舞」の第一弾である基本編が出来上がった。






そもそも「雨漏り」とは、建物の天敵以外の何ものでも無い。

しかしながら、十数年前から行っていた雨漏り相談にしても、年間を通し、数え切れない程の相談を頂いていたのです。

まだまだ今と違い、インターネットの普及過程であった時期にも関わらず・・・・・。






これら雨漏りは、メンテナンスをしない事で誘発してしまったもの、不可抗力により建物の防水性能を欠損させる外的要因を受けてしまったものもあるのだが、多くは、建物を建築した時点で仕込まれてしまった瑕疵によるものが圧倒的。

とくに住宅に関してはこの問題が大きく、こと木造住宅の雨漏りは私の専門分野であり、生涯の研究テーマとも言えるのです。

だからこそ、新築時に施される外壁の2次防水である透湿防水シートの施工者の方々には、ぜひとも知っておいていただき、かつ雨仕舞の重要性を認識していただけるようにしてもらいたいと思うのです。






日経ホームビルダー連載中の「写真でわかる『雨漏りを呼ぶ納まり』」とともに、この長期優良雨仕舞プロジェクトが、多くの住宅技術者の方々の参考になり、かつ雨漏り被害低減への一助となればと思います。

長期優良住宅雨仕舞プロジェクト基本編PDFはこちら  

Posted by くぼた at 23:22Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年07月10日

第10回 雨漏り診断士資格認定試験

昨日は東京八重洲にて、NPO法人雨漏り診断士協会主催「第10回 雨漏り診断士資格認定試験」が開催された。

10回目となる今回は、講習用テキストの改訂など、やるべきことが山積みであり、間に合うのかどうかと思ったほど。

自分たちの仕事の合間を縫うようにして、ひたすら向き合って作り上げたもの。

いや、まだまだ途中であり、現状に満足ではなく、日々進化し続ける必然性があるのが、この日本一特殊と言っても過言ではない資格である「雨漏り診断士」としてもとめられるものである・・・・・。






今回の試験も、40人を超える受験者の方々が集まり、会場もいっぱいいっぱい。

毎回同じだが、皆さんとても真剣に講義に聞き入り、そして試験に望んでいた。

こちらも真剣勝負、受験者の方々も真剣勝負、どちらも遊びではないのです。






それにしても、いつにもまして真剣な受験者の方々がおり、試験終了後も会場の終了時間いっぱいまで質問が続いたのです。

だからこそ、あらためて自分たちのやるべき責任が大きいことを実感したのでした・・・・・。






蓮見理事長 講義



玉水技術研究所所長 講義



唐鎌専務理事 講義



久保田副理事長 講義






次回 「第11回 雨漏り診断士資格認定試験」については、24年2月に大阪にて開催の予定です。  

Posted by くぼた at 08:07Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年07月09日

根拠と事実

昨日記した、シャッターへのテスト塗装。

シャッターの仕組みにより、塗料・塗装方法の選択が重要になるのですが、遮熱塗料の場合は、薄膜であり、塗料の選び方により、比較的硬い塗膜が出来上がるため、薄いぶんだけ、塗料の剥がれも何とか許容範囲であろうと考えるのです。

しかし、断熱を考える断熱塗料では、一定以上の厚みを確保しなければ、熱伝導をしてしまう可能性が高くなるため、当然ながら機能が不足するリスクが・・・・。

また、遮熱塗料に比べると、厚みのみならず、塗膜が若干柔らかめとなるぶんだけ、塗膜が剥がれた際の問題も大きくなるのです。







そんなことを踏まえてのテスト塗装なのですが、本題はこの塗料での機能がどこまで効果を及ぼすかの検証。

塗装後、午後3時にいくつかの計測をしたところ。

天気・・・晴天

外気温・・・33℃

     






このように、シャッターへは、およそ50センチ角で吹き付けを行いました。

     






放射温度計で計測したところ。

無塗装面・・・51.4℃

     






遮熱塗料塗装面・・・42.8℃

     






断熱塗料塗装面・・・34.8℃

     






塗装後、約1時間半を経過した時点での計測により、ここまで各部位の表面温度に差が生じることが確認できたことで、それぞれの効果について、事実が確認できたのです。

ただし、これにより、イコール室内温度の違いが生じるか?

答えは、ノーである。







いくら表面温度が下がったところで、塗膜の裏面に伝わる温度は確かに低くなるのだが、それよりも大きな空間に影響を及ぼしている熱が、全て除去されたわけではないのです。

たとえば、窓から侵入する赤外線。

空気の循環により浸入する熱せられた外気。

熱せられたまま滞留してしまう室内空気。

などなど、要因が多岐にわたり、かつ人が感じる温度である「体感温度」も有り、一概に数値だけによって変わるものではないのです。

またこのとき、道路のアスファルト温度を計測すると

アスファルト表面・・・45.6℃

     






このように、テストをする根拠は、塗膜の有効性を十分に発揮させることが出来るか否かを検証することで、事実を把握するため。

そして事実を把握することで、それがどのように有用になるかを、さらに検証する。

これらが検証結果がそろうからこそ、カタログに書かれたような、良いこと尽くしのうたい文句の列挙ではなく、お客様に本当にお勧めできる仕様を考えられるのです。

だからこそ、アピールではない事実こそが、本当に大事なのです。  

Posted by くぼた at 13:14Comments(2)TrackBack(0)塗料

2011年07月08日

フィールドテスト

めまぐるしく変わる天気の合間を縫うように、磐田市内の工場において、塗料のフィールドテストをさせて頂いた。

もともとは夏にかけて暑さ対策のご相談を頂き、今回テスト施工した材料をお勧めしたのがきっかけだったのだが・・・・・。






今回テストしているのは、遮熱塗料と断熱塗料の2種類。

単純に塗装で室内温度を大幅に変化させるようなマジックは使えないのだが、一般的には室内空間の空気循環と併用し、外気温をいかに室内へ影響させないようにするかと言う対策を考えるのです。

ここで、遮熱と断熱の考え方を見れば、当然のことながら断熱の方が、室内への熱伝達が少なくなるのは当然。

じゃあ、迷う事など何も無いとなるのだが、実際には塗装面の形状などにもより、弊害もあるのです。






この弊害とは、今回大いに当てはまるものであり、一概に塗装しましょうと言うのではなく、あえてこちらからテストの提案をさせて頂いたというわけなのです。

そんな部位とは・・・・・・、工場のシャッター。

     






シャッターは、細長い鋼板を何枚を重ねるように巻き上げてシャッターボックスへと収納される。

なので

 ①必ず擦れあう部分がある

 ②剥がれた塗膜辺が可動部へ溜まる

このことから、見た目はもちろんのこと、可動部分へ塗膜辺が溜まる可能性もあるし、効果をもたらすための塗膜が削られることにより、期待する断熱効果に斑が生じると考えられるのです。






だからこそテスト。

まずは、効果と対策、そして実用性を十分に考えることも大事なのです。  

Posted by くぼた at 10:17Comments(0)TrackBack(0)塗料

2011年07月05日

完了報告

本年は、どうも梅雨の動向が読みにくい年である。

できれば、梅雨時期を避けた工事を・・・・と、お客様の思いはあり、出来る限り調整しつつ工事を進めるのだが、実際のこところはここしばらくのように、梅雨なのに雨が無い、週間天気予報に雨マークがあった筈なのに、と言うことがあるのす。

と考えると、湿度があまりに高くならなければ、そして下地の湿度が問題なければ、施工時期に固執することは無いのです。

まあ、施工する側の思いはあっても、お客様のご都合もあるので、十分に打ち合わせしつつ、工事時期が決定するのですが・・・・・。






さて、そんな時期ではあるのだが、磐田市内のお客様宅の完了報告。

こちらのお宅は、分譲マンションから住み替えにて、和風住宅を建てられたお客様。

RCの分譲マンションに住まわれた経験、そして、自分のイメージした建物への理想を建築会社の十分に打ち合わせ、理想的な住まいにすべく、随分時間を費やしたとのお話をお聞きした。

それだけに、新築時にいろいろな事を調べられ、それを活かしたわけだが、今回の工事についても、相当調べられたらしく、知識的にも相当なものであったのです。

そんなお客様に認めていただき、工事を発注していただいたことは、たいへんありがたいことと、感謝の気持ちでいっぱいなのです。





ただし、昨年施工させて頂いたお客様なのだが、工事完了の写真が上手く撮れなかったこともあり、すっかり1年が経過してしまったのですが・・・・・(涙)





そんな今回の工事は、

外壁
 下塗 = 微弾性フィラー2回塗り(ナノコンポジットフィラー)
 上塗 = 水性シリコン樹脂塗料2回塗り(ナノコンポジットW)

化粧木部
 上塗 = 木材保護塗料2回塗り(オスモ ウッドステインプロテクター)
 ※劣化が著しい部分には、WRを先行下塗りし、計3回塗り仕上げ

戸袋鋼板部分
 下塗 = 2液弱溶剤エポキシ樹脂錆止め1回塗り(エスコNBセーフティ)
 上塗 = 2液弱溶剤シリコン樹脂塗料2回塗り(ユニテクト30SF)

バルコニー(ベランダ)FRP防水
 下塗 = 塗り重ね用プライマー1回塗り
 上塗 = 防滑トップコート1回塗り

鼻隠し板板金巻き
 銅板板金巻き

その他付帯工事
 シーリング工事 = 2成分形変性シリコン(スーパーⅡNB)

倉庫屋根(カラーベスト)
 下塗 = 2液弱溶剤ウレタン樹脂シーラー2回塗り(マイルド浸透シーラー)
 上塗 = 2液弱溶剤シリコン樹脂塗料2回塗り(ハイパー遮熱プラチナ)
 ※お客様自身により施工されました






         

  

Posted by くぼた at 08:14Comments(0)TrackBack(0)施工事例

2011年06月22日

完了報告

GW後に着工した米津町の現場が、先日ようやく完了した。

当初は雨漏り修理に伴うご相談。

修理方法の提案にあたり、築30年を超える現況を踏まえ、既存屋根のカラーベストに、ガルバリウム鋼板カバー工法をお勧し、その後、屋根改装工事に伴って外壁の塗り替えも行いたいと言う話に進み、今回の工事に至ったのです。





しかし、お客様自身が過去に建築に関わる仕事をしていたこともあり、工事内容についてのご理解は大変早いのだが、イメージについては、自信の中に強いこだわりがあり、そのすり合わせがなかなか・・・・・。

だが、そのイメージに近づけるのも私の仕事であり、腕の見せ所でもあるのです。

そんなこともありつつ、新たな不具合部分の発見もあり、さらにはいつもより早い入梅により、当初の予定より工事期間が延長となってしまったが、お客様のご協力とご理解により、なんとか工事完了に至ったのです。






そんな今回の工事は、

屋根
 既存カラーベスト上に、ガルバリウム鋼板段葺きでのカバー工法。

破風・鼻隠し
 ガルバリウム鋼板板金巻き

外壁
 下塗 = 水性カチオン系浸透シーラー1回塗り(IPシリコンシーラーNEO)
 上塗 = 水性シリコン樹脂塗料2回塗り(IPシリコンルーフNEO)

軒裏
 上塗 = カチオン系弱溶剤アクリル樹脂塗料2回塗り(ケンエースGⅡ)

雨戸・戸袋鋼板部分
 下塗 = 2液弱溶剤エポキシ樹脂錆止め1回塗り(エスコNBセーフティ)
 上塗 = 2液弱溶剤シリコン樹脂塗料2回塗り(ユニテクト30SF)

外壁ブロック積み部分
 下塗 = 可とう形ポリマーセメント系複層仕上塗材2回吹付け(ナイスウォール)
 上塗 = 水性シリコン樹脂塗料2回塗り(水系ファインコートシリコン)
      
RC柱保護部分
 下地調整① = 鉄筋露出部分防錆液1回塗り+ポリマーセメントモルタルによる欠損補修
 下地調整② = カチオン系下地調整材1回塗り(エレホンA1プライマー)
 下塗①     = 新旧打継用水性エポキシ系接着剤1回塗り(ERボンド)
 鏝塗      = ポリマーセメントモルタル約10ミリ鏝塗り(フィックスLS)
 下塗②    = 専用プライマー1回塗り(EM混和液)
 上塗      = 水性エポキシ樹脂配合複合塗膜防水材2回塗り(エポミックス7000)

RC打ち放し保護部分
 下地調整 = カチオン系下地調整材1回塗り(エレホンA1プライマー)
 下塗    = 専用プライマー1回塗り(EM混和液)
 上塗    = 水性エポキシ樹脂配合複合塗膜防水材2回塗り(エポミックス7000)

バルコニー床部分
 下塗・中塗 = ポリマーセメント系防水材3回塗り(ハイボンドコート)
 上塗     = 防滑材入りトップコート2回塗り(HPトップFS)

水切り板金欠損部分
 カラーステンレス銅メッキ板金差込






         




         




           

Posted by くぼた at 22:06Comments(0)TrackBack(0)施工事例

2011年05月31日

第10回 雨漏り診断士資格認定試験・関連講習会

7月9日に行われる「雨漏り診断士資格試験」の受付開始から半月。

今回の試験は、いつにもまして、申し込みのペースが速く、あっという間に30人を超えている。

それだけ、雨漏りについての勉強の場として認識されてきたと言うこともあるのだろうし、なんだか雨が多くなっているように感じる昨今、必要な資格であると考えられることもあるのだろう。

もちろん、試験を主催する私たち自身も、年間を通じてご相談が入る雨漏り件数の多さを肌で感じている。

だからこそ、より詳細な雨漏りに関わる建築や素材の知識、診断能力の向上を目指してもらうため、自分たちの手でテキストを作成し、資格試験を主催しているのです。






さて、そんな雨漏り診断士資格試験のお知らせです。

先にも記したように、申し込み開始直後から、30名を超える申し込みがありますので、受験希望の方は、早めの申し込みをお勧めします。

なお、第11回の試験は、来年冬、大阪開催の予定となっています。





**************************************

主催:NPO法人 雨漏り診断士協会

第10回 雨漏り診断士資格認定試験】実施要項

資格名称:雨漏り診断士
試験日程:2011年7月9日(土)15:15~16:45
試験会場:東京八重洲ホール(JR東京駅徒歩2分)
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
受付人数:40名(定員になり次第、締切となります)
申込期間:2011年5月16日~2011年6月10日 
申込方法:詳細はこちら受験料金:9,000円
※試験合格者は別途協会登録手数料として¥8.000円が必要です。
試験内容:
1.建築の基礎知識(施工・構造)
2.雨仕舞いと防水の基礎知識
3.雨漏り診断の実例・実務

◎次回、第11回 雨漏り診断士資格認定試験は、大阪会場にて2012年2月の実施を予定しております。


**************************************


<資格認定試験 関連講習会のご案内>
主催:NPO法人 雨漏り診断士協会

雨漏り診断士資格認定試験対応講習会】要項

開講日程:2011年7月9日(土)9:30~15:00
試験会場:東京八重洲ホール(JR東京駅徒歩2分)
受験資格:試験当日に満20歳以上であること
受付人数:40名(定員になり次第、締切となります)
申込期間:2011年5月16日~2011年6月10日 
申込方法:詳細はこちら受講料金:21,000円 (テキスト代含む)
※テキスト等の発送は2011年6月下旬の予定となります。
※再受講の方は受講料が13,000円に減額となります。
再受講の方は、お申し込み時、備考欄に「再受講」とお書き添えください。
講義内容:雨漏り診断士資格認定試験内容に準拠

**************************************
  

Posted by くぼた at 21:58Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年05月23日

連載第5回

日経ホームビルダー 2011.6号掲載。

「写真でわかる 雨漏りを呼ぶ納まり」 連載第5回目となります。

     





今号では、外装材の目地について取り上げています。

私が雨漏りの調査・診断、その後修理を行った、住宅の雨漏り現場であった。

外壁サイディングの目地部分から浸入した雨水が、どのような事態を引き起こす可能性があるのか、目で見る事で重要性を認識してもらえるものだと思うのです。







そしてサイディング目地の防水納まりの要は、シーリング(コーキング)。

言い換えると、要であり、最大の急所である・・・・・。

だからこそ、シーリングの重要性を再認識し、かつ物性を十分に理解する事が大事なのです。

そこで、シーリング材メーカーにも協力を仰ぎ、技術部より資料の提供をしてもらい、プライマーの重要性を表にしてもらった。







これらを実事例に照らし合わせながら、NPO法人雨漏り診断士協会 雨漏り技術研究所所長である玉水新吾氏と共に要注意点を解説・監修しています。

このような内容で紹介する第5回目の連載。

ぜひご覧ください!!
  

Posted by くぼた at 16:56Comments(0)TrackBack(0)雨漏り

2011年05月20日

水にまつわる相談

先日、某施設の水にまつわる相談を受けた。

雨漏りに関わり続けていると、雨漏りに限定されず、水にまつわる事の相談があるのだが、今回も、どうしたものか?と考えた末に、私のところへ相談をしてみたと言う感じだったらしい。






今回ご相談があったのは、施設の廊下に発生する水のシミ。

廊下に施工されたカーペットの一部に、何が原因なのか分からない水シミ、そして、そこに付着する汚れ。

おそらく結露なのだろうとは予想するものの、実際に何が起きているのかは、まったく分からないのだと・・・・・。

     






ご相談の最中、地下に空洞でもあるのか?

なんて話も出たのだが、RC造の建物であり、構造にそのような空間がなければ、勝手に出来るものではない。

それに、シミの範囲が半円形状になっているなど、不可解な状況なのである。







そこで周辺のカーペットを少しづつ剥がしていくと、なにやら変なものが。

床のCFだけならず、一部にモルタルを薄塗りしたような痕跡が顔を出したのです。

     







ここでようやく状況把握。

結露か否か根拠が掴めなかったものが、このモルタルに隠れた四角い凹凸で、謎が解けたのである。






この水跡は、間違いなく結露水。

なんと、排水点検口をカーペット下に隠しており、かつ施設管理者の方々も、この点検口の存在に気が付いていなかったのです。

     





こうして結果だけみれば、当たり前のことなにだが、それに気が付かない間は、なんだか意味不明としかならない。

今回の場合、排水口の蓋がステンレス製で断熱されていないと言う、ごくごく普通の仕様に、なぜかカーペットを被せてしまったことが、根本的な原因なのである。






そしてもう少し調べてみると、この排水口に流れ込む水は、厨房の排水と、浴室の排水であった。

排水口の蓋に使用されるものは、通路に設置されることも考慮し、ステンレスを採用されている。

しかしステンレスは熱伝導率が高いものであり、その状態のところに、さらにカーペットという蓋を被せ、下からは温水によって結露を促進してしまうと言う循環なのです。

排水口の蓋の裏はびっしょり水滴が付着し、今まで閉じ込められていた汚れも・・・・・。

     





原因を伝え、この後は対策を考えてお見積り。

さて、あの手でいくか・・・・・。  

Posted by くぼた at 23:02Comments(0)TrackBack(0)実録!

2011年05月17日

意匠と納まり

先日より施工を開始した現場は、いわゆる意匠を優先したお宅である。

なによりも、お住まいの方が建築士さんなので、当然と言えばそれまでなのだが・・・・・・。






この意匠とは、いわゆるデザインのこと。

そう、見た目に格好が良いというのが、建築士さんの意匠への強い想いであり、それを無くしてしまうと、建築士さんらしくなくなってしまうのだろう。

しかし、その意匠を優先することで、建物の雨仕舞に無理が掛かることもしばしば。

では、雨仕舞的に最も安全なデザインの建物は?と言うと、「真四角で屋根が入り組まない」と言う、ハウスメーカーの標準間取りプランに出てきそうな、なんともオーソドックスなものになるのです。

これらのことを考えると、意匠を最優先するのか?雨仕舞を最優先するのか?いいとこ取りで両方の良いところを取り入れるか?となるのだろう・・・・・・・。






なんて話がそれてしまったが、意匠を優先した今回の建物は、バルコニーの納まりに独特なデザインが施されている。

こちらのお宅は1階がRC造、2階は木造であり、木造の立上りとなる部分がバルコニーの立上りとなるのですが・・・・・。

本日、何気なくバルコニーの立ち上がり部分の点検をしてみようと覗き込むと、なんと立ち上がりが途中までしか無い!





えっっ!! なんで!!!

思わず、思考が停止してしまう状況を見つけてしまった。

     






建物の詳細図や断面図を確認していないので、あくまで予想ではあるが、RC造のうえに、少しの基礎立ち上げをつくり、そこに合板を張って、メタルラスを張って、そしてモルタルを鏝塗りしたのだろう。

このとき、「どうせ見えないからいいや」とばかりに、途中までしかラスを入れず、さらに低い位置までしか、モルタルを塗らなかったのだろう。

そして、食指にて確認した感じでは、ラスとモルタルでの厚みは、せいぜい7~8㎜ぐらい。

そりゃあ、クラックが入るわけだよ・・・・・。






一応?、ラスの下にはアスファルトフェルトがあるので、それが余分に立ち上がっているので、ひとまずは安心?かも知れ無いが、万が一、雨水の流入があれば、階下居室に流れ込む可能性も、決して否定できない。

そしておそらく、お施主様自身は、この納まりには、まったく気が付いていないだろうし。

まあ、私に出来る事といえば、確実な雨仕舞にすることと、事実を正確に伝えることだけなのですが・・・・・・。

とりあえず、雨仕舞の策を練らなければ。  

Posted by くぼた at 21:30Comments(0)TrackBack(0)雨仕舞い