静岡県浜松市で塗装と雨漏り修理「第一浜名建装」現場日記

  

  

2015年06月08日

ブログの引越し

当社ホームページリニューアルに伴い、ホームページ内に設置したブログへと引越しをいたします。

有限会社第一浜名建装 http://www.hamana-k.com





気持ちも新たにブログを記していきたいと思います。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

有限会社 第一浜名建装
代表取締役 久保田仁司  

Posted by くぼた at 22:56出来事

2015年03月24日

雨漏り110番グループ 大阪勉強会(2日目)

前日の懇親会から一夜明け、朝から心斎橋に集合したのは総勢10名。

そこからレンタカーに乗り込み向かった先は、兵庫県加西市のハウゼコ加西工場である。





前日の勉強会から人数は減ったのだが、それぞれの業務を優先するなかで、都合がついたのがたまたま10名だったというだけ。

それもこれも今回の工場見学の企画に関しては、2月に東京市ヶ谷で行われた『住まいの屋根換気壁通気研究会座談会およびハウゼコ技術セミ ナー』に私が参加した際、社長に工場見学の話をしてしまった事が発端であり、前日の技術セミナー、翌日の工場見学という、たいへん無理なお願いをしてしまった事にあったのです。

日程が押し迫っているにも関わらず快諾いただいた事で、急遽声かけをした中での10名の参加、各々の業務もあるなかで、みんな勉強熱心であるメンバーである。





加西工場へ到着し、早速見学をさせていただいたのだが、内製化率99%の工場は「さすが」と言う言葉に尽きるもの。

効率よく製造するのも大事なことなのだが、材料の無駄を省くことと、製品のバラツキをなくすようなデリケートな微調整まで、社員の皆さんがテキパキと働く姿が大変印象的。

そしてクライマックスは、工場敷地内に建てられている実験棟。

     






こちらの実験棟は、実際に社員が生活しており、より現実の住宅に近い状態での計測を実施しているのです。

さまざまな設備を用いて雨仕舞について考え、建物に実際に用いることで換気や通気について考え、そして確かめていくと言う姿勢。

より良いものを作ろうと言う意識で実験を積み重ね、完成品にフィードバックしていくので、机上では判らなかったことが判ると思いますし、この姿勢に大変感銘をうけたのでした。

     






この後、地元の造り酒屋で昼食を頂いたり、早く帰るメンバーを姫路駅へ送りながら姫路城を外から見たりしつつ大阪へ。

       






帰りの道中、ちょっと寄り道で新神戸駅横の大工道具館へ。

私は前日見学に行ったばかりなのですが、今回同行したメンバーを連れて行きたいと思い寄り道。

       






学ぶ事盛り沢山の2日間、これからの仕事に役立つ知識とともに、雨漏り110番グループの仲間であり多くの経営者とともに行動することで、ちょっとした話の中にも大事な事があったりと、たいへん良い時間をいただくことができました。

またなにより、2日に渡り勉強の場をいただけた「ハウゼコ」神戸社長をはじめとして社員の皆様に、心より御礼申し上げます。  


Posted by くぼた at 07:39雨漏り雨仕舞い

2015年03月16日

雨漏り110番グループ 大阪勉強会(1日目)

先週の火曜日・水曜日の二日間、雨漏り110番グループの勉強会が行われた。

雨漏り110番グループとは、私が参加する、雨漏りの調査・診断・修理を行う日本最大の雨漏り職人ネットワークであり、もちろん、このグループに参加する人間は、雨漏り診断士資格を取得した者で、かつ雨漏りに真摯に取り組む姿勢が明確であり、絶対に諦めないことを約束できるメンバー。

この言葉だけ挙げれば、とてもハードルが高いように思うが、どれもこのグループにおいては必須のものであり、当たり前のことであり、そんなメンバーが集まるのが、この雨漏り110番グループなのです。






雨漏り110番グループにおいて、勉強や研修などの企画・立案担当である私は(笑)、今回は関西地区のメンバーが主体となって内容を練っていたのですが、意識の高いメーカーさんとの勉強会も良いのでは無いかと思い、勉強会についての調整をさせてもらったのです。

今回の勉強会では、金属製建築材料メーカーであり、自社にて研究から製造まで全てをおこなっているハウゼコさんに依頼をし、技術セミナーを開催してもらいました。






こちらの会社「ハウゼコ」さんとの接点は、数年前の建築建材展。

会場内を歩きながら目にした通気部材を手にとり、角度を変えながら仕組みを見ていると、声を掛けてきたのは営業の方だったのですが、私の質問にもすぐさま答えてくれ、自社の製品を理解しているのがすぐにわかったのです。

また、製品の研究開発において、雨仕舞の仕組みの著者であり、私が勝手に師と仰いでいる東海大学名誉教授の石川廣三先生も関わっていると聞き、すっかり話し込んでしまったのです。

もちろん、部材の完成度が高いことが重要であり、これに関しては、いくら師が関わっているとは言っても厳しい目で見るのですが、この事に関しても問題が無いし、なにより社長自身が先頭で説明をする姿に感銘を受けたのでした。

火曜日の午後から行われた今回の技術セミナーにおいても、社長自らがセミナーをしてくださり、かつ、メンバーからも要所要所で質問が入るなど、大変濃い時間を過ごさせていただきました。

     






またこの技術セミナーの後、そのまま会場をお借りして、グループ内のメンバーである雨漏り110番西東京店の宇野社長が行うマーケティングについての勉強会が行われました。

こちらも大変勉強になるもので、宇野社長が自身の経験の蓄積を元にしてまとめたもので、分析力のある宇野社長ならではの視点も含め、ここまで細やかなマーケティングをするのものかという驚きもありました。

     






およそ3時間の中身の濃い勉強時間を得て、グループ内のレベルアップを図った後は、関西メンバーの仕切りで懇親会に突入(笑)。

この懇親会には、ハウゼコの神戸社長をはじめとして、技術畑のOさん、営業のYさんもお付き合いくださり、夜遅くまで話が盛り上がったのは言うまでもありません。

もれなく全員のテンションが上がり、遅くまでお付き合いさせてしまった事を、この場を借りてお詫び申し上げます(汗)。

そして、翌日へとつづく・・・・・。

  


Posted by くぼた at 20:01雨漏り雨仕舞い

2015年03月02日

リニューアル

2年越しとなってしまっていたホームページのリニューアル作業。

ようやく完成し、Web上にアップロードされました。

塗装と雨漏りのプロフェッショナル 第一浜名建装
http://www.hamana-k.com/





とは言っても、基本的な作業は業者さんに全てお任せだったのですが、長期にわたった原因は、私の原稿提出が遅かったこと。

それに、途中で構成を変えてもらったことも・・・・・。

これで業者の方にも随分とご迷惑をかけてしまった(苦笑)





しかし、思いの丈をぶつけるように自作したホームページを公開したのが15年ほど前、その頃から、文章自体は変わってはきているが、ホームページに込めた想いは変わらないままなので、今回のページについても大いに悩んでしまったのです(笑)

そもそも、お膳立てされたような言葉が並ぶ、似たようなホームページが増えてきていると思うなかで、自分の言葉できちんと伝えるというのが重要だと思うし、それこそ当たり前のことだと思っています。

もちろん、ホームページ作成を依頼した業者さんからのアドバイスをもらいながら、ページの中に入れた言葉もありますが、基本的にお任せでページが作れるほど簡単な話ではないだろうし、そもそも「言葉」とは、自分の想いを相手に伝える方法なのですから、それこそ自分の「言葉」でないと意味がないだろうと思うのです。





以前、とある経営コンサルタントの方の講演を聴いた際、その方が自信満々で言っていたことがありました。

「数週間、その業界の本を読んで理解したので、売れる言葉が出てくるのだ」と。

「その業界で仕事をしている人には、目線が違うので売れる言葉は出てこないものだ」と・・・。

あえて生意気な事を言わせてもらうとしたら、経営コンサルタントをする頭のキレが良い方は、派手で目を引くキャッチコピーを作る才能は抜群なのだろうが、お客様に伝えようとする気持ちは、その仕事をしている人にしか書けないのではないだろうかということ。

少なくとも自分がやっている仕事は、モノを売るという形態では無い(技術を売るという意味合いはあるが)のですから。





ちょっと話がそれてしまいましたが、自分でホームページを作成していた頃は、ある意味、客観性に欠けることもあっただろうと思うのだが、専門業者さんと二人三脚となることで、お客様目線と言う別な視点でのアドバイスも貰いながら作成できたと思っています。

そして、これで完成ではなく、仕事と一緒で日々進化させていきたいと思っていますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。



  住宅を長持ちさせるための施工をお届けする会社
  塗装と雨漏り修理のプロフェッショナル

   
   有限会社 第一浜名建装 代表取締役 久保田仁司  


Posted by くぼた at 23:01出来事想う

2015年02月27日

第19回雨漏り診断士試験

先日、東京八重洲ホールにて、19回目となる雨漏り診断士試験が行われた。

19日目となった今回、ここ数回の試験同様に、数ヶ月前の受験申し込み日当日に、申し込み人数が定員をオーバーすると言う状態で、雨漏りに対してのニーズの高さを非常に感じています。

     





雨漏りとは、台風などの強力な外力を受けたような場合を除き、建物に仕込まれた不具合が原因となる場合がほとんど。

不具合とは、一次防水のみならず、二次防水の不具合も相まって、建物の表面のみでわかるものよりも、見えない部分、見え難いに部分に隠れていることも多いのです。

そこで、見える部分にしか目が行かないと、何でもかんでも「シーリング(コーキング)」にて、塞いでしまえば止まるような、そんな大きな勘違いをしてしまうのです。

これこそ、最もやってはいけない事なのですが、実は、これで雨漏りを止めたと勘違いしてしまう場合が非常に多く、それこそ体の中に膿を貯めてしまうような事もしばしば。

もしこれが、自分の体だったならば・・・・・、たいへん恐ろしいことは言うまでもありません。






このように、雨漏りに関わるというのは大変むずかしい事であり、かつ責任が重いこと。

しかし昨今、何を勘違いしたのかと言うような人たちを目にする事も出てきており、かえって被害が広がらないか?と言う心配をしています。

これは、そもそも雨漏りを目視で確認し、目視・触診・打診・散水などの調査を経て診断に至るまでに、建物の構造分野に始まり、雨水が室内に浸入する際に働く力を科学的に考えるための知識と想像力も必要であるため、生半可な経験で全てが理解できるほど簡単な話ではないのです。

だからこそ、きちんと勉強して、多角的に雨漏りを検証する力、そしてこれらを学ぶ機会が必要だという思いがずっとあり、NPO法人雨漏り診断士協会の設立へと至ったわけです。

     





この想い、暑苦しいと感じるかもしれませんが、建築業界に足を踏み入れて以降、ずっと雨漏りに携わり続けてきた私の想い、これまでに相談を受けた雨漏りに困っていた多くの方々の想い、この想いは、これだけは、決して譲ることは出来ないのです!!
  


Posted by くぼた at 10:00雨漏り

2015年02月10日

見積の現場にて

先日、お客様から見積りのご依頼があり、市内のお宅へお邪魔した。

こちらのお宅での見積依頼の内容は、外壁の塗り替え。

そして、その他部位の痛みについてのご相談とともに雨漏りについてのご相談もあったのです。






30年以上は十分に経過しているであろうこちらのお宅、今まで何回もの工事をしてきた経緯があるのだろうが、残念ながら、あまり良い工事の跡が見られない・・・・・。

もちろん、建物の経年劣化は否めないのだが、それとは別の問題もあちらこちらにあったのです。






そのひとつ、塗り替えの時の問題が、あきらかな清掃不足と塗回数の不足。

     







清掃不足とまでもいかず、おそらく清掃をしていないのだろうと言うように、入隅部分などは、見るも無残に塗膜が剥がれているのです。

また唐草部分などは、錆止めも入っていないのがよくわかる。

そして錆止めの赤い色がスケスケになっている様子も含め、上塗りの塗回数が不足していることがあきらかなのです。

こんな状態で塗り替えと言っていた業者が居たことが、とても悲しいこと・・・・・。






そして瓦屋根に目を向けると、今度は詐欺のような工事にあっている典型例が。

     

     






この写真を見た多くの人が「あ~」と言うであろう、漆喰を山盛りにしている最悪の例であり、雨漏りを誘発してしまうことも多々有り、今回の雨漏りの原因でもあるのです。

また、瓦にシリコンを塗りたくっているのに、瓦の並びがまったく揃っていないのも、完全にNG。

そもそも瓦屋根の漆喰とは、このように山盛りにすることがNGなのは当たり前の事なのだが、それをやっていると言う事自体、これはもうサギに掛かってしまったと断言しても良いでしょう。

これに関してお客様は、正確な工事については判らなかったものの、「もしかして、サギにあっていたのでは・・・」と、うっすら思っていたらしい・・・・・。






それにしても見積にお邪魔して、ここまで今までの経過が悪いのはめったにない・・・・・、とまでは言えないのですが、今回のケースも、とても専門職が仕事をしたとは思えない。

まあ、雨漏りを誘発させてしまう時点で、まったくもって有り得ない話なのですが、それにしても本当に困ったものであり、お客様に真実、事実を伝えるこちらの気持ちにもなってくれよ!!と腹が立つ。

見積の現場にて、いろいろなものを目にする機会があるのですが、現場に入る人が職人を名乗るならならば、職人=プロとしての自覚を持って仕事をして欲しいと思うし、せめてやって良いこと悪いことの最低限の知識ぐらいは身につけてほしいものである!!
  


Posted by くぼた at 19:44出来事雨漏り

2015年01月08日

新年の施工、1件目

遅ればせながら・・・



新年あけましておめでとうございます。

新春を迎え平素のご厚情を感謝し

皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

平成27年1月






と、記していますが、私は3日から事務所に居ましたし、業務開始は5日から通常通り。

貧乏暇なしとは言いますが、貧乏は昔からずっと変わらずで、暇なしは仕事の能力が低く、時間の使い方が下手なため、ついつい時間が掛かっているため・・・・・(苦笑)

今年こそは!と思い、自分を奮い立たせています(笑)






さて、そんな思いでスタートした今年の塗り替え1件目の建物は、木造住宅、屋根がカラーベスト、外壁ALC張りのお宅。

以前ご近所で塗り替え施工させていただいたお客様からのご紹介により、今回のご縁をいただいたお客様。

今回が築後2回目の塗り替え工事となるお宅です。

     






しかし、お客様から「前回の工事はあまり」と言う言葉を聞いていた通り、あまりお金をいただけるレベルの工事が出来ていない・・・・・。

聞くところによると、訪問営業を受け、巧みな言葉に「依頼をしてしまった」との事。

訪問営業業者のレベルというか、そもそも素人レベルの証明みたいな部分がサッシ周りにありました。

     






新年1件目からひどいものを目にしているのですが、このお宅に「長持ちさせるための施工」をするのが私の仕事ですし、不具合をきっちり是正すべく、足場の上から細かなチェックをしているところです。

なにより、ご紹介いただいたお客様に失礼とならないよう、ご依頼いただいたお客様に喜んでいただけるよう、当社の標準仕様をきっちりと施工したいと思います。

と言うことで、今年も1年頑張ります!!  


Posted by くぼた at 22:59塗り替え

2014年12月30日

本年も大変お世話になりました

早いもので(?)、もう12月30日。

時間の経過がとても早く感じる近年(苦笑)、多くのお客様とのご縁をいただきながらも、随分とお待たせしてしまったり、業務としても、私自身がひたすら走り回った1年であったと・・・・・。

ただし、走り回っているからと言って現場の完成度が上がるわけでないので、自身のマネジメント力の不足を感じるばかりです。






あえて言い訳をさせていただくならば、夏からの天候不良に振り回されたことと、人手不足はなんともならず、自分があと2人ぐらいは欲しいと思ってしまうのですが、天候はともかくとして、人手に関して言えば、どうやら建築業界は不人気らしいのです。

しかし有難いことに、当社の弱さである人手不足をご理解いただき、お待ちいただけるお客様が多い状況に、これまた感謝感謝の日々となっています。

そこで来年こそは、人手不足を少しでも解消に近づけることができるよう、この仕事の魅力を発信しながら頑張りたいと思っています。

もちろん、工事完成度のより一層の向上は言うまでもありません!






今年も沢山のお客様とのご縁をいただき、心より感謝申し上げます。

新しい年が皆様にとって素晴らしい年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

本年も1年、ありがとうございました。





「住宅を長持ちさせるための施工」をお届けする会社
有限会社 第一浜名建装 代表取締役 久保田仁司

塗装工事(屋根・外壁全般)・防水工事(屋上・ベランダ全般)
雨漏りの調査/診断業務及び修理全般
  


Posted by くぼた at 21:48出来事

2014年12月07日

雨漏りをさせないように

先週末のことになるのだが、店舗の外部にて、毎年恒例となった工事を行った。

この工事依頼を請けるようになったきっかけは、雨漏りの相談からが一つの理由なのだが、毎年行っている工事とは・・・・・イルミネーションの取付である。






雨漏り修理とは畑違いの工事であり、なんで?と思われるかもしれないのだが、実のところ、イルミネーションの取付方法が雨漏り原因の一つになっていた事もあり、雨漏りを直した以上、雨漏りさせないイルミネーションの取付を考えなければならないのです。

もちろん、雨漏りを修理を行った際、イルミネーションの取り付けを考慮した細工も施したのですが、お客様からのご要望により、毎年の工事を私が行うことになったのです。

雨漏りを修理した際の下地状況を見れば、このようになるのも、ある意味仕方がないことであり、修理当時のような痛みになど、誰しもしたくは無いですしね。




当時の修理を記したブログ

     
2009/08/13


     
2009/08/16


     
2009/08/21

 
     
2009/08/28






なぜ笠木下地がこのような無残な姿になってしまったか、それは、イルミネーション取付の際に、笠木の上からビス等で機材を固定していた事。

文章に記してみれば、あまりに簡単な雨漏り原因・・・・・。

屋根と同じ役割を持つ部分である笠木を穴だらけしてしまえば、穴から雨水が浸水し放題だし、そりゃあ嫌でも下地材木など水浸しになり、腐蝕してしまうなんてことは、誰が考えても当たり前の話である。

悲しいかな、そんな当たり前の事を理解できない電機屋さんによって、こちらの店舗は、数年間、ずっと穴を増やされ続けたのである・・・・・。

その結果、笠木板金を外すと、すでに材木の原型を留める部分すらなくなっていたと言うわけなのです。






イルミネーション取付前 







イルミネーション取付中 







イルミネーション取付後 






雨漏りを修理するという事は、その後の経年劣化を経ても、再発の可能性をできる限り低くするための施策ということも考えている。

「そんなことは言うまでも無い」と思われるかもしれませんが、どこの誰だか判らない人が、建物に不具合を仕込んでしまったことから雨漏りが発生しているのですから、言い方は悪いが、爆弾が仕込まれているのかも?なんて見方もあるのです。

だからこそ修理に際し、雨漏りを止めるための工事内容と将来的なメンテナンス性などを熟考した提案をさせていただいているのです。

もちろん、お客様のご予算、ご希望なども踏まえてのこととはなるのですが、小手先の工事では、経年劣化で簡単に再発という可能性もあるのです。

まさに今回のような店舗の場合、イルミネーションなどの外部装飾を取付することも考えて、建物に無理が掛からないにすることも重要な対策案となるのです。






さて、そんな雨漏り修理後の完成度とイルミネーション出来具合の確認。

ならびにジュエリーのオーダーやリフォームの際は、ぜひ「アトリエフ ィロンドール」様へ

アトリエ・フィロンドール 様
HP http://www.filondor.com/
浜松市東区半田山5丁目17-12  


Posted by くぼた at 21:42あれこれ・・・

2014年11月25日

インプットからアウトプットへ

今月の半ばまでは、ジャパンホームショーという大型の展示会、技術セミナー、そして勉強会などなど、インプットが集中した。

これらインプットの場に参加すると言うことは、それなりの時間を要することなので、現場の進捗に遅れが出る可能性も否定できない。

しかしながら、建物を直すという仕事をしているなかで、インプットすることは大変重要なことであると考えているため、単純に比較できるものではない・・・・・。

これは、多くの見識を持つことで、その中から修理に役立つ方法や部材を適材適所で配置すること、この引き出しをより多く持つことは、既成概念にとらわれない修理を実現するためのものなのです。


          






今回、多くのメーカー、多くの製品に触れることで、現在進行中の雨漏り修理現場で役立ちそうなものを見つけることができた。

もちろん、既製品なので、雨漏り修理を想定されて作られているものなど存在していないし、製造メーカーはおろか、メーカーの開発者も、そんな使われ方を想定していることなど有り得ない。

だからこそ、柔軟な発想をする必要があるのだが、ここでわざわざ記することではなく、修理に関わるものならば当たり前の話。






これは塗装工事や防水工事を行う際にも同様で、既存の状態を理解できず、固定観念にとらわれていると、工事を行う本来の目的である「建物のメンテナンス」にならないどころか、かえって不具合を仕込んでしまうことすらあるのです。

そして、これら私が感じていることは、何もいちいち粗探しをしているわけではなく、建物のメンテナンスに関わりつづけてきた自身の経験から、このように感じているからなのです・・・・・。






ちょっと(?)話がそれてしまったが、いくつか見つけたアイテムの中の一つを使うべく、早速仕入れできるルートを確認。

建築関連の建材は仕入れルートが限られるものもあり、これを確認できなければ、せっかく使い方をイメージしても、肝心のモノが手元に届かないと言う事が出てしまうのです。


          






今回は仕入れ可能なルートが見つかり、ここからが私の本当の仕事。

見つけた部材を現場で活かすこと、もちろん工夫が必要であったり、改造が必要であったりするものの、建物を直すこととは、現状復旧ではなく、少しでも環境改善が出来れば、より長持ちさせることが出来るはずなのであり、これが私の仕事であり、当社の強み。

このインプットから、現場で活かすと言うアウトプットへ、どちらか片方だけで成立しないのですから、時間を使った価値があるというもの。






ただし、現在進行中の現場で使ってはみたが、役には立つが、だいぶ部材の改造が必要となり、改修工事用アイテムとして使いやすくするために、形状案の図面を起こし、メーカーに送ることになったので、最近覚えたCADも役に立ちそうである(笑)  


Posted by くぼた at 23:28雨漏り修理雨仕舞い

2014年11月01日

第28期

本日11月1日から、当社の第28期が始まりました。

そもそもは親の起こした会社ではありますが、私が異業種からこの業界、この会社に転向してはや20年以上。

その間、山あり谷あり谷あり・・・・・、今まで色々な出来事があり、多くの出来事に揉まれに揉まれながらも、お客様に助けられ、なんとか28期目を迎えることができました。






ただ、28期目を迎えられたとは言え、恥ずかしながら私には会社経営者としての能力は無く、仕事への想いのみで突っ走ってきているため、なかなか会社の業績が良いという状態にはならないのですが・・・・・(苦笑)

しかし、仕事への想いに関して誰にも譲れないものである「住宅を長持ちさせるための施工」を追い求め続けることが私の使命だと思っていますし、これが当社の経営方針でもあり、自分自身の支えとなっているのです。

そこを冷静に考えてみれば、こんな当社の姿勢をご理解くださったお客様に「助けられながら」と言った方が正確な表現なのかもしれません(笑)






また、昨今の多様化する建物を修理するにあたり、当社だけで出来ることは限られてしまうのですが、この想いを理解し、協力してくれる各工事スタッフに助けられ、支えられながらと言う側面もあり、ほんとうに全ての方々に助けられながら継続できているのが当社の特徴なのかもしれません。

本日始まった今期、皆様への感謝の気持ちはもちろん、工事の完成度という形に変えて提供できるよう、さらに進化しつづけなければならないと思っています。






今期も変わらずのご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

屋根/外壁塗装工事 ・ 屋上/ベランダ防水工事 ・ 雨漏り調査/診断/修理

有限会社第一浜名建装  代表取締役 久保田仁司


  


Posted by くぼた at 22:23出来事

2014年10月06日

台風18号(2014年)

本日朝7時を過ぎると、お客様から雨漏り発生の連絡が入った。

今まで雨漏りをしたことは無いとのことだが、築30年を超える建物であり、建物立地条件や、連絡をいただく前までの風向きから考えると、強風により瓦をやられた可能性が予想されるのです。





しかし、、今回の台風18号の影響を考えると、雨量は相当なものとなっているのだが、風の強さは3年前の台風15号よりは弱いというのが正直な印象。

あの時は現場間を移動していたので、車に乗りながら、車ごと飛ばされるような身の危険を感じたし、ビニールハウスが強風により倒壊していく様子を、自分の目の前で見て、さらに恐怖を感じたことを覚えています。

そう考えると、台風の傾向は、強風から大雨へと変わってきたのか?......。

いや、待機しているだけでは判らないことは沢山あるので、これからどのような連絡が入るのか?は予想できない。

とりあえず、今まで関わったお客様宅に被害が発生していない事を祈りつつ、これから順番に、現在施工中の現場確認に出動予定。

     




と思っていると、先ほど2件目の連絡が入り、このお宅も瓦屋根で築30年超え。

どちらにしろ、台風被害が最小限で済むことを祈るばかりです。

     
  


Posted by くぼた at 09:51雨漏り

2014年09月12日

プロとしての意識、自覚、責任について

先週末の土曜日、東京八重洲にて、NPO法人雨漏り診断士協会のスキルアップセミナーが行われた。

このセミナーは「雨漏り診断」実践プロセスと題したものだが、この時のみ話すと言う内容もあり、雨漏り診断士有資格者をはじめとして64名の参加があり、皆さん、大変勉強になったという評価を頂いた。

     






そして昨日、東京新宿にて、雨漏り110番グループのグループ会議が行われた。

新たに雨漏り110番グループに参加したメンバーも居るのですが、基本的に雨漏り診断士試験やスキルアップセミナーで面識はあるので、初めて会うという訳ではないし、それぞれが雨漏りに対して真摯に取り組んでいるからこそ成立しているグループであり、その会議。





私自身、建築業界、当初の本業である塗装業へ転職したのが23才の時。

あれから20年を超え、その間に多くのお客様とのご縁をいただき、大変多くの経験、学びをさせていただきながらここまでやってきた。

しかし、未だたった20年の経験にすぎず、まだまだ勉強不足を痛感しながら、日々の業務にあたっている・・・・・。





しかしこの20年超えの経験にて、いや、確か、仕事を初めて数年したころだろうか?、想うこと、感じること、そして憤りなどもあり、仕事に対しての意識、自覚、責任を大きく考えるケースに直面した。

あとになって思えば、たった数年間のサラリーマン時代にも、何回もそのような場面に遭遇したのだが、その当時は気がつかなかったことも多数あり、何事も経験によって身になるかどうかが分かれてくるのだろうと実感しているのです。





と、なんだか抽象的な文章となってしまったのだが、先日の某巨大新聞社の謝罪会見を見て、この意識、自覚、責任について、あらためて感じたのです。

私の業務は建物修理をすること、塗装工事、防水工事、雨漏り修理が主な仕事である。

仕事とは、お客様からのご依頼により対価をいただき行う業務であり、ボランティアで無く、対価をいただく以上はプロなのである。

そしてプロとしての意識が必要なのは言うまでもなく、その自覚と責任が伴ってくると思っている。

某巨大新聞社には、この意識、自覚、責任について、奢りによって欠如してしまったのでは無いのか?情報を多くの人々へ発信するということは、それだけ大きな責任が伴うのは当たり前なのだが・・・・・。

もちろん、一方的な批判は避けるべきだし、考え方というのは人それぞれだと思うのだが、どのような業務であれ、遂行するにあたっての意識、自覚、責任を持つべきだし、それが筋であると思う。





私の仕事に置き換えてみても、塗装や防水の工事を行うにあたり、塗装技術・防水技能として、多くの知識や経験が必要であり、作業するうえでの根気も必須であり、建物全体の構造的な分野から使われている素材においても十分な理解が必要である。

そして扱う塗料や防水材の性質、特性、成分に対しても、理解できてこそ性能を活かし、引き出すことができるのではないかと思っている。

また、雨漏りに関して言えば、塗装や防水以上に、建物全体の構造、素材、特徴を理解する必要があり、それが無いと、雨漏りの原因を正確に理解することができず、雨漏りを治すというお題目を唱えた、ただの小手先工事になってしまう可能性がある。

それこそ、小手先の工事を受注するための切り口で雨漏りという言葉を使うなど、雨漏りで困っているお客様を騙すようなものであり、決してプロとは言えず、詐欺と言っても良いだろう。

お客様に選ばれる、だからこそプロとしての意識、自覚、責任が必要なのだと考えているし、そもそも当たり前のこと。






これが、新聞記事としてならば・・・・・、やはり、今回のような後での言い訳はアウトである。

プロとして何をすべきか? 商売になれば何でもアリなのか? 

なんだかまとまりの無い文章になってしまったが、某巨大新聞社には、もういちど当たり前とも言える原点を考えてほしいと思うし、私自身も、自らの責務を果たすべくと思うばかりです。

なにしろ、プロなのですから・・・・・。  


Posted by くぼた at 11:26雨漏り

2014年08月05日

お知らせ「お問合せのお客様」

昨日(8月4日)、ガレージの補修について、携帯のキャリアメールにてお問合せをいただきましたお客様へ。

メールに添付されました写真を拝見し、返信をしましたが、ドコモ携帯以外からのメールについての受信を拒否する設定なのか?メールの送信ができませんでした。

再度、ご連絡先を送信していただきたいと思います。

お手数をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。


有限会社第一浜名建装
TEL:053-438-0230
FAX:053-438-4718
kubota@hamana-k.com  
タグ :お問合せ


Posted by くぼた at 07:32出来事

2014年07月21日

雨漏りについて学ぶこと

雨漏りについて学ぶこと、それは簡単なことではない。

なんて言ってしまえば、そこで話が終わってしまいそうなのだが、実のところ、雨漏りに向き合い続けていると、とても高いハードルにぶつかることがある。

それこそ経験が少ないうちは、たまたま上手くいった案件が数件重なると、自分が無敵になったような(笑)、そんな錯覚に陥るのが常である。

かく言う私自身、いくつもの難しい案件にぶつかり、悩み、失敗を経験。

しかし、諦めずに取り組み続けていることで、もがきながらも解決の糸口を見つける事が出来、今に至っているのです。

それもこれも、雨漏りを治すと心に決め、小手先でなく、根本的な原因を解消するための修理をし続けていることが全てだと自負しています。






そして、雨漏りをしている建物について、治すことなく「どこが悪い」だとか、「誰かの工事が悪い」だとか、推測するだけならば、言い方は悪いが誰でもできる話であり、無責任な話である。

私が考える雨漏りに関わることの責任とは、自らが雨漏りを修理することで、建物構造を理解し、雨仕舞を考え、そして教科書には存在しない、既存の建物において最適だと思われる修理を施していくことであり、これこそが雨漏りとの関わりの本質だと思うからなのです。

これは人の病気で言えば、外科的な治療、手術をすることでの完治を目指すものだと考えているのですが、このような経験は、そうそう出来るものではないし、お客様が信頼し、修理を任せてくださったことで、経験できているだけ。

この高いハードルに対して、雨漏りでお困りの方々に安心をしていただける、そして心配の無い暮らしへと変えられる喜び、これがあるから、今まで続けてこれたのかもしれません。






そんな経験を、「雨漏りで困っている多くの方々に役立つものにしたい」と考え、試行錯誤しながらカタチにしたものが、雨漏り診断士という資格であり、私以外にも、NPO法人雨漏り診断士協会各理事の数多くの経験がブレンドされているのです。

先日も、雨漏り診断士資格試験が行われたのだが、申し込み開始日当時に募集定員をオーバーしてしまうという状況となっており、かつ、当日定員オーバーが、これで3回連続に・・・・・。

     






雨漏りについて学ぶこと、雨漏り診断士という資格への期待の表れだと思う一方で、資格取得のための講習に始まり、診断士へのサポートなど、私たちのやるべき事は多くなるのだが、それも、NPO法人雨漏り診断士協会を立ち上げた我々の責任なのだろう・・・・・。

そこで、9月6日(土)に、雨漏り診断スキルアップセミナーを開催することにしましたので、以下そのお知らせを致します。

NPO法人雨漏り診断士協会 主催

< 雨漏り診断スキルアップセミナー開催のご案内 >

講座名   : 「雨漏り診断」実践プロセス

開催日   : 2014年9月6日(土曜日)13時00分~16時45分

会場     : 東京八重洲ホール(JR東京駅徒歩2分)

募集定員  : 70名

申込期間  : 2014年7月15日~2014年7月31日(但し、定員到達次第締切となります)

受講料    : 登録雨漏り診断士 10,000円(税込)/ 一般 25,000円(税込)

予定講義内容  :

【第1講義】
『雨漏り診断・調査のプロセス』
◎観念に惑わされない体系的な雨漏り解明のプロセス
◎「一次防水」「二次防水」「雨仕舞」の基本メカニズム
◎「雨漏りを止める」ために必要な雨漏り診断とは

【第2講義】
『明日から役立つ雨漏りビジネスの原理』
◎少額の雨漏り工事が、高額の改修工事へと導かれる理由。
◎雨漏りをメインビジネスとして展開させるための適正運用と継続的視点

【第3講義】
『雨漏り診断士の活動報告』
◎全国で活躍中の雨漏り診断士による事例発表と活動報告

申込方法   :
申込期間内に、下記の必要事項をご記入頂き、eメール ame@amamorishindan.com 宛に「受講申込メール」を送信して下さい。注:郵便番号、電話番号、eメールアドレス部分は、必ず、英数半角文字にて記入。機種依存文字使用不可。

■ お名前:
■ 電話番号(携帯電話優先):
■ eメールアドレス(連絡用):
■ 勤務先又は所属先名(任意記入):
■ 勤務先又は所属先所在地(任意記入):
■ 雨漏り診断士登録番号(診断士のみ記入):
■ 受講講座名:「雨漏り診断」実践プロセス

「受講申込メール」受信後、残席数を確認し、協会より「申込確認メール」を返信させて頂きまので、内容をご確認の上、該当受講料のお振り込みをお願い致します。





雨漏りについて学ぶこと、それは決して簡単なことではありませんが、皆さんにとって決して無駄になることのない、それどころか、きっと自らも、皆さんのお客様にも、必ず役立つものとなると思います!!  


Posted by くぼた at 00:10雨漏り

2014年06月17日

雨漏りと向き合うこと

雨漏りと向き合い続け、もう何年の月日が立ったことか。

まだ、「インターネットで何かを調べる」なんて概念が無かった頃、ホームページなんて考えもしなかった頃からだから、軽く10年以上前からの話である。

その頃から今まで、多くの建物に向き合い続けて来たわけだが、無我夢中でもがいていた時期、掲示板に書き込まれる悲鳴のような相談の数々に答えていた時期、そしてともに雨漏りに取り組む仲間と出会った時期を経て、先日は、私たちNPO法人雨漏り診断士協会の専務理事である唐鎌氏が、テレビ番組「先輩Rockyou」の中で取り上げられた。

若干?の演出臭さはあったが(笑)、雨漏りに取り組む上で最も大事な「諦めない」と言う事をはじめとして、この仕事の意義と責任が、メディアを通じて多くの人に伝わったと思うのです。

そしてさすが全国ネットのテレビの影響、協会にも多くの問い合わせがあるなど、私が関わってきた建築専門誌の連載のときとは、反響が大きく違う・・・(苦笑)






さて、そんな話の脱線はさておき(笑)、今週は弁護士さんとの打ち合わせが重なって予定されている。

どちらも雨漏りしている建物の相談であり、係争に至るかどうかは、おそらく建築会社の態度によるところであろう案件。

そんな中で私の役目とは、雨漏りの事実を原因とそのメカニズムについて正確に伝えること、そして雨漏りを確実に治すための修理方法の提案である。

ここで大事なことは、一般の方々に伝わるようにメカニズムの提示をすることと、雨漏りを治すための技術的な方法まで、しっかり道筋を示すこと。

これが出来ずして雨漏りをしていることだけを指摘するだけならば、なんの説得力も無く、それこそプロの仕事では無いと断言しても良いだろう。





プロとしての責任の重さを自覚しつつ、かつ萎縮することなく、雨漏りに向き合い続けることが重要なことだと思うのです・・・・・。




     
  


Posted by くぼた at 23:48雨漏り住まい

2014年05月15日

スタッフの募集

消費税が5%から8%へとあがり、いわゆる「駆け込み」という状況からは、いくぶん落ち着いてきた5月も既に半ばとなっている。

施工現場については、ありがたいことに、当社の施工方針をご理解いただき、お待ちいただけるお客様が多く、順次、進めている状況です。

しかしながら、あまりにお待ちいただく期間が長いと、その分、ご迷惑をお掛けしていると言う事もあるため、なんとか施工内容を落とさずに、効率アップをと思うのだが・・・・・。

実際問題として、単純な効率アップなど手抜きにしかならないため、結局のところ、粛々と現場を進めるしか無いのです。






そこでまずはスタッフを増員し、施工力アップを目指すと考えるのだが、当然のことながら、単純に誰でも良いと言うわけではない。

お客様の大切な建物を手掛けるため、当社スタッフの条件としては、何よりも人間性が重要と考えているのです。

もちろん、このような職業に向いているのかどうかと言う、その人それぞれの適性のこともあるのですが・・・。

ありがたいことに、今年の春まで当社に在籍したスタッフは、この人間性において、お客様からも十分な評価をいただけていたのですが、奥さんの故郷へと転居していったため、おのずと人手不足に拍車が掛かってしまったのです。






そして、実感は感じないと言われながらも、ある程度の景気回復基調により、ハローワークへ求人を出しても、なかなか反応が薄いので、こちらでも募集告知をすることにしたのです。

まあ、書いたからと言って、反応があるかどうかは・・・・・。






経験の有無については問いませんが、工場ではないので、反復的な仕事でありませんので、ある程度の応用力は必要となります。

また基本的に、改修工事を中心とした工事を、お客様から直接依頼を受けて施工しているので、やはり人間性を第一に考えています。

募集職種については、塗装工事を中心としたものです。

ただし、当社の工事内容は、塗装工事・防水工事・雨漏り修理なので、経験者の場合、今までの経験内容は考慮しますので、その場合は塗装工事に限定しません。



基本給:18~28万円(月給制) 資格手当・家族手当等あり/交通費支給

賞与:年2回

保険等:社会保険・厚生年金・労災保険・雇用保険・工事関連各種保険

休日:日曜及びその他

デメリット:
建築関連の工事は、テキトーな仕事で、楽してお金になる、なんて事はありません

メリット:
改修工事がほとんどなので、建物の仕組みを理解しつつ工事を行うこと、また、塗料をはじめとした多くのメーカーとの技術をはじめとした様々なやり取りもあるため、やる気があれば、技能としても、知識としても、十二分に習得・勉強できると思っています。
また、お客様に喜んでいただける仕事を実感できます。




それでは、ご応募お待ちしております。


塗装・防水・雨漏り修理
有限会社 第一浜名建装
〒433-8112
浜松市北区初生町542-28
TEL053-438-0230


  


Posted by くぼた at 11:35出来事あれこれ・・・

2014年03月13日

シーリング材勉強会inシャープ化学工業

先週は、東京ビックサイトで開催されていた「建築建材展」に始まり、インテックス大阪で開催されていた「マルテー祭」まで、4日間の出張という、ハードな出張週となっていた。

「なんだ、ただの展示会じゃないか」と思うかもしれないが、様々な商品が乱立する中で、お客様の建物に最適かつ効率よく用いることができる素材・商品・部材があるか? また新たに作られているのか? 場合よっては新規製作依頼をするなど、私とって展示会とは、まさに宝の山なのです。

今回も、多くのメーカーや販売会社、そして人との出会いがあり、多くの学びをいただくことができました。







そんな中、先週金曜日にお邪魔させていただいたのが、大阪府にある、シーリング(コーキング)材メーカーである「シャープ化学工業」

私が参加する雨漏り110番グループの勉強会(シーリング材勉強会inシャープ化学工業)として企画し、総勢12名にて勉強会・工場見学をさせていただいたのです。

     







通常、このようなメーカー見学というのは、断るメーカーがほとんどだと思うし、過去、そのような経験もしてきているのだが、営業部長M氏の取り計らいにより、実現することができたのです。

とは言っても、実は私がお邪魔するのは2回目で、今回は勉強会企画者として、メーカーにご協力いただいたのですが、私がこのような事をするのは、何も自己満足とかいう話ではなく、工事に関わる立場として、インプットが非常に重要だと思うからなのです。

いま巷に溢れるネットの情報により、いとも簡単に情報収集ができることにより、多くの知識が簡単に手に入る反面、自らが本当に正確な情報を手にしているのか?と思うと、実のところ、不正確な情報も少なくは無い。

これは何を意味するかといえば、正確な知識を持ったうえで、自らの目で確認し、自らの手で使うことが無いためではないかと・・・・・。







そんなインプットのための勉強会なのですが、このシャープ化学工業の最大の強みは、塗装後に問題となるシーリングのブリードについての分野。

このブリードとは、シーリング(コーキング)材に含まれる成分の一つである、柔軟性を維持するための「可塑剤」が、塗膜を軟化させ、かつ塗膜を超えて染み出すことにより、黒く変色してしまうという現象であり、ブリードを抑えた製品について、ノンブリードという言葉があるのです。

この「シーリング材のブリード汚染を起こさないように」と言う分野に力を入れている会社なので、塗装との関係性を考えると、シーリング材としても重要な分野となるわけです。







また、このノンブリードという言葉を使った製品も随分と増えてきたものの、私自身が使用し、経過観察をしてきた中で、ノンブリードを謳いながら、1年後には真っ黒になってしまう製品もあり、実際のところ、塗料メーカーとシーリング材メーカーの協力体制がほとんど無いなかで、ブリード性能を正確に把握するのが難しいという現実もあるのが困ったところなのです。

しかし、こちらのシャープ化学工業の技術陣は、自社で多くの塗料を集め、ブリードについての実験をしているのです。(中には石油缶1缶の材料を購入し、実験に使用するのごくわずかと言うケースも多々あるのです)

かくいう私も、手持ちの塗料を提供したり、依頼をした事もあるのですが、ここでなぜか塗料メーカーが非協力的というがなんとも困った話もあるのですが・・・・・。

そんなナイショ話も私とこちらの会社の中にはあるのですが、そんな話はNGですから、ここで書く事はありません(笑)

ちなみにこの話を聞きたい方は、私の口が滑るように、美味しいものをご用意ください(笑)







と、話がすこしそれてしまいましたが、塗装の分野だけでなく、防水の分野においても、そして雨漏りを修理する際においても多くの関わりをもつシーリング材について、勉強をするのは当たり前であり、勉強できる機会をいただけるメーカーには感謝しか無いのです。

そしてこのインプットは、お客様への正確な情報提供、そして技術の提供というアウトプットにより、この先、私を含め、この勉強会に参加した人たちの役にたち、それがお客様の役に立つことだと思っています。

ちなみに私自身、性能的な部分においてもLM1-NBやNB-LMについては特に気に入って使用しており(私にっては性能が重要)、近年、現場での使用比率が高まるだけでなく、当社の普段使用分ベーシック色カートリッジについても、在庫比率が高くなっており、なくてはならないものとなっています。






最後に、業務が大変お忙しい中でありながら、今回の勉強会をご快諾いただき、ご協力いただきました「シャープ化学工業」社長様、営業部長M様、工場長N様、社員の皆様に、心より御礼申し上げます。  


2014年02月22日

第17回 雨漏り診断士資格認定試験

本日は、NPO法人雨漏り診断士協会主催、第17回 雨漏り診断士資格認定試験対応講習会並びに雨漏り診断士資格認定試験が行われている。

前回の試験において、申し込み開始日当日には、大幅に定員を超えてしまうという状況で、運営するこちら側としても、反響の大きさに驚くばかり。

そこで、今回の試験は、例年、大阪会場で行っていたものを東京へと変更してみたのですが、今回も、前回同様の状態となり、翌日には定員を超えてしまい、キャンセル待ちをいただく結果となってしまっていることに、申し訳ない思いと、私たちのやるべきことの重要性を肌に感じているところです。

しかし、先週、先々週とも大雪となり、試験自体の運営についても、どうなることかと心配したのだが、寒さはともかくとして、無事開催するに至ったことで、ほっと一安心という側面もあるのです。








それにしても、2回続けての申し込みの多さに、本当に驚いてしまうのだが、私自身の経験において、近年、雨漏りの件数が大幅に増えたのか?と考えても、感覚だけで言えば、飛躍的増えたと言う事よりもく、問題が顕在化する建物が増えたとか、今まで諦めていたユーザーが、ネットを通じた情報収集の中で、調査・診断することができること、治すことができることを知ったと言うこともあるだろう。

その知り得た情報をもとに、要望がどんどんと増えているのだと思うのです。

また、今まで面倒なもの、わからないものと敬遠していた業者側の意識変化というものがあるのではないだろうかとも。








ただし、雨漏り診断士資格保持者が増えて、雨漏りで困っている多くの方々に応えられるようになるのではないか?と言えることがある反面、厳しい言葉とはなるが、試験に合格しただけでは、雨仕舞についての建築基礎知識を知って、スタートラインに立ったのみ。

これから目にすることがあるだろう多くの建物は、基礎知識とは別の観点で、新築当初から多くの瑕疵を仕込まれた建物を目の前にすることも出てくるだろう。

だからこそ、経験を積んで、雨漏り原因を見極め、そして修理に至ることができるのである。

と、そこまで難しいのが雨漏りであり、私たち雨漏り診断士協会の理事は、そんな自分たちの経験を、皆さんに伝えていくことが使命だと思い、テキストをつくり、試験を行い、そしてセミナーを開催しているのです。







今回の試験においても、私たちのこの想い理解し、そして知識を深め、新たな診断士の仲間が、ひとりでも多く生まれること望むばかりです。

     
  


Posted by くぼた at 15:49出来事雨漏り

2014年02月06日

雨水の影響

先日から工事をスタートさせた、とある塗り替え現場。

築18年で初めての工事となり、屋根や外壁の痛み度合いは、それ相応の状態。

このそれ相応と言う曖昧な表現は、非常に判りにくい言い方なのだが、簡単に言えば、塗り替えは出来るが、それなりにコストが掛かると言う意味である・・・・・。






しかし、何も好き好んで放置していた訳ではなく、それぞれのお宅においての都合やタイミングなど、様々な要件が重なっていくのですから、私としては、目の前の建物に対し、出来るかぎりの手を施すだけなんです。

今回の現場も、外壁の割れたサイディングを交換し、あとは、最適な塗料の選定や、工程や塗り回数を増やすことで、工事を進めようとしていたのですが・・・・・。






屋根・外壁の洗浄を終えて、外壁のサイディングを交換すべく職人と現場へ入り、割れたサイディングを剥がすと、そこに現れたのは、通常の光景とは、まったく異なるもの。

     






サイディングを剥がす際、妙な柔らかさがあり、「あれ??」と思ったのですが、その中にあったのは、蟻の巣と化した柱!!!

     






「やられた・・・・・」

工期延長決定!!(涙)







とりあえず、蟻の巣となってふかふかと盛り上がっている木屑を崩していくと、中から蟻は発見されず、原型を留める部分が僅かとなっている柱はともかくとして、土台は何とか形を残している。

幸い(?)にも、このような形となっているという事は、雨水などの影響を疑うのですが、今回、その原因としての最有力候補は、スグ目の前に出てきたのです。

それは、後付けのアルミ製バルコニー。

洗浄前に起きていなかった事象である、水の流れ、洗浄後3日を経過しているにも関わらず、バルコニーの奥桁部分より、水の流れが確認できたのである。

     






まさかまさか、奥桁部分から水がヒタヒタと流れるとは・・・・・。

既製品の床ジョイントとなる桁部分に落ち葉や、洗濯物などからでる綿ホコリや糸くずなどが溜まり、そこに水が入ると、ヘドロのような状態なることがあるのは確か。

しかし、そのヘドロ掃除してからも何か違和感を覚えたため、桁部分に水平器を当ててみると、何と!逆勾配となっていたのです!!

「いや~、やられた!!!」






もちろん、バルコニーを撤去し、外壁を剥がしていかないと、これが根本原因かどうかの確証は無いのですが、それにしても、柱が無くなるまでとは・・・。

雨水の影響はこのような酷い現象を起こしてしまうし、もっと根本的に言えば、建物の雨仕舞においての問題としか言いようが無いのですが、蟻の巣が壁内からというケースは、ウチの工事でも、年1回までは無い。

言うなれば、室内へは出ない雨漏りである。






さて、また自分で行う大工工事が増えたなぁ・・・・・と、現場と工程のやりくりに頭を悩ます内容が増えたのです。  


Posted by くぼた at 12:57塗り替え実録!