前日の懇親会から一夜明け、朝から心斎橋に集合したのは総勢10名。
そこからレンタカーに乗り込み向かった先は、兵庫県加西市のハウゼコ加西工場である。
前日の勉強会から人数は減ったのだが、それぞれの業務を優先するなかで、都合がついたのがたまたま10名だったというだけ。
それもこれも今回の工場見学の企画に関しては、2月に東京市ヶ谷で行われた『住まいの屋根換気壁通気研究会座談会およびハウゼコ技術セミ ナー』に私が参加した際、社長に工場見学の話をしてしまった事が発端であり、前日の技術セミナー、翌日の工場見学という、たいへん無理なお願いをしてしまった事にあったのです。
日程が押し迫っているにも関わらず快諾いただいた事で、急遽声かけをした中での10名の参加、各々の業務もあるなかで、みんな勉強熱心であるメンバーである。
加西工場へ到着し、早速見学をさせていただいたのだが、内製化率99%の工場は「さすが」と言う言葉に尽きるもの。
効率よく製造するのも大事なことなのだが、材料の無駄を省くことと、製品のバラツキをなくすようなデリケートな微調整まで、社員の皆さんがテキパキと働く姿が大変印象的。
そしてクライマックスは、工場敷地内に建てられている実験棟。
こちらの実験棟は、実際に社員が生活しており、より現実の住宅に近い状態での計測を実施しているのです。
さまざまな設備を用いて雨仕舞について考え、建物に実際に用いることで換気や通気について考え、そして確かめていくと言う姿勢。
より良いものを作ろうと言う意識で実験を積み重ね、完成品にフィードバックしていくので、机上では判らなかったことが判ると思いますし、この姿勢に大変感銘をうけたのでした。
この後、地元の造り酒屋で昼食を頂いたり、早く帰るメンバーを姫路駅へ送りながら姫路城を外から見たりしつつ大阪へ。
帰りの道中、ちょっと寄り道で新神戸駅横の大工道具館へ。
私は前日見学に行ったばかりなのですが、今回同行したメンバーを連れて行きたいと思い寄り道。
学ぶ事盛り沢山の2日間、これからの仕事に役立つ知識とともに、雨漏り110番グループの仲間であり多くの経営者とともに行動することで、ちょっとした話の中にも大事な事があったりと、たいへん良い時間をいただくことができました。
またなにより、2日に渡り勉強の場をいただけた「ハウゼコ」神戸社長をはじめとして社員の皆様に、心より御礼申し上げます。