悔しい

くぼた

2010年08月13日 18:43

先日、雨雲の合間を縫って、磐田市内の工場で雨漏り修理を行ってきた。

実はこの現場、先月、板金工事をさせていただいた現場であり、散水にて漏水を確認していたし、先月末の大雨でも雨漏りは起こらなかったのですが・・・・・・。





数日前の雨により、雨漏り再発との連絡を受け現場確認へ。

そこで、今まで触ることの無かった以前の板金個所を、取り外してみたのです。





ちなみにこの板金工事、私が修理をしたものではなく、よその業者が修理をしたもの・・・・・。

工場の明かりとり部分からの雨漏りに悩まされたこちらの会社で、よその業者に修理を依頼。

しかし今回の個所だけは、それから数年間、雨漏りが治らずいたため、私のところへご相談頂いたというわけ。





取り外してみると、明かりとり部分には木毛板が下地として置かれ、その上ににはアスファルトルーフィングが敷かれていた。

     





雨仕舞的にと言うか、納まりに若干の無理はあるものの、考え方としては間違いではない。

ところが良く見ていくと、肝心な部分で、なぜかルーフィングが寸足らずとなっており、錆びた鉄骨にシーリングの付着が出来ない事も相まって、板金の隙間から毛細管現象によってルーフィング上に浸入した雨水が、そのまま流れ込んでしまうという状態。

      






ここを見落としたのは私の不覚。

まさか、そんな部分にも浸入口が仕込まれていたとは思いもよらなかったのだが、他人の工事を信用してはならないと判っていながら、ルーフィングが垂れ下がっている事を目視していた事で、雨仕舞が出来ているとものと思い込んでしまったのである・・・・・。





結果的に言えば、二次防水の基本が出来てない事と雨仕舞の観念が不足した納まりであった。

今までの他人の仕事が元凶とは言え、この雨漏り再発によって、お客様にご迷惑をおかけしたことが、何よりも悔しい事である・・・・・。

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