漏れる

くぼた

2011年05月04日 00:22

今朝はGWと言う事もあり、現場へ朝イチで・・・・・とはせずに、少しのんびりしていた。

さて、そろそろ出発しようとした、丁度その時、お客様から電話が入ったのです。

「久保田さん!緊急事態なんだけど!!、タイヘンなことになっちゃったんだけど!!!」






何事かと思い、聞いてみると、驚きの言葉が。

「水道の検針で、40万円の請求が来て、水道を元栓で止めたってなっているんだけど、どうしよう!」

思わず、「はっっ?!」と聞き返してしまう内容!!!!







前日の留守中に、2ヶ月の1回の水道メーターの検針が行われたらしいのだが、そこで漏水が発覚し、あまりのメーターの勢いに、元栓を閉められたらしい。

しかも、その数量から割り出された水道料金が、上下水道で40万円を超えるものであったのです。

そして、元栓を閉めて行った検診員から、留守番電話に連絡を求めるように伝言が入っていたとの事。

お客様が午後7時過ぎに帰宅し、電話を入れた際には留守番電話になっており、一晩中水が使えないまま我慢。

本日連絡をしたのだが、祝日であるため留守番電話のままだったそうで、困って私のところへ連絡をしてきたと言うのです。






急遽、道具を積み替えてお客様宅へ急行し、宅内で音のするところ探したのだが、どう耳を澄ましても、宅内での漏水の音は確認できないのです。

また、床下収納庫を取り外し、床下のチェックをしても、やはりここでも漏水確認はできず。

そうこうしているうちに、水道屋さんも到着し、二人で手分けしてチェックをしたのだが、この時点で、宅内及び周辺での漏水は確認できなかったのです。






そこで、数箇所の土間をハツリ、配管を掘り出して、音の方向をチェック。

こうして少しづつ方向を絞りつつ、3箇所目の土間をハツリ、配管を掘り出してみると、怪しい水分を発見したのです。

         







配管を掘り出している最中、掘り起こしている土の水分が多く、びっしょりと言う形容ができるぐらい。

そこで、できるだけ配管周りの土を掘り起こし、チェックしやすい状態をして、再度、水道の元栓を開けると、そこは・・・・・。

     






なんと、ビンゴ!!!水が噴出して来た!!!

こりゃあ、元栓止められるわけだし、水道代が40万円以上になるわけだ。

と言うのも、この漏れる状態は、まるで蛇口を全壊で開けたままにしているようなものなのです。






運良く、ピンポイントで漏水箇所が発見できたので、すぐにこの部分の配管を入れ替えたのだが、その際に確認できたのは、地盤がおよそ10センチ程下がっているような状態。

そりゃあ、配管に無理が掛かる訳だし、その無理により、塩ビ管が裂けたようになるわけだ。

まあ、この2ヶ月を考えると、横揺れの地震も起きたぐらいなので、イロイロ無理な力が掛かり、塩ビ管が耐えられなくなってしまったと考えるのが、一番自然な考え方である。

それにしても、このような漏水は、まったくの想定外だし、銭湯でもないのに、40万円越えの請求と言う時点で、考えられないのですが・・・・・。

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