タイムリミット

くぼた

2010年08月15日 23:04

昨日よりも、ずいぶんと良い天気となり、現場作業もはかどりそうな予感。





三ケ日町の現場では、下塗りシーラーを3回塗りした部分で、次工程までのタイムリミットが迫っている状態。

そこで、中塗り工程のフィーラーを塗装。





このタイムリミットとは、塗装面の乾燥時間のこと。

塗装をする際には、塗った塗料が塗膜として出来上がる乾燥時間が必要となるのだが、この時間が塗り重ね乾燥時間。

この乾燥時間が短いと、乾燥不良によって塗膜が不良な状態になってしまう事も・・・・・。

そして塗装後、何時間以内、何日以内というタイムリミットが、塗膜の乾燥が進行しすぎるために起こりうるトラブルを避けるためのものなのです。





今回の現場の場合、下塗りのシーラーは、エポキシ樹脂のもの。

このエポキシ樹脂は特に、乾燥が進行しすぎることで、塗膜表面がツルツルの状態になってしまい、次工程の塗料を付着させなくなってしまうのです。





こうして塗装工程には、多くの制約の中で行うのだが、これらの事はお客様は知らない事ばかり。

だから「言わなくても判らないじゃん!」ではなく、だからこそ、事実を判り易く正確に伝え、それを実行することがプロとしての責任なのである・・・・・。

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