雨漏り相談はボランティアか?
雨漏り相談をインターネットを通じて受けて、かれこれ6年程が経過していますが、ご相談を頂く件数は減る事がありません。
それだけ潜在的に雨漏りや欠陥などが建物に多いということなのかも知れませんが、ご相談を受け続けていると、ボランティアなんだからという感じの解釈をされることもあります。
雨漏り相談はボランティアか?と問われると、いえいえ、決してボランティアという解釈ではやっていられません。
私に莫大な資産があって、暇でしょうがないのなら、そういう事も有りかも(?) 知れませんが、私も自分の会社を成り立たせていかなければなりませんし、生活をしていかなければなりません。
そういう意味からも、多くの相談を受ける事は、私にとっては自分経験を積む事と同じ。
多くの経験を積む事によって、ご相談者とのメールの内容から、雨漏りや不具合の箇所を頭の中でシミュレーションすることが出来るようになり、なおかつ目に見えない部分が、頭の中でイメージ図として出来上がり、さらにその中を雨水が伝っていくのが見えると言うわけです。
しかし、神様では無いのですから、何でもかんでも判るわけではありませんし、勘違いもあります。
そこで生きてくるのが、やはり現場経験。
ご相談+現場経験が、私の財産として蓄積され続けていることにより、今日の私があるわけですから、決してボランティアなどでは無いのです。
そもそもボランティアとは一切の見返りを求めるものでは無いし、求められるものでは無い。
しかし、世の中ボランティアに頼るほうは、ボランティアなんだからという考えが、潜在的に植えつけられてしまうし、ボランティアと名乗る方も、ボランティアという言葉に酔ってしまうというような傾向があるし、結局人間は自己中心的なところが必ずあるものなので、この言葉に飲み込まれて勘違いをしてしまうもの・・・。
まあココでボランティアについて語っても仕方が無いので、これ以上書きませんが、要するに、頼むほうもマナー、モラルがあるし、頼まれるほうにも同様のことが言えるのです。
しかし、世間一般には、この言葉によって活動している方々が数多く入るわけですから、中には何か批判をしているようにとらえる方も居るかも知れませんが・・・。
ですから、私は無料相談を受けてもボランティアと名乗ることはしませんし、したくもありません。
ましてボランティアという言葉利用しての売名など、恥ずかしいことだと思っていますから。
それに自己の経験という見返りがあるのですから、見返りを求めないという意味にも反しますしね。
雨漏り相談という中で、全国から相談があるわけですが、私の知識、経験が、実際に困っている方々の役にたち、雨漏りが直るきっかけ、建築業界内での意識改革に、少しでも役立つのなら、それも私にとっては嬉しいことですし、また私の経験でもあるのです。
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