選考基準

くぼた

2009年05月17日 21:20

塗装や防水は、現場ごとで下地からを含め、その建物にあわせ、お客様のご希望にあわせた仕様が様々に変化する。

そんな事はごくごく普通のことで、万能な材料が無い以上、それぞれの状況ごとに、自分で仕様を考えるのが、施工者の責任と言うもの。





そんな仕様において、必ずしも使用経験のある材料が、その現場にピッタリ合うと言う事ばかりでは無い。

ということで、初めての材料を使用すべきか考慮する事もしばしば・・・・・。

そういうときは、メーカーへ質問をしたり、カタログを参考にするのだが、そのカタログの値ほど、役に立たないものは無いと、常々思っているのです。





なぜ役立たないかと言うと、まず一つに、カタログ値は基本的に広告なので、悪いことは絶対に記載されないと言う大前提がある。

この当たり前の話が、選定の際にネックとなるのだが、これも過去の苦い経験から強く感じているのです・・・・・(苦笑)

なので、殆どの場合、手元の多くのカタログから、その建物に合いそうだと思う仕様を自分なりに組んでみて、それをメーカー、あえて難しい言い方で質問すると、窓口でのカタログ的な返答で終る事はまず無いのです。

時には、百戦錬磨のベテラン営業が電話口に出て対応したり、またある時には、技術系の社員が対応してくれる事もある。





そして採用を決定する前に、一度サンプルを貰ってテスト。

時間的な制約もあるので、必ずしもテストが出来るかどうかは判らないのだが、使用経験の無い材料を選考した際には、殆どが何らかのテストを行うようにしているのです。

そして短時間で結果が出なかったとしても、使用感は掴めるし、長年の勘で見極めるのです。





そう言うようなテストは、本日のような雨降りの仕事。

そんな作業を黙々と行っていると、まるでオタクがおもちゃを与えらた見たいである・・・・(苦笑)

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