屋根の塗り替え・・・上塗り編

くぼた

2006年08月05日 21:58

屋根と言う場所は、壁に対して、2.5倍ほどの痛みがでると言われています。
そう考えると、一般的な塗料では、期待する耐久性の半分程度しか持たないと言う事になってしまいます。

そうなると、少しでも耐久性のある材料を選らばなければなりません。

もちろん、いくら高性能な材料を選択したところで、無理な希釈、硬化剤などの混入ミス、塗り重ね時間の無視、などなど・・・ 性能が良くなる分だけ、製品はデリケートさが増してくるとも言えますので、現場に秤を持ち込むなどして、きっちり仕事をしなければなりません。


そうして、均一に綺麗な塗膜を作る事により、耐久性にも少なからず影響がでるものだと思います。
また、上塗りを2回塗ることなどは・・・当たり前の話!

    


ちなみに今回の屋根塗装では、パラペット(屋根の横の立ち上がり部分)や、笠木(立ち上がりの頂上部分に帽子のように被っている部材)の塗装もう同時行っています。
また、案外認識の薄い部分が、屋根材から樋の部分に垂れ下がるところ。
ここは水返しの役目を果し、汚れ易く、錆などの発生すいやすい箇所となるのですが、見え難い、見えない箇所であるために、お客様にはわからないし、適当に処理しても見えないからいいか!なんて、手抜きをする業者も多いようです。

    


綺麗な艶が、果たして何年維持できるであろうか?、均一な塗膜が、果たしてどこまでの耐久性を確保できているのかわかりませんが、十分な材料選択と、しっかりとした施工。
この二つを理解し、実行することにより、初めて塗装工事の意味が出てくるのだと思います。

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