屋根を塗る

くぼた

2008年03月11日 23:07

屋根塗装の場合、外壁に比べ、紫外線や風雨による影響で、劣化の度合いは非常に大きなものとなる。

数字で表すと、よく聞く話ではあるが、南向き外壁の劣化が1年で1痛むとするならば、南向き30度の屋根の痛みは2.5となる。

     




そこで、外壁の塗料を基準としたならば、屋根に使用する塗料は随分と高いグレードの塗料を使用しないことには、到底同じ年数で塗り替えへ、とはならないのである。

今回の現場でも、外壁には1液型の水性塗料を使用し、屋根には2液型の弱溶剤系塗料を選択。

これでもまだまだ能力は不足するような気がするのだが、屋根の下地状態のことがネックで、これ以上の高性能なものは、溶剤分が強い乾燥収縮を起こすことによって、下地からの剥れ、錆止めの縮みなどの可能性が高くなる事から、選択できる範囲が限られてしまっているのです。






もちろん、それなりに持たせるために、ケレン・清掃に通常の2倍以上の手間を掛け、あえて錆止めを2回塗りする事により、塗料の厚みもつけてみたりしているのです。

また、太陽光による熱吸収のことを踏まえ、なるべく明るい色にしてみたり・・・。

出来る限り、出来るだけ、長持ちさせるための施工をするために、知恵を捻って、手間を掛け、塗料を塗りこんでいくのです。

長持ちしろよ~と・・・・・・・。


     

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