屋根を塗る
屋根塗装の場合、外壁に比べ、紫外線や風雨による影響で、劣化の度合いは非常に大きなものとなる。
数字で表すと、よく聞く話ではあるが、南向き外壁の劣化が1年で1痛むとするならば、南向き30度の屋根の痛みは2.5となる。
そこで、外壁の塗料を基準としたならば、屋根に使用する塗料は随分と高いグレードの塗料を使用しないことには、到底同じ年数で塗り替えへ、とはならないのである。
今回の現場でも、外壁には1液型の水性塗料を使用し、屋根には2液型の弱溶剤系塗料を選択。
これでもまだまだ能力は不足するような気がするのだが、屋根の下地状態のことがネックで、これ以上の高性能なものは、溶剤分が強い乾燥収縮を起こすことによって、下地からの剥れ、錆止めの縮みなどの可能性が高くなる事から、選択できる範囲が限られてしまっているのです。
もちろん、それなりに持たせるために、ケレン・清掃に通常の2倍以上の手間を掛け、あえて錆止めを2回塗りする事により、塗料の厚みもつけてみたりしているのです。
また、太陽光による熱吸収のことを踏まえ、なるべく明るい色にしてみたり・・・。
出来る限り、出来るだけ、長持ちさせるための施工をするために、知恵を捻って、手間を掛け、塗料を塗りこんでいくのです。
長持ちしろよ~と・・・・・・・。
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